年が明けて新しいカレンダーを用意したものの、去年のカレンダーをどう扱えばいいのか迷っていませんか。気に入ったデザインだからそのまま飾っておきたい、記念に取っておきたい、でも風水的に大丈夫なのかと不安になる気持ち、とてもよくわかります。
今回は、去年のカレンダーにまつわる風水の考え方と、運気を下げないための注意点について詳しくお伝えします。正しい知識を身につけることで、あなたの空間をより良い気で満たし、新しい年を気持ちよくスタートできるようになりますよ。
「去年のカレンダー」の風水
風水では、カレンダーは時間の流れを象徴する重要なアイテムとして位置づけられています。去年のカレンダーに関して押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 古い時間のエネルギーが宿る
- 空間の気の流れを停滞させる
- 過去への執着を生み出す
これらのポイントを理解することで、カレンダーとの適切な付き合い方が見えてきます。以下で詳しく見ていきましょう。
古い時間のエネルギーが宿る
風水の考え方では、カレンダーは単なる日付を示す道具ではなく、時間そのもののエネルギーを宿すものとされています。去年のカレンダーには、その一年間に起きた出来事や感情、さまざまな気が染み込んでいるのです。
新しい年が始まったにもかかわらず、古いカレンダーを目につく場所に置いておくと、過去の時間のエネルギーが現在の空間に影響を及ぼします。これは、新しい年の新鮮な気の流れを妨げてしまう原因になるのです。
特に、その年に辛いことや悲しいことがあった場合、カレンダーにはネガティブなエネルギーが強く残っている可能性があります。新たな気持ちで一年を始めるためにも、古いエネルギーとは適切に距離を置くことが望ましいのです。
空間の気の流れを停滞させる
風水において、気は常に流れ、循環することで空間に良い影響をもたらします。去年のカレンダーを飾り続けることは、この気の流れを停滞させる大きな要因となってしまいます。
時間の流れと気の流れは密接に関係しており、現在と過去が混在する状態は空間のエネルギーバランスを崩します。あなたの部屋に古いカレンダーがあると、そこだけ時間が止まったような状態になり、新しい運気が入ってきにくくなるのです。
さらに、カレンダーは壁に掛けられることが多いため、視覚的にも目に入りやすい位置にあります。無意識のうちに過去の日付を目にすることで、心理的にも前に進む力が弱まってしまう可能性があるのです。
過去への執着を生み出す
去年のカレンダーを手元に置き続けることは、知らず知らずのうちに過去への執着を強めることにつながります。風水では、執着は運気の流れを妨げる大きな障害と考えられているのです。
思い出深いカレンダーであればあるほど、手放すことに抵抗を感じるかもしれません。しかし、過去に心を縛られた状態では、新しいチャンスや出会いを受け入れる余裕が生まれにくくなってしまいます。
風水の基本は、常に新しいエネルギーを取り入れ、古いものを手放すことで循環を生み出すことです。カレンダーも例外ではなく、一年という区切りを大切にして、感謝の気持ちとともに手放すことが、あなた自身の成長と運気の向上につながります。
「去年のカレンダー」に関する3つの注意点
去年のカレンダーを扱う際に、風水の観点から特に気をつけていただきたい注意点は次の3つです。
- 玄関や寝室には絶対に置かない
- 写真やメモを貼ったまま保管しない
- 処分のタイミングを逃さない
これらの注意点を守ることで、運気の低下を防ぎ、良い気の流れを保つことができます。以下で詳しく見ていきましょう。
玄関や寝室には絶対に置かない
玄関は家全体の気の入り口であり、風水において最も重要な場所のひとつです。ここに去年のカレンダーがあると、新しい運気が入ってくる際に古いエネルギーとぶつかり合い、良い気が家の中に流れ込みにくくなってしまいます。
寝室も同様に、あなたが一日の疲れを癒し、明日への活力を養う大切な空間です。古いカレンダーが寝室にあると、睡眠中に過去のエネルギーの影響を受け続けることになり、心身のリフレッシュが妨げられてしまいます。
もし現在、これらの場所に去年のカレンダーがある場合は、できるだけ早く移動させるか処分することをおすすめします。特に玄関は家族全員の運気に影響する場所なので、優先的に対処してください。
写真やメモを貼ったまま保管しない
カレンダーに家族の写真や予定のメモ、大切な人からのメッセージなどを貼り付けていた方も多いのではないでしょうか。しかし、それらを貼ったまま保管すると、写真やメモに宿るエネルギーまでもが古い時間に閉じ込められてしまいます。
