お部屋に抽象画を飾りたいと思っているけれど、風水的にどうなのか気になっていませんか。色彩やデザインが自由な抽象画は空間を華やかにしてくれますが、選び方や飾り方を間違えると運気に影響を与える可能性もあるため、慎重に考える必要があります。
今回は抽象画の風水における基本的な知識と、気をつけるべき注意点について詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたのお部屋に最適な抽象画を選び、運気を高める飾り方が分かりますので、ぜひ最後までお読みください。
「抽象画」の風水
抽象画は具体的なモチーフを持たないため、風水では色彩やエネルギーの流れが特に重視されます。選び方次第で空間の気を整えたり乱したりするため、いくつかのポイントを押さえておくことが求められるのです。
抽象画を風水的に活用するために知っておくべきポイントは次の3つです。
- 色彩が持つエネルギーと方位の関係
- 形やラインが生み出す気の流れ
- 絵が放つ印象と空間のバランス
抽象画は自由な表現だからこそ、これらのポイントを理解して選ぶことで、運気を味方につけることができます。以下で詳しく見ていきましょう。
色彩が持つエネルギーと方位の関係
抽象画において色彩は、具体的な形がない分だけ強いエネルギーを発します。風水では方位ごとに相性の良い色があり、東には青や緑、南には赤やオレンジ、西には白や金色、北には黒や青といった組み合わせが推奨されています。
抽象画を飾る際には、その絵の主要な色彩と飾る場所の方位が調和しているかを確認してください。例えば南側の壁に寒色系の抽象画を飾ると、火のエネルギーを弱めてしまうため、運気の流れが滞る原因になります。
色彩と方位の関係を意識することで、抽象画は単なる装飾品ではなく、空間全体のエネルギーを高める存在になるのです。あなたのお部屋の方位を確認し、調和する色彩の抽象画を選ぶようにしましょう。
形やラインが生み出す気の流れ
抽象画の中には、曲線や直線、幾何学的なパターンなど、さまざまな形やラインが描かれています。風水では曲線は気を穏やかに流し、直線は気を素早く動かすとされており、どちらが良いかは空間の状態によって変わるのです。
リビングや寝室など、リラックスしたい場所には曲線的で柔らかい印象の抽象画が適しています。一方で仕事部屋や玄関など、活気やスピード感を求める場所には、直線的でダイナミックな抽象画が効果的です。
形やラインが持つエネルギーの性質を理解すれば、抽象画を通じて理想的な気の流れを作り出せます。あなたの目的や空間の用途に合わせて、適切なデザインの抽象画を選んでください。
絵が放つ印象と空間のバランス
抽象画は見る人によって受け取る印象が異なりますが、その絵が放つ全体的な雰囲気は空間のエネルギーに大きく影響します。明るく軽やかな印象の抽象画は陽の気を高め、暗く重厚な印象の抽象画は陰の気を強めるため、空間全体のバランスを考えて選ぶべきです。
既に家具や照明で明るい雰囲気が整っている部屋には、落ち着いた色調の抽象画を加えることでバランスが取れます。逆に暗く沈んだ印象の部屋には、明るく活力のある抽象画を飾ることで、陰陽のバランスが整い運気が向上するのです。
抽象画を選ぶ際には、あなたの直感も頼りにしてください。その絵を見たときに心地よさや前向きな感情が湧くなら、それはあなたと相性の良いエネルギーを持っている証拠です。
「抽象画」に関する3つの注意点
抽象画は自由な表現だからこそ、風水的に好ましくない要素が含まれていることもあります。運気を下げないためには、選ぶ際や飾る際にいくつかの注意点を守ることが欠かせません。
抽象画を取り入れる際に気をつけるべき注意点は次の3つです。
- 攻撃的な印象を与える作品は避ける
- 色が多すぎる作品は気を乱す
- 飾る高さと視線の関係に配慮する
これらの注意点を守ることで、抽象画が持つポジティブなエネルギーを最大限に引き出せます。以下で詳しく見ていきましょう。
攻撃的な印象を与える作品は避ける
抽象画の中には、鋭い線や激しい色の対比など、攻撃的で不安定なエネルギーを感じさせる作品があります。こうした作品は空間に緊張感をもたらし、住む人の心を落ち着かなくさせるため、風水的には好ましくありません。
特に寝室やリビングなど、心身を休める場所には、穏やかで安定した印象の抽象画を選んでください。攻撃的な作品を飾ると、気が乱れて睡眠の質が低下したり、家族間の対立が増えたりする原因になります。
