「鏡・テレビ」の風水と3つの注意点

鏡やテレビの置き場所に悩んでいませんか。これらは日常生活に欠かせないアイテムですが、風水では気の流れに大きな影響を与える存在として知られています。

今回は、鏡とテレビにまつわる風水の知識と注意点をわかりやすく解説します。正しい配置を知ることで、あなたの暮らしに良い気を呼び込むことができるでしょう。

「鏡・テレビ」の風水

鏡とテレビは、風水において「反射するもの」として共通の性質を持ち、気の流れを大きく変える力があります。これらのアイテムを扱う上で押さえておきたいポイントは次の3つです。

• 気を跳ね返す反射の性質
• 陰の気を増幅させる作用
• 配置する方位による影響

それぞれの性質を理解することで、より良い住環境を整えることができます。以下で詳しく見ていきましょう。

気を跳ね返す反射の性質

鏡もテレビも、その表面が光を反射するため、風水では気を跳ね返す性質を持つとされています。玄関に入ってきた良い気が鏡に当たると、そのまま外へ押し戻されてしまうのです。

特に玄関の正面に鏡を置くと、せっかく家に入ろうとする幸運が跳ね返されてしまいます。同じように、テレビの画面も消えている時は黒い鏡のようなものですから、同様の作用が働きます。

これらのアイテムを配置する際は、入口や窓の正面を避けることが基本になります。気の流れを遮らない場所を選ぶことで、家全体に良い気が巡るようになるのです。

陰の気を増幅させる作用

鏡とテレビは、映し出すものを倍増させる働きがあります。美しい景色や明るい光を映せば良い気が増えますが、暗い場所や乱雑な空間を映すと陰の気が増幅されてしまうのです。

寝室に大きな鏡やテレビがあると、休息のための陰の気がさらに強まってしまいます。その結果、朝起きても疲れが取れなかったり、憂鬱な気分になったりすることがあるでしょう。

反射するものの周囲は常に清潔に保ち、美しいものが映り込むように工夫することが大切です。観葉植物や花を近くに置くことで、良い気を倍増させることができます。

配置する方位による影響

風水では、鏡やテレビを置く方位によって、もたらされる運気が変わってきます。東や南東は成長と発展の方位ですから、ここに鏡を置けば良い気が広がりやすくなるのです。

逆に、北や北東といった方位に鏡やテレビを置くと、冷たい気が増幅されて健康運に悪影響を及ぼします。また、西に置くと金運が流れ出てしまうため、避けた方が良いでしょう。

方位を意識した配置を心がけることで、あなたの望む運気を効果的に高めることができます。部屋の間取りと相談しながら、最適な場所を見つけてください。

「鏡・テレビ」に関する3つの注意点

鏡とテレビを家に置く際、風水の観点から気をつけるべきことがあります。これらの注意点を守ることで、運気の低下を防ぐことができるのです。

• 寝姿が映り込む配置を避ける
• 汚れたまま放置しない
• 使わない時は布で覆う

どれも日常生活で実践しやすいものばかりですから、ぜひ取り入れてみてください。以下で詳しく見ていきましょう。

寝姿が映り込む配置を避ける

寝室の鏡やテレビに、寝ている自分の姿が映り込む配置は避けるべきです。風水では、眠っている間に魂が体を離れて休息すると考えられており、鏡に映ると魂が迷ってしまうとされています。

