家に犬の置物を飾りたいけれど、風水的に良いのか気になっているかもしれません。犬は古くから人間と共に暮らしてきた動物であり、忠誠心や守護の象徴として大切にされてきました。
今回は犬の置物がもたらす風水効果と、気をつけるべきポイントについて詳しく解説していきます。正しい知識を身につければ、犬の置物はあなたの暮らしに良い気をもたらしてくれるでしょう。
「犬の置物」の風水
犬の置物は風水において、家や家族を守る力強い存在として位置づけられています。その効果を最大限に引き出すために知っておくべきポイントは次の3つです。
- 玄関に置くことで邪気を払い家を守る
- 西北の方角に置くと家長の運気が上がる
- つがいで飾ることで家庭円満の効果が高まる
これらのポイントを押さえることで、犬の置物は単なる飾りではなく、あなたの住まいに良い気を呼び込むアイテムになります。以下で詳しく見ていきましょう。
玄関に置くことで邪気を払い家を守る
犬は番犬として家を守る役割を果たしてきた歴史があり、風水でも守護のシンボルとされています。玄関は気の入り口であり、良い気も悪い気も出入りする場所です。
玄関に犬の置物を飾ることで、外から入ってくる邪気を跳ね返し、家族を守る結界のような働きをしてくれます。特に玄関の内側から見て左右どちらかに置くと、バランス良く気を整えることができるでしょう。
置物の顔は必ず外を向けて、まるで見張りをしているかのように配置してください。こうすることで、犬本来の警戒心と守護の力が最大限に発揮されます。
西北の方角に置くと家長の運気が上がる
風水において西北は「乾」の方位と呼ばれ、家長や父親、リーダーシップを司る重要な場所です。この方角に犬の置物を配置することで、家を支える人の運気を底上げすることができます。
犬の忠誠心と責任感の象徴が、西北の持つリーダーシップの気と共鳴し、仕事での成功や家庭内での信頼を高める効果をもたらします。特に家族を養う立場にある方にとって、この配置は心強い味方となるでしょう。
西北に窓がある場合は窓辺に、壁しかない場合は棚やサイドボードの上に置いてみてください。金色や白色の犬の置物を選ぶと、さらに相性が良くなります。
つがいで飾ることで家庭円満の効果が高まる
犬の置物を一対で飾ることは、家族の調和と絆を深める風水の知恵です。オスとメスのつがい、または同じデザインの犬を二体並べることで、陰陽のバランスが整います。
一対の犬は互いに支え合う関係を象徴し、夫婦の絆や親子の愛情を強める働きをしてくれます。リビングや寝室の入り口付近に向かい合わせるように配置すると、家族の会話が増え、温かい空気が流れるようになるでしょう。
置物のサイズや色は揃えることで、統一感が生まれて気の流れがスムーズになります。陶器や木製など自然素材のものを選ぶと、より穏やかなエネルギーを感じられるはずです。
「犬の置物」に関する3つの注意点
犬の置物は正しく扱えば心強い味方ですが、風水の観点から気をつけるべきこともあります。注意するべきポイントは次の3つです。
- 寝室のベッドの真正面に置かない
- 汚れたまま放置すると逆効果になる
- 攻撃的な表情の置物は避ける
これらの注意点を守ることで、犬の置物が持つ良いエネルギーだけを取り入れることができます。以下で詳しく見ていきましょう。
寝室のベッドの真正面に置かない
犬の置物は守護の力が強いため、警戒心のエネルギーも同時に放っています。ベッドの真正面に置物があると、寝ている間もその視線を感じてしまい、無意識に緊張状態が続いてしまうのです。
質の良い睡眠には心身のリラックスが欠かせませんが、犬の置物が見つめていると気が休まりません。結果として疲れが取れにくくなったり、夢見が悪くなったりする可能性があります。
寝室に犬の置物を置きたい場合は、ベッドから見えない場所や、部屋の入り口付近を選んでください。そうすることで守護の効果は保ちながら、安らかな眠りを確保できます。
汚れたまま放置すると逆効果になる
風水では清潔さが何より重視され、置物に埃や汚れが溜まると良い気が淀んでしまいます。犬の置物も例外ではなく、汚れたままにしておくと守護の力が弱まり、かえって悪い気を引き寄せてしまうのです。
