鏡を新しく購入したり、部屋の模様替えをしたりする際に、鏡のフレームの色をどう選べば良いのか迷っていませんか。実は、鏡の色は風水において想像以上に大きな意味を持っており、選び方次第であなたの運気を左右する要素になります。
今回は、鏡の色に関する風水の知識と、選ぶ際の注意点について詳しくご紹介していきます。この記事を読めば、あなたの目的や願いに合った鏡の色を自信を持って選べるようになるでしょう。
「鏡の色」の風水
風水において鏡の色は、その鏡が持つエネルギーの質を決定づける重要な要素です。鏡の色によって引き寄せる運気の種類が変わり、置く場所との相性も大きく異なります。鏡の色に関する風水の基本的なポイントは次の3つです。
- フレームの色が持つ五行の属性
- 色と方位の相性による運気への影響
- 鏡を置く空間との調和
これらのポイントを押さえておくことで、鏡の色を効果的に活用できるようになります。以下で詳しく見ていきましょう。
フレームの色が持つ五行の属性
風水の基本となる五行思想では、すべての色がいずれかの属性に分類されます。例えば、金色や銀色は金の気、茶色やベージュは土の気、黒やグレーは水の気を持っています。
鏡のフレームの色を選ぶ際は、この五行の属性を意識することが欠かせません。あなたが高めたい運気や、鏡を置く部屋の目的に合わせて、適切な属性の色を選ぶことで、鏡の持つパワーを最大限に引き出せます。
色の五行属性を理解しておけば、自然とバランスの取れた空間づくりができるようになります。迷ったときは、あなたの生年月日から導き出される相性の良い属性の色を選ぶのも良い方法です。
色と方位の相性による運気への影響
鏡を置く方位によって、相性の良い色は変わってきます。北の方位には水の気を持つ黒やグレー、東や南東には木の気を持つ緑や青、南には火の気を持つ赤や紫が適しています。
方位と色の相性が合っていると、その方位が持つ本来の力がさらに強化されます。逆に相性が悪い組み合わせを選んでしまうと、運気の流れが滞ったり、思わぬトラブルを招いたりする可能性があります。
鏡を設置する前に、その場所がどの方位にあたるのかを確認しておきましょう。方位に合った色のフレームを選ぶことで、鏡が持つ運気アップの効果を確実に得られます。
鏡を置く空間との調和
鏡の色は、その空間全体のインテリアとの調和も考慮する必要があります。部屋の壁紙や家具の色と極端に対立する色を選ぶと、気の流れが乱れて落ち着かない空間になってしまいます。
空間との調和が取れた色を選ぶことで、鏡が単なる装飾品ではなく、運気を循環させる重要なアイテムとして機能するようになります。特に玄関や寝室など、運気の出入り口となる場所では、この調和が特に大切です。
色選びに迷ったら、白やナチュラルな木目調など、どんな空間にもなじみやすい色を選ぶのも一つの方法です。シンプルな色ほど、鏡本来の力を発揮しやすくなります。
「鏡の色」に関する3つの注意点
鏡の色を選ぶ際には、風水の観点から注意しなければならないポイントがあります。せっかく鏡を置いても、色の選び方を間違えると逆効果になってしまうこともあるのです。鏡の色に関する注意点は次の3つです。
- 黒い鏡は置き場所を慎重に選ぶ
- 派手すぎる色は気を乱す原因になる
- 複数の色が混在するフレームは避ける
これらの注意点を理解しておくことで、鏡による運気ダウンを防げます。以下で詳しく見ていきましょう。
黒い鏡は置き場所を慎重に選ぶ
黒い鏡は水の気を持ち、静けさや落ち着きをもたらす効果がありますが、使い方を誤ると運気を吸い込んでしまいます。特に玄関や明るさが必要な場所に黒い鏡を置くと、良い気まで暗くしてしまう恐れがあります。
黒い鏡を使う場合は、北の方位や書斎など、集中力を高めたい空間に限定するのが賢明です。また、黒い鏡の周りには明るい色の小物を配置して、バランスを取ることも忘れないようにしましょう。
どうしても黒い鏡を使いたい場合は、フレームの一部に金色や銀色を取り入れたデザインを選ぶと良いでしょう。金属の気が加わることで、黒の持つ重さが中和されます。
派手すぎる色は気を乱す原因になる
