お部屋のインテリアや身の回りのものを選ぶとき、色選びで迷ってしまうことはありませんか。風水では色が持つエネルギーが運気に大きな影響を与えるとされており、知らずに使っているカラーが実は運気を下げている場合もあります。
今回は風水で避けるべきNGなカラーについて詳しく解説し、あなたの運気アップに役立つ情報をお届けします。正しい色の知識を身につけることで、より豊かで幸せな毎日を送ることができるでしょう。
「NGなカラー」の風水
風水において特に注意すべきNGなカラーには、それぞれ異なる理由と背景があります。これらの色が持つネガティブなエネルギーを理解することで、より効果的な色選びができるようになります。
- 真っ黒(漆黒):陰の気が強すぎて停滞を招く
- 鮮やかすぎる赤:攻撃的なエネルギーで争いを生む
- 暗いグレー:活力を奪い憂鬱な気持ちを増幅させる
これらの色は完全に避ける必要はありませんが、使い方や配置場所に十分な配慮が必要です。以下で詳しく見ていきましょう。
真っ黒(漆黒):陰の気が強すぎて停滞を招く
真っ黒は風水では陰の気を代表する色として知られており、過度に使用すると運気の流れを停滞させてしまいます。特に寝室や玄関などの運気の入り口となる場所での使用は避けるべきです。
黒は確かに高級感や落ち着きを演出する魅力的な色ですが、風水的には重いエネルギーを持っています。部屋全体が黒で統一されていると、住む人の気持ちも沈みがちになり、新しいチャンスを逃してしまう可能性があります。
どうしても黒を使いたい場合は、アクセント程度にとどめ、白やベージュなどの明るい色と組み合わせることをおすすめします。バランスを取ることで、黒の持つ洗練された魅力を活かしながら、ネガティブな影響を最小限に抑えられます。
鮮やかすぎる赤:攻撃的なエネルギーで争いを生む
真紅のような鮮やかすぎる赤は、火の気が強すぎて家庭内に争いや緊張をもたらします。リビングや寝室の主要カラーとして使用すると、家族間のコミュニケーションが険悪になりやすくなります。
赤は情熱や活力を象徴する色でもありますが、濃すぎると感情を刺激しすぎてしまいます。特に子供部屋では集中力の低下や興奮状態を引き起こし、学習環境としては適していません。
赤を取り入れたい場合は、ピンクやコーラルピンクなどの優しいトーンを選ぶか、クッションやアートなどの小物で少量使用するにとどめましょう。適度な赤は恋愛運アップにも効果的ですが、量と配置が鍵となります。
暗いグレー:活力を奪い憂鬱な気持ちを増幅させる
暗いグレーは無彩色でありながら、使いすぎると空間に重苦しい雰囲気を作り出してしまいます。特に北向きの部屋や日当たりの悪い場所では、さらに陰鬱な印象を強めてしまいます。
グレーは現代的でスタイリッシュな印象を与える人気の色ですが、風水では活力を奪う色とされています。長時間グレーに囲まれた環境にいると、やる気や創造性が低下し、うつ気分を感じやすくなります。
グレーを使う際は、明るいライトグレーを選び、観葉植物や暖色系のアクセントを加えて生命力を補いましょう。完全に避ける必要はありませんが、メインカラーとしての使用は控えめにすることが賢明です。
「NGなカラー」に関する3つの注意点
風水でNGとされるカラーを扱う際には、単純に避けるだけでなく、適切な対処法を知っておくことが肝心です。これらの注意点を理解することで、色の持つエネルギーをコントロールし、運気への悪影響を防げます。
- 完全に排除するのではなくバランスを重視する
- 配置する方位と色の相性を考慮する
- 他の色や自然素材と組み合わせて中和する
色には良い面と悪い面の両方があるため、使い方次第で運気に与える影響は大きく変わります。以下で詳しく見ていきましょう。
完全に排除するのではなくバランスを重視する
NGカラーだからといって完全に生活から排除する必要はなく、適切なバランスを保つことが何より重要です。例えば真っ黒のソファがある場合、白やクリーム色のクッションを置くことで陰陽のバランスが取れます。
風水は極端を嫌う思想であり、どんな色でも過度に偏ると問題が生じます。NGカラーも少量であれば空間にアクセントを加え、むしろ魅力的な効果をもたらすことがあります。
全体の色彩バランスを見ながら、NGカラーの分量を調整することで、デザイン性を保ちながら風水的にも良好な環境を作り出せます。色の配分は7対3程度を目安に、明るい色を多めにするとよいでしょう。
配置する方位と色の相性を考慮する
風水では方位と色には密接な関係があり、NGカラーでも適切な方位に配置することで悪影響を軽減できます。例えば黒は北の方位と相性が良く、この方向に配置すれば問題は少なくなります。
