お部屋の模様替えや引っ越しを機に、新しいカーテンの購入を検討しているのではないでしょうか。カーテンは窓を覆う大きな面積を占めるため、風水的にも非常に影響力の強いアイテムです。
今回は、新しいカーテンを選ぶ際に知っておきたい風水の知識と、運気を下げないための注意点について詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたのお部屋に最適なカーテン選びができるようになるでしょう。
「新しいカーテン」の風水
新しいカーテンを選ぶ際には、風水の観点から押さえておきたいポイントがあります。カーテンは外からの気の流れをコントロールする役割を持つため、色・素材・デザインの選び方が運気に大きく影響するのです。
特に重視したい風水のポイントは次の3つです。
- 方角に合わせた色選び
- 自然素材と遮光性のバランス
- 部屋の用途に応じたデザイン
これらのポイントを意識することで、良い気を取り込みながら悪い気を遮断できます。以下で詳しく見ていきましょう。
方角に合わせた色選び
カーテンの色は、窓のある方角に合わせて選ぶことが風水では基本とされています。東の窓には青や緑、南の窓には赤やオレンジ、西の窓には黄色やベージュ、北の窓には白やピンクが適しているとされます。
方角と相性の良い色を選ぶことで、その方角が持つエネルギーを最大限に活かせるのです。例えば東は成長と発展の方角なので、青や緑のカーテンで木のエネルギーを高められます。
ただし、あなたの直感や好みも尊重することが大切です。風水理論に合った色でも、見ていて気分が落ち込むようなら、別の色を選んだ方が良いでしょう。
自然素材と遮光性のバランス
カーテンの素材選びでは、自然素材を使ったものが風水的には望ましいとされています。綿や麻、シルクなどの天然繊維は良い気を通しやすく、化学繊維よりも空間に温かみをもたらすからです。
一方で、寝室など休息を必要とする場所では遮光性も重要になります。朝日が強く差し込む部屋では、自然素材のカーテンに遮光裏地を付けるという選択肢もあるでしょう。
素材の質感も運気に影響するため、実際に触れてみて心地よいと感じるものを選んでください。あなたが気持ち良いと感じる素材は、空間のエネルギーを高めてくれます。
部屋の用途に応じたデザイン
カーテンのデザインは、その部屋で何をするかによって選び分けることが風水では推奨されます。リビングには明るく活動的なデザイン、寝室には落ち着いた穏やかなデザインが適しているのです。
柄についても、大きな花柄は華やかさと豊かさを、ストライプは上昇志向と成長を象徴します。子ども部屋には元気が出る柄、書斎には集中力を高めるシンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。
デザインを選ぶ際は、部屋全体のバランスも考慮してください。カーテンだけが目立ちすぎると気の流れが乱れるため、調和を意識することが大切です。
「新しいカーテン」に関する3つの注意点
新しいカーテンを取り入れる際には、風水的に避けるべきポイントも存在します。せっかく良いカーテンを選んでも、これらの注意点を見落とすと運気を下げてしまう可能性があるのです。
特に気を付けたい注意点は次の3つです。
- 古いカーテンを放置しない
- 真っ黒なカーテンは避ける
- カーテンの長さと幅を適切にする
これらに注意することで、新しいカーテンの良い効果を最大限に引き出せます。以下で詳しく見ていきましょう。
古いカーテンを放置しない
新しいカーテンを購入したら、古いカーテンはできるだけ早く処分することが風水では勧められています。古いカーテンには長年蓄積された気が染み込んでおり、新しい運気の流れを妨げてしまうからです。
特に汚れや色あせが目立つカーテンは、停滞したエネルギーの象徴となります。新しいものと古いものを同時に保管していると、せっかくの新鮮な気が混濁してしまうのです。
古いカーテンに感謝の気持ちを持ちながら手放すことで、スムーズに新しい運気を迎え入れられます。思い出のあるカーテンなら、小さく切って別の用途に活用するのも良いでしょう。
真っ黒なカーテンは避ける