特に人の顔が写った写真は、その人自身のエネルギーと強く結びついています。古いカレンダーと一緒に放置することで、写っている人の運気にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
もしどうしても保管したいメモや写真がある場合は、カレンダーから丁寧に剥がし、新しいアルバムやノートに移し替えましょう。こうすることで、大切な思い出を守りながらも、古い時間のエネルギーからは切り離すことができます。
処分のタイミングを逃さない
風水では、物事には適切なタイミングがあると考えられています。カレンダーの場合、新しい年が始まったら、できるだけ早めに処分することが理想的です。
遅くとも旧正月や節分までには処分を済ませるようにしましょう。この時期は、新しい年のエネルギーが本格的に動き始めるタイミングであり、古いものを手放すには最適な時期なのです。
処分する際は、一年間お世話になったことへの感謝の気持ちを込めて、丁寧に扱ってください。紙類として自治体の分別ルールに従って捨てるか、神社のお焚き上げに出すのも良い方法です。感謝とともに手放すことで、あなた自身の心も軽くなり、新しい運気を受け入れる準備が整います。
運気について
去年のカレンダーの扱い方は、あなたのさまざまな運気に影響を与えます。適切に対処することで運気の流れがスムーズになり、反対に放置すると運気の停滞を招いてしまうのです。
金運
古いカレンダーをそのままにしておくと、お金の流れにも悪影響が出てきます。風水では、時間の停滞は金運の停滞に直結すると考えられているからです。
新しいカレンダーに切り替え、古いものを適切に処分することで、お金の巡りが良くなります。特に、カレンダーを飾る場所を家の北西方位にすると、金運アップの効果が高まります。
また、新しいカレンダーには金運に関する目標や願いを書き込むのもおすすめです。具体的な金額や貯蓄目標を記入することで、実現に向けたエネルギーが集まりやすくなります。
恋愛運
恋愛運において、過去への執着は新しい出会いや関係の発展を妨げる最大の障害です。去年のカレンダーを手放せないでいると、無意識のうちに過去の恋愛や人間関係に縛られてしまいます。
新しいカレンダーに切り替えることで、あなたの心にも新鮮な風が吹き込み、新しい出会いを引き寄せる準備が整います。特に、ピンクや淡いオレンジ色のカレンダーを選ぶと、恋愛運がさらに高まります。
既にパートナーがいる方は、二人の記念日や大切な予定を新しいカレンダーに書き込みましょう。未来への期待とワクワク感が、関係をより良いものへと導いてくれます。
家庭運
家庭運は、家全体のエネルギーバランスに大きく左右されます。去年のカレンダーが複数の部屋に残っていると、家族それぞれの時間感覚がずれ、コミュニケーションに齟齬が生まれやすくなるのです。
家族全員が同じ新しいカレンダーを共有することで、一体感が生まれ、家庭内の調和が保たれます。リビングなど家族が集まる場所に、見やすく明るいデザインのカレンダーを飾りましょう。
さらに、家族の誕生日や記念日、楽しいイベントの予定をカレンダーに書き込んで共有することで、家族の絆が深まります。前向きな予定で満たされたカレンダーは、家庭に幸せなエネルギーを運んでくれます。
仕事運
仕事運を高めるには、常に前を向いて進む姿勢が欠かせません。去年のカレンダーがデスク周りにあると、過去の失敗や後悔に意識が向きやすくなり、新しいチャレンジへの意欲が減退してしまいます。
職場や自宅の仕事スペースには、必ず今年の新しいカレンダーを置きましょう。シンプルで機能的なデザインのものを選ぶと、集中力が高まり、効率的に仕事を進められます。
また、目標達成の期限や重要なプロジェクトのマイルストーンをカレンダーに明記することで、実現に向けたエネルギーが強まります。達成した項目には赤ペンでチェックを入れるなど、成功を視覚化する工夫も効果的です。
健康運
健康運は、心と体の両方のエネルギー状態によって決まります。去年のカレンダーがあると、過去の病気や不調の記憶が空間に残り続け、健康面での不安を引きずりやすくなるのです。
新しいカレンダーに切り替えることで、心機一転、健康な一年を送るという前向きな意識が芽生えます。カレンダーには、運動の予定や健康診断の日程、リラックスできる時間などを書き込んで、自分の体を大切にする習慣を作りましょう。
特に寝室のカレンダーは健康運に直結するため、必ず今年のものに交換してください。良質な睡眠が取れる環境を整えることで、心身ともに健やかな毎日を過ごせるようになります。

