盛り塩を置きたいけれど、どの方角に置けば良いのか迷っていませんか。せっかく盛り塩をするなら、風水的に最適な場所を選んで、しっかりと効果を得たいですよね。
今回は「盛り塩の方角」をテーマに、風水の観点から正しい置き方と注意点を詳しく解説します。この記事を読めば、あなたのお家に合った盛り塩の配置がわかり、運気アップにつなげることができますよ。
「盛り塩の方角」の風水
盛り塩を置く方角は、風水において非常に意味のあるものです。適切な方角に置くことで、空間のエネルギーを整え、悪い気を払い、良い気を呼び込むことができます。風水で盛り塩の方角を考える際に押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 鬼門と裏鬼門に置く基本の配置
- 玄関の向きに合わせた方角選び
- 目的別に選ぶべき最適な方角
これらのポイントを理解することで、盛り塩の効果を最大限に引き出せるようになります。以下で詳しく見ていきましょう。
鬼門と裏鬼門に置く基本の配置
風水では、北東の方角を「鬼門」、南西の方角を「裏鬼門」と呼びます。この2つの方角は邪気が入りやすい場所とされており、盛り塩を置くことで悪い気の侵入を防ぐことができます。
鬼門と裏鬼門に盛り塩を置くことは、家全体の気の流れを整える基本中の基本です。特に家の中心から見て北東と南西の位置にトイレや浴室などの水回りがある場合は、盛り塩による浄化が効果的とされています。
まずはこの2つの方角に盛り塩を設置することから始めてみましょう。家の間取り図を用意して、中心点から北東と南西の方角を確認すると、正確な位置がわかりやすくなります。
玄関の向きに合わせた方角選び
玄関は家の「顔」であり、気の入り口となる重要な場所です。玄関の向きによって、盛り塩を置くべき方角も変わってきます。
玄関が北向きや東向きの場合は、玄関の両脇に盛り塩を置くことで、良い気を招き入れやすくなります。一方、南向きや西向きの玄関では、玄関内の左右どちらか一方、または玄関の外側に盛り塩を置くのが適しています。
玄関の向きと盛り塩の配置を合わせることで、外から入ってくる気を浄化し、家全体に良いエネルギーを循環させることができます。玄関マットの下や靴箱の上など、目立ちにくい場所に置くのもおすすめです。
目的別に選ぶべき最適な方角
盛り塩は方角によって、もたらされる効果が異なります。あなたが何を求めているかによって、置くべき方角を選ぶことができます。
金運を高めたいなら西の方角、仕事運を上げたいなら北西の方角が最適です。恋愛運や人間関係を良くしたい場合は南東の方角、健康運を守りたいなら東の方角に盛り塩を置くと良いでしょう。
このように目的に応じて方角を選ぶことで、盛り塩の効果をより具体的に引き出すことができます。複数の方角に盛り塩を置いて、バランスよく運気を整えるのもひとつの方法です。
「盛り塩の方角」に関する3つの注意点
盛り塩を置く方角を決めたら、次は正しい管理方法を知る必要があります。風水の観点から盛り塩を扱う際に気をつけるべき注意点は次の3つです。
- 湿気や汚れた塩を放置しない
- 複数の方角に置きすぎない
- 方角の確認を怠らない
これらの注意点を守らないと、せっかくの盛り塩が逆効果になってしまうこともあります。以下で詳しく見ていきましょう。
湿気や汚れた塩を放置しない
盛り塩は悪い気を吸収するため、時間が経つと塩自体が汚れたエネルギーを含んでしまいます。湿気を含んだり、変色したりした塩をそのままにしておくと、かえって悪い気を発してしまうのです。
風水では、盛り塩は1週間から10日に一度は交換するのが基本とされています。特に湿気の多い場所や水回りに置いた盛り塩は、こまめにチェックして新しいものに取り替えましょう。
古い塩は感謝の気持ちを込めて処分し、常に清浄な状態を保つことが大切です。使用済みの塩は水に流して捨てるか、紙に包んで捨てるようにしてください。
