「北側の花」の風水と3つの注意点

家の北側に花を飾ることを考えたとき、何となく暗い印象や育てにくさを感じることはありませんか。風水において北側は水の気を持つ方位で、花との相性を悩む方も多いものです。しかし実は、適切な方法で花を飾れば、北側が持つ潜在的な力を引き出すことができるのです。

今回は北側に花を飾る際の風水的なポイントと、避けるべき3つの注意点について詳しく解説します。この記事を読むことで、北側の空間を運気アップの場に変える具体的な方法がわかります。最後まで読み進めて、あなたの生活環境をより良いものにしていきましょう。

「北側の花」の風水

北側に花を飾る際の風水的なポイントは、方位の特性を理解した上で植物を選ぶことです。北は水の気が強く、落ち着きと冷静さをもたらす方位ですが、同時に陽のエネルギーが不足しがちな場所でもあります。北側の花選びで重視すべきポイントは次の3つです。

  • 白い花で浄化作用を高める
  • 陰の気を補う葉物を活用する
  • 鉢の素材で水の気を調節する

これらのポイントを押さえることで、北側の持つ水の気と花のエネルギーが調和し、空間全体の気の流れがスムーズになります。それぞれのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう

白い花で浄化作用を高める

北側に飾る花として白い花色は特に効果的です。風水において白色は金の気を表し、北の水の気と相性が良い組み合わせとなります。白い花には空間の浄化作用があり、淀んだ気を清らかなエネルギーに変えてくれる効果が期待できます。

具体的な花の種類としては、白いユリやスイートピー、ジャスミンなどがおすすめです。これらの花は北側の落ち着いた雰囲気によく調和し、上品で清楚な印象を与えます。花びらが透き通るような白さを持つ品種ほど、浄化効果が高いと考えられています。

白い花を北側に飾ることで、仕事運や勉強運の向上にもつながります。北側は職業的な成功や知的な活動に関わる方位であるため、集中力を高めたい書斎や仕事場が北側にある場合は、特に効果的です。定期的に花を生け替えることで、新鮮な気を保つことができます。

陰の気を補う葉物を活用する

北側は陽の気が不足しがちなため、緑の葉物を一緒に飾ることでバランスを取ることが重要です。葉物植物は陰の気を補い、北側の持つ静かなエネルギーと調和します。花だけではなく、葉の美しさも楽しめる植物を選ぶと良いでしょう。

観葉植物としては、パキラやポトス、サンセベリアなどが適しています。これらの植物は比較的日陰に強く、北側の光環境でも育てやすい特性を持っています。葉に白や銀色の斑が入っている品種は、金の気を強化するためさらに効果的です。

葉物を活用する際は、葉の形状にも注目してください。先の尖った葉よりも、丸みを帯びた葉やハート型の葉を持つ植物の方が、北側の穏やかな気質に合います。葉の艶やかさも気の流れの良さを表しているため、こまめに葉拭きして清潔に保つことが大切です。

鉢の素材で水の気を調節する

北側に花を飾る際、植物自体だけでなく鉢の素材にも気を配ることが大切です。鉢の素材によって、北側の水の気を強化したり調節したりすることができます。風水では素材ごとに五行の属性が異なり、方位との相性を考慮する必要があります。

北側に適している鉢の素材は、金属製や陶器製です。金属製の鉢は金の気を表し、北の水の気を生かす相生の関係にあります。陶器製は土の気を含みますが、程よく水の気を調節してくれる効果があります。プラスチック製の鉢は水の気を強めすぎる可能性があるため注意が必要です。

鉢の色選びも重要なポイントです。白色や金色、薄い灰色などの金属色系が北側には最も適しています。これらの色は金の気を表し、北の水の気を良好な方向に導きます。鉢のデザインはシンプルで洗練されたものを選ぶと、北側の気品あるエネルギーをさらに高めることができます。

「北側の花」に関する3つの注意点

北側に花を飾る際には、風水的に避けるべきポイントもいくつかあります。これらの注意点を理解しておくことで、思わぬ運気の低下を防ぐことができます。特に気をつけるべき注意点は次の3つです。