赤は南の方位と調和しますが、北や西に配置すると五行の関係で運気を乱してしまいます。色を配置する前に、その方位が持つ特性と色の持つエネルギーの相性を確認することが必要です。
各方位には守護する色があるため、それらの色を基調とし、NGカラーは補助的に使用することで調和の取れた空間になります。方位と色の組み合わせを意識することで、同じ色でも全く異なる効果を生み出せます。
他の色や自然素材と組み合わせて中和する
NGカラーの悪影響は、他の色や自然素材と組み合わせることで大幅に中和できます。例えば黒い家具には木製のアクセサリーや観葉植物を配置することで、自然のエネルギーが陰の気を和らげてくれます。
鮮やかな赤には白やベージュを組み合わせることで、攻撃的なエネルギーを穏やかにできます。また、暗いグレーには黄色や緑などの自然色を加えることで、生命力あふれる空間に変わります。
特に観葉植物や水晶などの自然アイテムは、どんな色とも相性が良く、空間全体の気を浄化してくれます。NGカラーを使用する際は、必ずこれらの自然要素を取り入れて、エネルギーのバランスを整えましょう。
運気について
NGなカラーと運気の関係を理解することで、あなたの人生により多くの幸運を呼び込むことができます。色が持つエネルギーを適切にコントロールし、各種運気をバランス良く向上させる工夫を取り入れることが、豊かな人生への近道となるでしょう。
金運
黒やダークグレーは金運を停滞させる代表的な色ですが、適切に扱えば財産を守る力にもなります。金運アップのためには、これらの暗い色を西や北西の方位から遠ざけ、代わりに金色や黄色を配置しましょう。
お財布や金庫などの金銭に関わるアイテムは、特に色選びが重要です。真っ黒な財布は金運を閉じ込めてしまうため、茶色や緑色など土や木の気を持つ色を選ぶことをおすすめします。
金運向上のためには、玄関に明るい色の花や植物を飾り、お金のエネルギーが流れやすい環境を作ることが効果的です。暗い色が多い空間には、必ず光源を増やして明るさを保ちましょう。
恋愛運
鮮やかすぎる赤は恋愛運においても諸刃の剣となります。適度な赤やピンクは情熱を高めますが、濃すぎると相手との関係に摩擦を生じさせてしまいます。
恋愛運アップのためには、寝室の東南の方位にパステルピンクの小物を置き、同時に黒い物は最小限にとどめることが大切です。ダークカラーが多い寝室は、恋愛関係を冷やしてしまう原因となります。
また、鏡の近くには明るい色の花や写真を飾り、愛情運を活性化させましょう。グレーの多い空間には、温かみのあるオレンジやピーチ色のアクセントを加えることで、魅力的なエネルギーを高められます。
家庭運
家庭運において最も注意すべきは、リビングでのNGカラーの使用です。真っ黒や濃いグレーが多いリビングは、家族のコミュニケーションを阻害し、絆を弱めてしまいます。
家庭円満のためには、リビングの色彩を明るく温かみのあるものにし、家族が自然と集まりたくなる雰囲気を作りましょう。鮮やかすぎる赤も避け、代わりにオレンジやイエローなどの親しみやすい色を選びます。
ダイニングテーブルの上には季節の花を飾り、家族の会話が弾むような明るいエネルギーを保ちましょう。暗い色の家具がある場合は、明るい色のテーブルランナーやクロスを使って印象を和らげることが効果的です。
仕事運
仕事運においては、デスク周りの色選びが特に重要になります。真っ黒なデスクや椅子は集中力を高める一方で、創造性を阻害し、新しいアイデアが生まれにくくなります。
仕事運向上のためには、デスクの東の方位に緑色の観葉植物を置き、成長と発展のエネルギーを取り入れましょう。また、暗いグレーの多いオフィス環境では、青や緑の小物を配置して知性と冷静さを保つことが大切です。
書類整理には明るい色のファイルを使用し、仕事への意欲を高めることも効果的です。NGカラーが多い職場では、デスクライトを増やして明るさを確保し、やる気を維持しましょう。
健康運
健康運において黒やダークグレーは体調不良を招きやすい色とされています。特に寝室でこれらの色が多用されていると、睡眠の質が低下し、疲労回復が妨げられる可能性があります。
健康運アップのためには、寝室を白やベージュなどの明るい色で統一し、深い安眠を促進させましょう。また、鮮やかすぎる赤は血圧上昇や興奮状態を引き起こすため、リラックスが必要な空間では避けるべきです。
キッチンでは清潔感のある白やクリーム色を基調とし、食材の新鮮さが際立つ環境を作ることが健康維持につながります。暗い色が多い空間には、必ず自然光を取り入れて、生命力あふれる健やかな環境を整えましょう。