鏡には悪い気を跳ね返す力があると聞いて、気になっているかもしれません。玄関先や寝室に鏡を置くことで、本当に邪気を防げるのか、疑問に思っているのではないでしょうか。
今回は「鏡で跳ね返す」という風水の考え方について、その意味や活用法、そして注意するべきポイントを詳しく解説します。正しい知識を身につけることで、鏡を味方につけた快適な暮らしを手に入れられるでしょう。
「鏡で跳ね返す」の風水
鏡は風水において、気の流れを変える力を持つ重要なアイテムです。悪い気を跳ね返したり、良い気を取り込んだりする働きがあると考えられています。
鏡で跳ね返す風水で押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 邪気を跳ね返す鏡の配置
- 良い気を増幅させる鏡の使い方
- 鏡が持つ浄化作用
これらを理解することで、鏡を効果的に活用できるようになります。以下で詳しく見ていきましょう。
邪気を跳ね返す鏡の配置
鏡には外部から入ってくる悪い気を跳ね返す力があります。特に玄関は家の中に気が入ってくる入口ですから、鏡の配置には気を配りたいところです。
玄関の外側に鏡を向けて置くと、外からの邪気を跳ね返すことができます。ただし、玄関の正面に鏡を置いてしまうと、良い気まで跳ね返してしまうため避けるべきです。
玄関ドアを開けて右側または左側の壁に鏡を配置するのが理想的とされています。これにより悪い気だけを選んで跳ね返し、良い気は家の中へ招き入れられるのです。
良い気を増幅させる鏡の使い方
鏡は映し出すものを倍増させる効果を持っています。風水では、良いものを映すことでその良い気を増幅させられると考えられているのです。
たとえば観葉植物や美しい花、きれいに整理された空間を鏡に映すことで、その場の良い気を2倍にできます。明るい窓を映せば、光のエネルギーも増幅されるでしょう。
リビングやダイニングに鏡を置く際は、何を映すかを意識してください。家族が笑顔で集まる食卓を映せば、家庭の和やかな雰囲気がさらに高まります。
鏡が持つ浄化作用
鏡には空間の気を浄化する働きもあります。鏡面が光を反射することで、停滞していた気を動かし、空間全体のエネルギーを活性化させるのです。
暗くて気が淀みやすい廊下や階段に鏡を置くと、その場の気の流れが改善されます。鏡が光を反射して明るさをもたらすことで、空間全体が清々しい雰囲気に変わるでしょう。
定期的に鏡を磨くことも浄化作用を高めるために欠かせません。汚れた鏡では十分な効果が得られないため、常に清潔に保つことを心がけてください。
「鏡で跳ね返す」に関する3つの注意点
鏡で跳ね返す風水を実践する際には、いくつか気をつけるべきことがあります。間違った使い方をすると、かえって運気を下げてしまうこともあるのです。
鏡で跳ね返す風水における注意点は次の3つです。
- 寝姿を映す鏡の配置は避ける
- 複数の鏡を向かい合わせにしない
- 割れた鏡や曇った鏡は使わない
これらのポイントを守ることで、鏡の持つ良い効果だけを受け取れます。以下で詳しく見ていきましょう。
寝姿を映す鏡の配置は避ける
寝室に鏡を置く場合、寝ている自分の姿が映り込まないように配置することが重要です。寝ている間に鏡が自分を映すと、気が乱れて安眠を妨げてしまいます。
風水では睡眠中に人は気を補充すると考えられています。しかし鏡に寝姿が映ると、その気が鏡に吸い取られたり跳ね返されたりして、十分な休息が取れなくなるのです。
ベッドの位置を変えるか、鏡に布をかけるなどの工夫をしてください。質の良い睡眠を確保することが、あなたの運気を保つために何よりも優先されるべきです。
複数の鏡を向かい合わせにしない
2枚以上の鏡を向かい合わせに配置すると、気が鏡の間を行ったり来たりして混乱してしまいます。これは風水において避けるべき配置とされているのです。