鮮やかな赤や強烈なピンクなど、派手すぎる色の鏡は、空間のエネルギーを必要以上に活性化させてしまいます。このような色は気の流れを乱し、落ち着きのない空間を作り出してしまうのです。
特に寝室やリラックスしたい空間には、派手な色の鏡は絶対に避けるべきです。刺激が強すぎて、安眠を妨げたり、心が休まらなくなったりする原因になります。
もし個性的な色の鏡を取り入れたい場合は、小さなサイズのものを選び、アクセント程度に留めておくのが無難です。大きな鏡ほど、色の影響力も大きくなることを覚えておきましょう。
複数の色が混在するフレームは避ける
色とりどりのモザイク柄や、複数の色が組み合わされた装飾的なフレームは、一見おしゃれに見えるかもしれません。しかし風水の観点では、複数の属性が混在することで気のバランスが崩れやすくなります。
特に相性の悪い五行の色が一つのフレームに混在していると、鏡が本来持つべき運気アップの効果が打ち消されてしまいます。鏡は単一の明確な気を持つことで、初めて効果的に機能するのです。
シンプルで統一感のある色を選ぶことが、風水的には最も理にかなっています。装飾性よりも、色の純粋さを優先して選ぶようにしましょう。
運気について
鏡の色は、あなたが引き寄せたい運気の種類によって使い分けることができます。それぞれの運気に適した色を選ぶことで、鏡が持つ力をより効果的に活用できるようになるでしょう。
金運
金運を高めたい場合は、金色や銀色のフレームを持つ鏡が最適です。これらの色は金の気を持ち、財を引き寄せる力が強く、特に西の方位に置くと効果が高まります。
玄関に金色のフレームの鏡を置くことで、外から良い金運を呼び込むことができます。ただし、鏡そのものをいつもピカピカに磨いておくことが前提です。汚れた鏡では、どんなに良い色を選んでも効果は半減してしまいます。
白や薄いベージュのフレームも、金運アップに適しています。これらの色は土の気を持ち、金の気を生み出す相生の関係にあるため、間接的に財運を支えてくれます。
恋愛運
恋愛運を高めたいなら、ピンクや淡いオレンジ色のフレームを選びましょう。これらの色は温かさと優しさを象徴し、良縁を引き寄せる力があります。
寝室の鏡に淡いピンク色のフレームを使うことで、あなたの魅力を高め、パートナーシップを円滑にする効果が期待できます。ただし、濃いピンクは刺激が強すぎるため、必ず淡い色合いを選ぶようにしてください。
また、木の気を持つ緑色のフレームも恋愛運に良い影響を与えます。緑は成長と調和を象徴する色であり、関係性を育てる力を持っているからです。
家庭運
家庭運を安定させたいときは、茶色やベージュなどの土の気を持つ色が効果的です。これらの色は安定感と温かみをもたらし、家族の絆を深める作用があります。
リビングや家族が集まる場所に、ナチュラルな木目調のフレームの鏡を置くと良いでしょう。土の気は家庭に根を張り、安心できる居場所を作り出してくれます。
白いフレームの鏡も家庭運には適しています。白は清潔感と純粋さを表し、家族間のコミュニケーションを円滑にして、明るい家庭環境を維持する手助けをしてくれます。
仕事運
仕事運を上げたいなら、青や緑のフレームの鏡がおすすめです。青は水の気を持ち、知恵と冷静な判断力を高める効果があり、緑は木の気を持ち、成長と発展を促します。
書斎や仕事部屋に青いフレームの鏡を置くことで、集中力が増し、的確な決断ができるようになります。東の方位に緑のフレームの鏡を置けば、キャリアの発展や新しいチャンスを引き寄せる力が強まります。
黒いフレームも、使い方次第では仕事運に良い影響を与えます。ただし前述の通り、置き場所には十分注意して、北の方位など適切な場所を選ぶようにしてください。
健康運
健康運を高めるには、緑色のフレームが最も効果的です。緑は木の気を持ち、生命力とエネルギーを象徴する色であり、心身のバランスを整える作用があります。
寝室や洗面所に緑色のフレームの鏡を置くことで、疲れた体を癒し、毎日を元気に過ごすための活力を得られます。特に東や南東の方位に置くと、朝日のエネルギーと相まって健康運がさらに高まります。
白いフレームの鏡も健康運に良い影響を与えます。白は清浄さを表す色であり、邪気を払い、健やかな状態を保つ手助けをしてくれるのです。

