お部屋に飾っている像について、風水的にどんな意味があるのか気になっていませんか。インテリアとして素敵だけれど、もしかしたら運気に影響しているかもしれないと感じている方も多いでしょう。
今回は「像」にまつわる風水の知識と、気をつけるべきポイントについて詳しくお伝えします。像は正しく取り入れることで、あなたの暮らしに良い気を呼び込む力強い存在になりますよ。
「像」の風水
像は風水において、空間のエネルギーを左右する重要なアイテムです。動物や人物、神仏など、どのような像を選ぶかによって、引き寄せる運気の種類が大きく変わってきます。
像を風水に取り入れる際に知っておきたい基本的なポイントは次の3つです。
- 像の種類によって引き寄せる気の質が異なる
- 像を置く方角と向きが運気に影響する
- 像の素材と大きさにも意味がある
これらを理解することで、あなたの願いに合った像を効果的に配置できるようになります。以下で詳しく見ていきましょう。
像の種類によって引き寄せる気の質が異なる
像が持つモチーフによって、呼び込むエネルギーの性質は大きく変わります。たとえば龍の像は強い陽の気を持ち、仕事運や成功運を高めてくれる存在です。
一方で象の像は安定と繁栄をもたらし、家庭の平和や金運アップに効果があるとされています。獅子の像は邪気を払い、家を守護する力を発揮してくれるでしょう。
また観音様や弥勒菩薩などの仏像は、心の安らぎと精神的な成長を促してくれます。自分が今どんな運気を必要としているかを考えて、像を選ぶことが何より大切です。
像を置く方角と向きが運気に影響する
像をどの方角に配置し、どちらを向けるかは風水において非常に重要な要素です。龍の像であれば東や南東に置き、玄関や窓の方を向けることで、良い気を家の中に引き込んでくれます。
象の像は玄関に置く場合、必ず家の内側を向けるように配置しましょう。これによって幸運が家の外に逃げず、内側にとどまってくれます。
獅子の像は玄関の外側に一対で置くと、邪気の侵入を防ぐ結界の役割を果たします。仏像については静かで清潔な場所を選び、北や東北といった落ち着いた方角が適しています。
像の素材と大きさにも意味がある
像の素材選びも風水では見逃せないポイントです。金属製の像は金の気を強め、財運や仕事運を活性化させます。
木製や石製の像は大地のエネルギーと結びつき、安定感と落ち着きをもたらしてくれるでしょう。陶器やガラス製の像は水の気を持ち、人間関係や創造性を高める効果があります。
また像の大きさは、その空間とのバランスが肝心です。小さな部屋に巨大な像を置くと気の流れが滞り、逆に広い空間に小さすぎる像では効果が薄れてしまいます。
「像」に関する3つの注意点
像は適切に扱えば強力な開運アイテムですが、間違った使い方をすると逆効果になることもあります。風水の観点から気をつけるべきことをしっかり理解しておきましょう。
像を飾る際に注意するべきポイントは次の3つです。
- 破損した像をそのまま置き続けない
- 像を複数置きすぎて気が乱れないようにする
- 像の手入れを怠らず清潔に保つ
これらに気をつけることで、像が持つ本来の力を最大限に引き出せます。以下で詳しく見ていきましょう。
破損した像をそのまま置き続けない
欠けたり割れたりした像は、そこから負のエネルギーが漏れ出してしまいます。風水では形が崩れたものは気の流れを乱し、運気を下げる原因になると考えられているのです。
たとえ思い出の品であっても、破損した像を飾り続けることは避けましょう。どうしても手放せない場合は、きちんと修復するか、感謝の気持ちを込めて処分することをおすすめします。
新しい像を迎え入れることで、フレッシュなエネルギーが空間に満ちていきます。像を大切にするということは、完全な状態で敬意を持って扱うことでもあるのです。
像を複数置きすぎて気が乱れないようにする