鏡同士が向かい合うと、映像が無限に反射し合う状態になります。この状態は気の流れを不安定にし、その空間にいる人の心も落ち着かなくなってしまうでしょう。
洗面所やクローゼットなど、複数の鏡がある場所では配置に注意が必要です。どうしても向かい合わせになる場合は、片方の鏡を別の場所に移すか、角度を変えて直接向き合わないようにしてください。
割れた鏡や曇った鏡は使わない
ひびが入った鏡や曇りのある鏡は、良い気を跳ね返す力を失っています。それどころか、破損した鏡は悪い気を引き寄せてしまうと考えられているのです。
鏡の状態は、そのまま運気の状態を表しています。美しく磨かれた鏡は良い気を呼び込みますが、汚れた鏡や壊れた鏡は運気を下げる原因になるでしょう。
鏡にひびを見つけたら、すぐに新しいものと交換してください。また日々の手入れとして、鏡を柔らかい布で拭いて輝きを保つことが、風水効果を維持するためには欠かせません。
運気について
鏡で跳ね返す風水は、様々な運気に影響を与えます。鏡の配置や使い方を工夫することで、金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運のすべてを高められるのです。
金運
鏡は金運を増幅させる力を持っています。財布や通帳など、お金に関係するものを鏡に映すことで、金運を2倍にできると考えられているのです。
玄関の左側に鏡を置くと、入ってくる財運を家の中に留めやすくなります。また財布を一時的に置く場所の近くに小さな鏡を配置すれば、お金が貯まりやすくなるでしょう。
ただし鏡に散らかった部屋や不要な物を映すと、逆に金運を下げてしまいます。鏡の周りは常に整理整頓を心がけ、豊かさを象徴するものだけを映すようにしてください。
恋愛運
恋愛運を高めたいなら、寝室の鏡の使い方が鍵になります。ただし先ほど述べたように、寝姿を映さない位置に置くことが前提です。
ドレッサーの鏡で毎日自分を整える習慣をつけると、自己肯定感が高まって魅力が増します。鏡に映る自分に笑顔で語りかけることで、前向きなエネルギーが満ちてくるでしょう。
丸い形の鏡は特に恋愛運を高める効果があるとされています。寝室やリビングに丸い鏡を飾ることで、人間関係が円滑になり、良縁を引き寄せやすくなるのです。
家庭運
家族が集まるリビングやダイニングに鏡を配置すると、家庭運が上がります。食卓を映す位置に鏡を置けば、家族の絆や豊かさが倍増するでしょう。
鏡が家族全員の笑顔を映し出すことで、和やかな雰囲気が家中に広がります。特に家族写真や思い出の品を鏡に映すと、家庭内のコミュニケーションが活発になるのです。
リビングの鏡は大きすぎないサイズを選んでください。程よい大きさの鏡が、家族それぞれの存在を尊重しながら、全体の調和を保つ役割を果たします。
仕事運
仕事運を高めるには、デスク周りに小さな鏡を置くのが効果的です。パソコンの近くに鏡を配置すると、集中力が高まり、良いアイデアが浮かびやすくなります。
玄関の右側に鏡を置くと、仕事上の良い人脈や機会を引き寄せられます。出かける前に鏡で身だしなみを整える習慣をつければ、専門的な印象を保てるでしょう。
ただし仕事部屋の鏡が自分の背中を映す位置にあると、集中力が削がれてしまいます。鏡は自分の正面か斜め前に配置し、作業中の自分の姿が映らないように注意してください。
健康運
鏡には心身のバランスを整える効果があります。毎朝鏡で自分の顔色や表情をチェックすることで、体調の変化に早く気づけるようになるのです。
洗面所の鏡を常にきれいに保つことは、健康運の維持に直結しています。清潔な鏡に映る自分を見ることで、心が落ち着き、ストレスが軽減されるでしょう。
全身を映せる姿見を寝室に置くと、姿勢や体型の変化を意識できます。鏡を通して自分の身体と向き合う習慣が、健康への意識を高め、より良い生活習慣につながるのです。