  • 枯れた花を放置しない
  • 赤い花の多用を避ける
  • 水量の多い花瓶に注意

これらの注意点を守ることで、北側の花が持つポジティブな効果を最大限に引き出せます。それぞれの理由と対処法について、以下で詳しく見ていきましょう

枯れた花を放置しない

北側に飾った花が枯れた場合、すぐに取り換えることが最も重要です。枯れた花は陰の気を強め、北側本来の持つ活気を失わせてしまいます。風水において枯れた植物は停滞した気の象徴であり、その場所のエネルギー循環を妨げる原因となります。

花が枯れ始める前に、こまめに手入れをして長持ちさせる工夫も必要です。水替えを定期的に行い、傷んだ葉や花びらは早めに取り除きます。北側は日光が少ないため、一般的な場所よりも花の寿命が短くなることを理解しておきましょう。

生花がすぐに枯れてしまう場合は、造花やドライフラワーを検討するのも一つの方法です。ただし、造花でもほこりがたまると気の流れが悪くなるため、定期的な清掃が欠かせません。本来は生花の持つ生き生きとした気が最も効果的であることを覚えておいてください。

赤い花の多用を避ける

北側に赤い花を飾りすぎることは、風水的には好ましくない組み合わせです。赤色は火の気を強く表し、北の水の気と相克の関係にあります。この組み合わせは気の衝突を生み、落ち着きが必要な北側の空間に不穏なエネルギーをもたらす可能性があります。

どうしても赤い花を飾りたい場合は、アクセントとして少量を使用する程度に留めましょう。メインは白や淡い色の花とし、赤い花はあくまで引き立て役として配置します。また、赤い花を飾る場合は、緑の葉物を多めに一緒に飾ることでバランスを取ることができます。

北側に適した色合いは、白、シルバー、淡いブルー、薄いピンクなどです。これらの色は北の水の気と調和し、穏やかで落ち着いた気を醸し出します。花色を選ぶ際は、その色が持つエネルギーの特性と方位の気の関係を考慮することが必要です。

水量の多い花瓶に注意

北側に花を飾る際、水量の多すぎる花瓶は避けるべきです。北側はもともと水の気が強い方位であるため、過剰な水の気によってバランスを崩す危険性があります。特に大きな花瓶にたくさんの水を入れて飾ることは、北側の特性を強めすぎる結果につながります。

花瓶選びのコツは、サイズが大きすぎず、シンプルなデザインのものを選ぶことです。背の高い細身の花瓶よりも、ずんりとした安定感のある形状の花瓶が北側には適しています。水の量は必要最小限にし、花がしっかり吸水できる程度に調整しましょう。

花瓶の置き場所にも配慮が必要です。北側の部屋の中央やドアの真正面に花瓶を置くことは避け、隅や壁際に置くことで気の流れをスムーズに保てます。花瓶の下にコースターやトレーを敷くことで、水の気を適度に遮断する効果も期待できます。

運気について

北側に花を飾る方法を工夫することで、様々な運気の向上につなげることができます。風水では方位と運気には深い関係があり、北側は特に特定の運気と強く結びついています。適切な花選びと配置によって、あなたの生活に良い気を取り入れましょう。

金運

北側に白い花を飾ることは、金運アップに直接的に結びつきます。風水において北は水の気を持ち、水は金を生むという相生の関係にあるからです。白い花は金の気を強化し、経済的な流れをスムーズにする効果が期待できます。

金運を高めるためには、花の他に金属製のアクセサリーを一緒に飾る方法も効果的です。例えば、花瓶の近くに金属製の風鈴やオブジェを置くことで、金の気をさらに強化できます。ただし、装飾品はあくまで控えめにし、花が主役となるバランスを保つことが大切です。

北側の花に関連した金運アップの習慣として、財布を北側の部屋に保管する方法もあります。花の清らかな気に包まれた環境で財布を保管することで、お金の出入りが良好になるとされています。ただし、財布は直接花や水に触れない位置に置くように注意してください。