また、寝ている姿が映ることで、無意識のうちに気が散ってしまい、深い眠りが妨げられます。その結果、疲労が蓄積したり、悪夢を見やすくなったりするのです。

ベッドの位置を変えるか、鏡やテレビの向きを調整して、寝姿が映らないようにしましょう。どうしても難しい場合は、就寝時に布をかけるだけでも効果があります。

汚れたまま放置しない

鏡やテレビの表面が汚れていると、良い気が濁ってしまいます。ほこりや指紋がついたままでは、反射する気も曇ったものになり、運気を下げる原因になるのです。

特にテレビは静電気でほこりを引き寄せやすく、気づかないうちに汚れが溜まっていきます。汚れた画面は見た目にも美しくありませんし、風水的にも良くありません。

週に一度は柔らかい布で優しく拭き、いつも清潔な状態を保つようにしましょう。ピカピカに磨かれた表面は、良い気を鮮やかに反射してくれます。

使わない時は布で覆う

テレビを見ていない時や、使っていない鏡は、布で覆っておくことをおすすめします。反射する表面が常に露出していると、必要以上に気を跳ね返してしまうからです。

寝室のテレビは特に、就寝時には必ず布をかけるようにしましょう。薄手の布でも十分ですから、インテリアに馴染む色柄を選べば見た目も気になりません。

こうした小さな習慣が、気の流れを整え、あなたの運気を守ることにつながります。面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば自然にできるようになるでしょう。

運気について

鏡とテレビは、適切に配置することで様々な運気を高めることができます。それぞれの運気との関わりを理解し、工夫を取り入れることで、あなたの暮らしはより豊かになっていくでしょう。

金運

玄関の左側に鏡を置くと、金運を呼び込む効果があるとされています。入ってきた財運が鏡で増幅され、家全体に広がっていくのです。

ただし、鏡が汚れていたり、映り込むものが乱雑だったりすると、逆効果になってしまいます。玄関周りは常に整理整頓し、明るく清潔な状態を保ちましょう。

テレビは西側に置かないことが金運アップの秘訣です。西は金運に関わる方位ですが、テレビの強い電磁波が金運を乱してしまうため、避けた方が良いでしょう。

恋愛運

寝室の鏡は、恋愛運に深く関わっています。南東の方位に丸い鏡を置くと、良縁を引き寄せる力が高まるのです。

ただし、ベッドに寝姿が映る位置は避け、鏡には常に美しい花や観葉植物が映り込むようにしましょう。愛情を象徴するピンクの花を飾ると、さらに効果的です。

テレビからは恋愛番組やドラマを通じて、恋愛運を高めるエネルギーを受け取ることができます。楽しい気持ちで視聴することが、あなたの魅力を引き出すことにつながるでしょう。

家庭運

リビングの鏡やテレビは、家族のコミュニケーションに影響を与えます。食卓が映る位置に鏡を置くと、家族団らんの時間が豊かになり、絆が深まるのです。

テレビは家族が集まる場所に置き、みんなで楽しめる番組を選ぶようにしましょう。ただし、食事中はテレビを消して、会話を大切にすることが家庭運を高める秘訣です。

鏡もテレビも、家族の笑顔が映り込むような配置を心がけてください。明るく温かな雰囲気が反射されることで、家全体に幸せな気が満ちていきます。

仕事運

書斎や仕事部屋の鏡は、集中力と創造性を高める効果があります。東側に小さめの鏡を置くと、朝日のエネルギーが増幅されて、やる気が湧いてくるでしょう。

ただし、デスクに向かって座った時に自分の姿が映る位置は避けてください。自分の姿が気になって、仕事に集中できなくなってしまいます。

テレビから情報番組やニュースを通じて、仕事に役立つ知識を得ることができます。朝の時間帯に前向きな番組を見ることで、一日を活動的にスタートできるでしょう。

健康運

鏡に映る自分の姿は、健康状態を映し出す大切な指標になります。毎朝、明るい自然光の下で鏡を見て、顔色や表情をチェックする習慣をつけましょう。

洗面所の鏡は特に清潔に保ち、明るい照明の下で使うようにしてください。暗い場所で見る自分の姿は、実際よりも不健康に見えて、気持ちまで沈んでしまいます。

テレビの見過ぎは健康運を下げる原因になりますから、視聴時間を決めて適度に楽しみましょう。体を動かす番組を見ながらストレッチをすれば、運動不足の解消にもつながります。