たくさんの像を一度に飾ると、それぞれが発するエネルギーが衝突して、かえって気の流れが滞ってしまいます。特に異なる種類の像を無秩序に並べると、空間全体のバランスが崩れてしまうでしょう。
風水では「少数精鋭」の考え方が基本です。本当に必要な像だけを厳選し、それぞれに適した場所を与えることで、効果が何倍にも高まります。
もし複数の像を置きたい場合は、テーマを統一するか、部屋ごとに分けて配置するとよいでしょう。一つひとつの像に意味を持たせ、丁寧に扱うことが運気アップの秘訣です。
像の手入れを怠らず清潔に保つ
埃をかぶった像や汚れた像は、停滞した気を集めてしまいます。風水において清潔さは運気の基本であり、像も例外ではありません。
定期的に柔らかい布で優しく拭き、像の周辺も掃除することを習慣にしましょう。特に細かい彫刻が施された像は埃がたまりやすいので、注意深く手入れすることが必要です。
像をきれいに保つことは、そのエネルギーを活性化させるだけでなく、あなた自身の心も整えてくれます。感謝の気持ちを込めて像と向き合う時間が、運気を高める大切な習慣になるのです。
運気について
像は正しく配置し、丁寧に扱うことで、さまざまな運気を高めてくれる頼もしい存在です。ここからは金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運といった具体的な運気との関わりについてお伝えしていきます。
金運
金運を高めたいなら、金属製の象や金色の龍の像を西の方角に置くとよいでしょう。これらの像は豊かさと繁栄のエネルギーを引き寄せ、財を家の中に留めてくれます。
玄関に金運の像を配置する場合は、必ず家の内側を向けることが鉄則です。外向きに置いてしまうと、せっかく入ってきた金運が外へ流れ出てしまいます。
また金運の像は常にピカピカに磨いておくことで、その効果が何倍にも増します。月に一度は丁寧に手入れをして、像が持つ輝きを保ちましょう。
恋愛運
恋愛運を高めるには、鳥や蝶など、つがいの像を寝室の南西に飾るのが効果的です。この配置はパートナーシップを象徴し、愛情運を呼び込んでくれます。
ハートの形をした像や、愛の女神ヴィーナスの像もよい選択肢です。ただし寝室に置く像は優しく柔らかな印象のものを選び、攻撃的な動物の像は避けましょう。
恋愛運アップの像の周りには、ピンクや白の花を添えると相乗効果が生まれます。定期的に新鮮な花を用意することで、愛のエネルギーが常に流れ続けるのです。
家庭運
家庭運を安定させたいなら、ふくろうや象といった家族愛を象徴する像がおすすめです。リビングの中心近くに配置することで、家族の絆を深める効果があります。
また亀の像は長寿と家族の繁栄を表し、家庭に平和と安定をもたらしてくれるでしょう。北の方角に置くことで、その効果がさらに高まります。
家庭運の像を選ぶ際は、家族全員が好きなデザインであることも大切です。みんなが愛着を持てる像であれば、自然と良いエネルギーが集まってきます。
仕事運
仕事運を高めるには、龍や馬の像が強力な味方になってくれます。これらを仕事部屋の東や南東に配置すると、成功と昇進のエネルギーが活性化されるのです。
獅子の像も仕事運アップに効果的で、デスクの左側に置くことで決断力と統率力が高まります。困難を乗り越える勇気とリーダーシップが自然と身についていくでしょう。
仕事運の像は、毎朝その前で深呼吸をして気持ちを整えるとより効果的です。像に自分の目標を語りかけることで、潜在意識にも働きかけることができます。
健康運
健康運を守りたいなら、鶴や亀といった長寿を象徴する像を東の方角に置きましょう。東は太陽が昇る方角であり、生命力と活力を司っています。
観音様や薬師如来などの仏像も、心身の健康を守ってくれる存在です。寝室や瞑想スペースに置くことで、心の安らぎと体の回復力が高まります。
健康運の像の周りには、グリーンの植物を配置するとさらに効果が増します。生命力あふれる自然のエネルギーと像のパワーが調和し、あなたの健康を力強くサポートしてくれるでしょう。