恋愛運

北側の花は、落ち着いた深い愛情を育む恋愛運にも影響を与えます。北の水の気は情緒や感受性を表し、パートナーシップの基盤となる信頼関係を強化する働きがあります。白や淡いピンクの花が、穏やかで安定した恋愛運をサポートします。

恋愛運を高めるには、花を一輪だけではなく、二輪対で飾ることをおすすめします。対になる花を飾ることで、調和のとれた関係性を象徴し、良いパートナーシップを引き寄せます。花の種類はバラやカーネーションなど、愛情を表す花が特に効果的です。

北側に花を飾る際、ほのかな香りを持つ花を選ぶことも恋愛運アップにつながります。ジャスミンやスイートピーなどの香りは、官能的でありながら上品な雰囲気を醸し出し、恋愛における感受性を高めてくれます。香りが強すぎない品種を選ぶことが長続きさせるコツです。

家庭運

北側に花を飾ることで、家庭内の調和と安らぎを促進する家庭運が向上します。北側は家族の絆や内面的なつながりを表す方位であり、適切な花を飾ることで家族関係がより緊密になります。落ち着いた色合いの花が、家庭内の平和を守ります。

家庭運を高めるには、家族全員が楽しめる花を選ぶことがポイントです。個人的な好みだけでなく、家族全体のエネルギーに調和する花を選びましょう。葉物を多めに取り入れることで、家族の基盤を安定させ、結束を強める効果が期待できます。

北側の花を家族みんなで世話することも、家庭運アップに効果的です。花の手入れを通して家族の協力関係が深まり、共通の話題が生まれます。花の成長と共に家族の絆も育っていくという意識を持って、大切に世話を続けることが大切です。

仕事運

北側はキャリアや社会的な成功に関わる仕事運を司る方位です。北側に花を飾ることで、仕事上の集中力や持続力が高まり、着実なキャリアアップが期待できます。白い花の清らかな気が、仕事に対する純粋な意欲を引き出してくれます。

仕事運を強化するためには、北側に仕事に関する物と花を一緒に配置する方法があります。例えば、書斎のデスクや本棚の近くに花を飾ることで、知的生産性が向上します。ただし、花が仕事の邪魔にならない位置に配置するよう注意が必要です。

北側の花を仕事運に結びつけるもう一つの方法は、花を通して直觉力を高めることです。北側の水の気はインスピレーションや直感に関わり、クリエイティブな仕事をする方には特に効果的です。定期的に花を眺める時間を作ることで、新しいアイデアが浮かびやすくなります。

健康運

北側に花を飾ることは、特に腎臓や膀胱など水に関連した臓器の健康運に良い影響を与えます。風水では身体の部位と方位が対応しており、北側は水分代謝に関わる器官と深い関係があるとされています。清らかな花の気が、体内の浄化を促進します。

健康運を高めるには、花の生命力を最大限に活かすことが重要です。生き生きとした元気な花を選び、常に新鮮な状態を保つよう心がけましょう。花の元気がそのままあなたの健康状態に反映されると考え、枯れかけた花は早めに取り換える習慣をつけてください。

北側の花を通した健康運アップでは、花の色と健康効果の関係も理解しておくと良いでしょう。白い花は全身の浄化に、淡いブルーの花は精神の安定に、薄いグリーンの花は肉体の回復に効果的です。自分の健康状態に合わせて、花の色を選ぶことも一つの方法です。

「北側の花」の風水アイテム

「北側の花」の風水と親和性の高いアイテムはムーンストーンのスフィアです。

ムーンストーンのスフィアは、願望を満月のように成就させると言われています。というのも、球体が「完成」や「円満」を表し、願い事が欠けることなく実るようにエネルギーを増幅させるからです。

ムーンストーンのスフィアを窓辺で月光浴させ、願いを込めることを目指してみましょう。きっと夢が現実に近づき、満ち足りた幸福感を味わえるはずです。

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