特に犬は忠実さの象徴ですから、大切に扱われていないと感じると、そのエネルギーが家全体に影響します。置物が曇っていたり埃をかぶっていたりすると、家族関係にも不調和が生まれやすくなるでしょう。
週に一度は柔らかい布で優しく拭いて、感謝の気持ちを込めて手入れをしてください。清潔に保つことで、犬の置物は常に新鮮なエネルギーを発し続けてくれます。
攻撃的な表情の置物は避ける
牙をむき出しにしていたり、怒った表情をしていたりする犬の置物は、守護というより攻撃のエネルギーを強く放ちます。このような置物は家の中に緊張感を生み出し、家族がくつろげない空間を作ってしまうのです。
風水において犬は忠誠心と温かさを象徴する存在ですから、穏やかで優しい表情の置物を選ぶことが基本になります。攻撃的な雰囲気は外部からの脅威だけでなく、家族同士のコミュニケーションにも悪影響を及ぼすでしょう。
理想的なのは、微笑んでいるような表情や、リラックスして座っている姿の置物です。見ているだけで心が和むようなデザインを選べば、家全体に柔らかく温かい気が満ちていきます。
運気について
犬の置物は単なる装飾品ではなく、様々な運気に影響を与える風水アイテムです。配置や扱い方を工夫することで、金運から健康運まで幅広い分野での運気アップが期待できます。
金運
犬は忠実に財産を守る番犬としての役割も持っており、金運との関わりが深い動物です。特に西の方角に犬の置物を配置すると、金運を呼び込む効果が高まります。
西は金の気を持つ方位であり、ここに犬を置くことで無駄遣いを防ぎ、堅実にお金を守る力が働きます。黄色や金色の犬の置物を選べば、さらに金運アップの効果が増すでしょう。
玄関に犬の置物を置く場合は、財布や小銭入れを近くに一時置きすることで、お金に対する犬の守護のエネルギーが染み込みます。こうした小さな習慣が、長期的な金運の安定につながっていくのです。
恋愛運
犬の忠誠心と一途さは、恋愛運にも良い影響をもたらします。特につがいの犬の置物は、パートナーとの絆を深め、誠実な関係を築くサポートをしてくれるでしょう。
恋愛運を高めたい場合は、寝室の東南の方角に一対の犬を置いてください。東南は人間関係や縁を司る方位であり、犬の持つ信頼のエネルギーと相まって、良縁を引き寄せる力が強まります。
すでにパートナーがいる方は、リビングの目につく場所につがいの犬を飾ることで、お互いの信頼関係が深まり、長続きする愛情を育めます。ピンク色やオレンジ色の置物を選ぶと、温かく優しい愛情のエネルギーが満ちていくでしょう。
家庭運
犬は家族の一員として人間と共に暮らしてきた歴史があり、家庭運を安定させる力を持っています。家族の絆を強めたいなら、家族が集まるリビングに犬の置物を飾るのが効果的です。
リビングの中央付近、または家族全員が視界に入れやすい場所に置くことで、犬の持つ忠誠心と温かさのエネルギーが家族に伝わります。家族の会話が増え、互いを思いやる気持ちが自然と芽生えていくでしょう。
子どもがいる家庭では、子ども部屋の入り口に小さな犬の置物を置くこともおすすめです。犬の守護のエネルギーが子どもを見守り、家族全体の安心感と調和を生み出してくれます。
仕事運
犬の忠実さと責任感は、仕事運の向上にも大きく貢献します。特に仕事で信頼を築きたい方や、リーダーシップを発揮したい方には、犬の置物が心強い味方となるでしょう。
書斎やホームオフィスの机の上、または北西の方角に犬の置物を配置してください。仕事に対する集中力と責任感が高まり、周囲からの信頼も厚くなっていきます。
青や黒の犬の置物は、冷静な判断力と知性を象徴するため、仕事運アップに特に適しています。大きな商談や重要なプロジェクトの前に、犬の置物に軽く触れて気持ちを整えるのも良い習慣です。
健康運
犬は活動的で生命力にあふれた動物であり、その置物は健康運を支える効果も持っています。家族の健康を守りたいなら、玄関または東の方角に犬の置物を配置しましょう。
東は太陽が昇る方位で、若々しさと活力を象徴します。この方角に犬を置くことで、家族全員に元気なエネルギーが行き渡り、病気を寄せつけにくい環境が整うのです。
緑色や茶色の自然な色合いの犬の置物は、大地のエネルギーと調和し、心身の安定をもたらします。また、散歩する犬の姿をモチーフにした置物なら、運動への意欲も湧いてきて、自然と健康的な生活習慣が身につくでしょう。