抽象画を選ぶときは、その作品を長時間見ていても疲れないか、心が安らぐかを基準にしましょう。あなた自身が心地よいと感じる作品こそが、運気を高める抽象画なのです。
色が多すぎる作品は気を乱す
抽象画は色彩の自由度が高いため、複数の色が混在する作品も少なくありません。しかし色が多すぎる抽象画は、それぞれの色が持つエネルギーが混ざり合い、気の流れを乱してしまいます。
風水では調和とバランスが何より大切であり、色彩も統一感があるほうが運気を安定させるのです。できれば主要な色が3色以内に収まっている抽象画を選び、空間全体の色調とも調和するように心がけてください。
色が多すぎる作品を飾ると、視覚的に疲れやすくなり、集中力の低下や気分の浮き沈みにつながります。あなたのお部屋に合った、シンプルで調和のとれた色彩の抽象画を選びましょう。
飾る高さと視線の関係に配慮する
抽象画を飾る高さは、風水において気の流れを左右する要素のひとつです。高すぎる位置に飾ると気が上へ逃げてしまい、低すぎると気が滞って運気が停滞します。
理想的な高さは、立っているときに目線がちょうど絵の中心あたりに来る位置です。こうすることで気がスムーズに循環し、抽象画が持つエネルギーをしっかりと受け取れます。
また抽象画を床に直置きしたり、天井近くに飾ったりするのは避けてください。こうした飾り方は気の流れを妨げ、運気を下げる原因になるため、適切な高さを意識して設置しましょう。
運気について
抽象画は色彩や形を通じて空間のエネルギーを調整するため、さまざまな運気に影響を与えます。適切な抽象画を選び、飾り方を工夫することで、金運や恋愛運、仕事運といった具体的な運気を高めることができるのです。
金運
金運を高めたいなら、金色や黄色、オレンジ色を基調とした抽象画が効果的です。これらの色は豊かさや繁栄を象徴し、金運を呼び込むエネルギーを持っています。
抽象画を飾る場所は、西側の壁が最適です。西は金運と深い関わりがあり、この方位に金色系の抽象画を飾ることで、お金の流れが良くなり収入アップや貯蓄の増加が期待できます。
ただし金色が強すぎると欲望が強くなりすぎるため、白やベージュなど柔らかい色と組み合わせた抽象画を選んでください。バランスの取れた色彩が、安定した金運をもたらします。
恋愛運
恋愛運を上げたいときは、ピンクや赤、オレンジ色を含む抽象画を選びましょう。これらの色は愛情や情熱を象徴し、人間関係を温かくする効果があります。
抽象画を飾る場所は、寝室の南西側か、リビングの東南側が理想的です。南西は人間関係を深める方位であり、東南は良縁を引き寄せる方位とされています。
曲線が多く柔らかい印象の抽象画を選ぶと、気が穏やかに流れて恋愛運がさらに高まります。あなたが心から魅力を感じる作品を飾ることで、自然と恋愛に対する前向きな気持ちが生まれるでしょう。
家庭運
家庭運を高めるには、緑や茶色、ベージュといった自然を連想させる色の抽象画が適しています。これらの色は安定と調和を象徴し、家族の絆を深めるエネルギーを持っているのです。
リビングの東側や北東側に抽象画を飾ると、家族全員が集まる場所に穏やかな気が流れます。東は成長や健康を司る方位であり、北東は家族の絆を強める方位とされています。
家庭運を上げるためには、全員が心地よく感じる抽象画を選ぶことも大切です。家族で一緒に作品を選ぶ時間を持つことで、絆がさらに深まり家庭運も自然と向上します。
仕事運
仕事運を向上させたいなら、青や紺、グレーといった知的で落ち着いた色の抽象画を選んでください。これらの色は集中力を高め、冷静な判断力をサポートするエネルギーを持っています。
仕事部屋や書斎の北側や東側に抽象画を飾ると、仕事の効率が上がり成果が出やすくなります。北は思考を深める方位であり、東は行動力を高める方位とされているため、仕事運アップに最適です。
直線的でシャープな印象の抽象画を選ぶと、気が素早く流れて決断力や実行力が高まります。あなたの仕事スタイルに合った作品を飾ることで、キャリアアップへの道が開けるでしょう。
健康運
健康運を高めたいときは、緑色や白色を基調とした抽象画が効果的です。緑色は癒しと再生のエネルギーを持ち、白色は浄化と清潔さを象徴するため、心身の健康をサポートします。
抽象画を飾る場所は、寝室の東側やリビングの中央付近が理想的です。東は健康を司る方位であり、中央は家全体のエネルギーが集まる場所とされています。
曲線が多く穏やかな印象の抽象画を選ぶと、リラックス効果が高まり心身の疲れが癒されます。あなたが見るたびに安心感を覚える作品を飾ることで、健康運が自然と向上するでしょう。