黒いカーテンは重厚感があってスタイリッシュですが、風水的には慎重に扱うべき色とされています。黒は陰の気が強く、部屋全体のエネルギーを停滞させやすいからです。
特に寝室や子ども部屋に真っ黒なカーテンを使うと、活力が失われやすくなります。どうしても黒を使いたい場合は、グレーに近いチャコール色を選ぶか、他の明るい色と組み合わせると良いでしょう。
リビングなど活動的な空間でも、黒は部分使いに留めることをおすすめします。アクセントとして黒を取り入れるなら、カーテンタッセルやトリムなど小さな部分に限定してください。
カーテンの長さと幅を適切にする
カーテンのサイズが窓に対して適切でないと、気の流れが乱れてしまいます。短すぎるカーテンは窓からの気を十分に調整できず、長すぎて床に引きずるカーテンは停滞を招くのです。
理想的な長さは、床から1センチ程度浮く長さとされています。幅については、カーテンを閉めたときに窓をしっかり覆えるだけの余裕が必要です。
オーダーメイドで作る場合は、採寸を慎重に行ってください。既製品を購入する際も、できるだけ窓のサイズに合ったものを選び、必要に応じて裾上げをすることが大切です。
運気について
新しいカーテンは、さまざまな運気に影響を与える風水アイテムです。色や素材、デザインを工夫することで、金運・恋愛運・家庭運・仕事運・健康運といった具体的な運気を高められます。
金運
金運を高めたいなら、西側の窓に黄色やゴールド系のカーテンを掛けるのが効果的です。西は金運を司る方角とされており、この方角に金色や黄色を配置することで財運が巡ってくるとされています。
素材は光沢のあるシルクやサテンを選ぶと、より豊かさのエネルギーを引き寄せられます。ただし、派手すぎるゴールドは逆に浪費を招くため、落ち着いたシャンパンゴールドなどが適しているでしょう。
レースカーテンと組み合わせる場合は、白やクリーム色を選んでください。二重の布が財を守る象徴となり、お金が出ていきにくくなります。
恋愛運
恋愛運を上げるには、寝室の窓にピンクやオレンジ系のカーテンを選ぶと良いでしょう。これらの色は愛情と情熱を象徴し、人間関係を温かくする効果があるとされています。
柄は花柄や曲線的なデザインを取り入れると、女性性と優しさのエネルギーが高まります。男性の場合でも、寝室に柔らかい印象のカーテンを使うことで、魅力が増すとされるのです。
既にパートナーがいる人は、ペアで使える同じデザインのカーテンを選ぶと関係が深まります。二人の寝室を同じ色味で統一することで、調和のエネルギーが生まれるでしょう。
家庭運
家庭運を安定させるには、リビングのカーテンにベージュやアイボリーといった落ち着いた色を選ぶことが有効です。これらの色は土のエネルギーを持ち、家族の絆を強める土台となります。
自然素材の綿や麻を使ったカーテンは、温かみのある家庭の雰囲気を作り出します。家族が集まるリビングには、誰もが心地よく感じる優しい質感のものを選んでください。
家族写真やお気に入りの風景を描いた柄のカーテンも、家庭運アップに効果的です。ただし、あまり個性的すぎる柄は避け、家族全員が受け入れられるデザインを選びましょう。
仕事運
仕事運を高めるなら、書斎や仕事部屋に青や緑のカーテンを取り入れてください。青は集中力と冷静さを、緑は成長と発展を象徴し、仕事の効率を上げる助けとなります。
ストライプ柄は上昇志向を表すため、キャリアアップを目指す人には特におすすめです。縦のラインが視線を上に導き、向上心を刺激してくれるでしょう。
遮光性の高いカーテンで作業環境を整えることも、仕事運向上につながります。外部からの余計な刺激を遮断し、集中できる空間を作ることが成功への近道です。
健康運
健康運を守るには、寝室のカーテンで朝日と夜の暗さを適切にコントロールすることが肝心です。朝はカーテンを開けて太陽の気を取り込み、夜は遮光カーテンでしっかり暗くすることで良質な睡眠が得られます。
色は淡いグリーンや柔らかいブルーがおすすめです。これらの色は心を落ち着かせ、疲労回復を促進する効果があるとされています。
天然素材のカーテンは化学物質の心配が少なく、アレルギー対策にもなります。特に麻のカーテンは通気性が良く、室内の空気を清浄に保つ助けとなるでしょう。