複数の方角に置きすぎない
盛り塩は効果的な風水アイテムですが、あまりに多くの場所に置くと気のバランスが崩れてしまいます。家中のあちこちに盛り塩を置くと、エネルギーの流れが停滞してしまうのです。
最初は鬼門と裏鬼門、そして玄関の3カ所程度から始めるのが良いでしょう。慣れてきたら、特に気になる方角や運気を上げたい場所に追加していくという順序が理想的です。
盛り塩の数を増やす際は、家全体のバランスを考えながら少しずつ調整していきましょう。多ければ良いというものではなく、適切な数と配置が何より重要なのです。
方角の確認を怠らない
盛り塩の効果を得るためには、正確な方角の把握が欠かせません。目分量や感覚だけで方角を決めてしまうと、本来の効果が得られないどころか、逆に気の流れを乱してしまう可能性があります。
スマートフォンのコンパスアプリや、方位磁石を使って正確に方角を測定しましょう。家の中心点を基準にして、各方角を確認することが大切です。
また、建物の構造上の方角と、磁北との違いにも注意が必要です。正確な方角で盛り塩を配置することで、風水の効果を確実に得ることができます。
運気について
盛り塩の方角を正しく選ぶことは、さまざまな運気に良い影響を与えます。方角ごとに司る運気が異なるため、目的に合わせた配置を工夫することで、あなたの望む運気をピンポイントで高めることができるのです。
金運
金運を高めたいなら、西の方角に盛り塩を置くのが効果的です。風水では西は金の気を司る方角とされ、財運を呼び込む力があります。
西の方角に盛り塩を置く際は、黄色や金色の小皿を使うとさらに効果が高まります。リビングや寝室の西側、または家全体の西の位置に当たる場所に設置すると良いでしょう。
また、玄関が西向きの場合は、玄関に盛り塩を置くだけでも金運アップにつながります。定期的に塩を交換して、常に新鮮な金の気を取り入れるようにしてください。
恋愛運
恋愛運を上げたいときは、南東の方角に盛り塩を配置しましょう。南東は縁や人間関係を司る方角で、良いご縁を引き寄せる力があります。
寝室の南東に盛り塩を置くことで、パートナーシップの運気が高まります。また、玄関の南東側に置けば、素敵な出会いを招き入れることができるでしょう。
ピンクや白の器に盛り塩をすると、恋愛運アップの効果がさらに増します。香りの良い場所に置くことも、恋愛運を呼び込むポイントです。
家庭運
家族の調和と平和を保ちたいなら、南西の方角が適しています。南西は裏鬼門でもあり、家庭の安定を守る方角として知られています。
リビングや家族が集まる場所の南西に盛り塩を置くことで、家族間のコミュニケーションが円滑になります。喧嘩やトラブルが多い家庭では、特に効果を実感しやすいでしょう。
茶色やベージュの器を使うと、大地の気が安定し、家庭運がさらに高まります。家族の絆を深めたいときは、ぜひ南西の方角を意識してください。
仕事運
仕事運を高めたいなら、北西の方角に盛り塩を置きましょう。北西は出世運や社会的地位に関わる方角で、リーダーシップを高める効果があります。
書斎や仕事部屋の北西に盛り塩を配置すると、集中力が増し、良い判断ができるようになります。また、玄関の北西側に置けば、仕事での良い機会を引き寄せることができるでしょう。
白や銀色の器を使うと、北西の持つ金の気が強まり、仕事運アップの効果が高まります。昇進や転職を考えているときは、特におすすめです。
健康運
健康運を守りたいなら、東の方角に盛り塩を置くのが最適です。東は太陽が昇る方角で、生命力や活力を象徴しています。
寝室の東側や、家族がよく使う部屋の東の方角に盛り塩を配置すると、病気を遠ざけ、体調を整える効果があります。特に体調を崩しやすい季節の変わり目には、東の盛り塩が力を発揮します。
青や緑の器を使うと、木の気が活性化し、健康運がさらに高まります。朝日が差し込む場所に置けば、より強い生命エネルギーを取り込むことができるでしょう。
