リビングや寝室に飾る絵画の配置に悩んだことはありませんか?特に南東の方角に何を飾るべきか迷っている方も多いでしょう。実は南東の方角は風水において非常に重要な意味を持つ場所なのです。
今回は南東に飾る絵画が持つ風水効果と、知っておくべき注意点を詳しくご紹介します。この記事を読むことで、運気を上げる絵画の選び方と飾り方がわかり、心地よい空間づくりができるようになります。それでは、さっそく見ていきましょう。
「南東の絵画」の風水
風水において南東の方角は「繁栄」と「成長」を司る方位として知られています。この方角には木の気が流れており、緑色や青系統の色が相性が良いとされています。南東に絵画を飾る際の重要なポイントは次の3つです。
- 木の気を高める絵柄
- 豊かさを連想させる色彩
- 成長を促す構図
これらのポイントを意識することで、南東の方角が持つポジティブなエネルギーを最大限に引き出すことができます。以下で詳しく見ていきましょう。
木の気を高める絵柄
南東の方角に飾る絵画には、森林や樹木、草花などの自然を描いたものが最適です。特に成長し続ける植物の絵柄は、この方角のエネルギーを活性化させます。竹や松のように縁起の良い植物を描いた作品も良いでしょう。
流水を描いた絵画も木の気を育てる効果がありますが、激しい瀑布や荒れ狂う海のようなものは避けるべきです。あくまでも穏やかな小川や湖面のような、落ち着いた水の流れが描かれたものを選んでください。
動物が描かれた絵画を選ぶなら、小鳥や鹿など森に住む生き物がお勧めです。これらの絵柄は南東の方角が持つ成長エネルギーを自然に補強してくれます。ただし、肉食動物や攻撃的な動物は避けた方が無難です。
豊かさを連想させる色彩
南東の方角を活性化させる色彩は、木を連想させる緑色が基本となります。しかし、単一の色だけではなく、緑を基調とした豊かな色彩の絵画が理想的です。春の若葉のような明るい緑から深緑まで、緑色のバリエーションが豊富な作品を選びましょう。
青色も水の気を表し、木の成長を助けるため相性が良い色です。青と緑が調和した絵画は、南東の方角に特に適しています。例えば、青空と緑の森を描いた風景画などは完璧な組み合わせと言えるでしょう。
金運アップを期待する場合は、緑や青に加えて金色や茶色のアクセントがある絵画が効果的です。ただし、金箔を多用した過度に派手な作品はかえってバランスを崩すため、あくまさ控えめなアクセントに留めることが肝心です。
成長を促す構図
絵画の構図も風水において重要な要素です。南東に飾る絵画は、上方向へ向かう構図や広がりを感じさせる構図が理想的です。空へ伸びる大木や、遠くまで続く森の道など、視界が開けるような作品を選びましょう。
逆に、下方向への流れや閉塞感を感じさせる構図は避けるべきです。枯れ木や落ち葉ばかりの絵、あるいは狭い洞窟のような閉ざされた空間を描いた作品は、成長エネルギーを阻害する可能性があります。
複数の絵画を飾る場合は、大小さまざまなサイズを組み合わせて、立体感と動きを出すように心がけてください。同じサイズの絵画を整然と並べるよりも、自然な高低差をつけることで気の流れがスムーズになります。成長と発展を象徴するような、生き生きとした構図の作品を選ぶことが大切です。
「南東の絵画」に関する3つの注意点
南東の方角に絵画を飾る際には、いくつかの注意点を守ることが運気アップの鍵となります。間違った絵画を選んだり、不適切な飾り方をしたりすると、かえって悪い気を招いてしまうこともあります。主な注意点は次の3つです。
- 枯れた植物の絵画
- 鋭い形のフレーム
- 適切でないサイズ
これらの注意点を理解することで、南東の方角にふさわしくない絵画を避け、より効果的に風水を取り入れることができます。以下で詳しく見ていきましょう。
枯れた植物の絵画
枯れた木や枯れ草、あるいは冬の枯れ風景を描いた絵画は、南東の方角には絶対に飾ってはいけません。これらの絵柄は停滞と衰退のエネルギーを発し、成長を司るこの方角の本来の力を弱めてしまいます。
たとえ芸術的に優れた作品でも、枯れたテーマの絵画は南東には不向きです。どうしても飾りたい場合は、家族が集まるリビングではなく、書斎や個人の寝室など別の場所を選ぶことをお勧めします。
同様に、枯れ葉や落ち葉が主役の絵画も避けるべきです。秋の風景画を飾る場合は、紅葉の美しさと共に生命の営みを感じられる作品を選びましょう。枯れゆくものではなく、生命の循環を感じさせる絵柄が理想的です。
鋭い形のフレーム
絵画のフレームの形状も重要な考慮事項です。南東の方角には、鋭い角ばったフレームや、金属製の冷たい印象のフレームは相性が良くありません。これらのフレームは気の流れを乱し、せっかくの良いエネルギーを遮断してしまいます。
代わりに、木製の温かみのあるフレームや、角が丸く加工されたフレームを選ぶようにしてください。自然の素材を使用したフレームは、南東の木の気と調和し、気の流れをスムーズにします。
フレームの色も重要で、白色や金属色の冷たい色調よりは、木目を活かしたナチュラルな色合いや、温かみのある茶系の色が適しています。フレーム自体が主張しすぎない、控えめなデザインのものを選ぶことが基本です。
適切でないサイズ
絵画のサイズも南東の方角にとって重要な要素です。小さすぎる絵画はエネルギーが弱く、大きな効果が期待できません。逆に大きすぎる絵画は圧迫感を与え、気の流れを阻害する可能性があります。
南東に飾る絵画は、壁のサイズとバランスの取れたものを選ぶことが肝心です。目安としては、壁面の3分の1から2分の1程度のサイズが適当です。また、絵画の位置は目線の高さか、やや高めに飾ることで成長のエネルギーを高めます。
複数の絵画をグループで飾る場合は、大小さまざまなサイズをバランスよく配置してください。同じサイズを規則正しく並べるよりも、自然な感じで配置することで気の流れに動きが生まれます。南東の方角に飾る絵画群は、見た目の美しさだけでなく、気の流れも考慮した配置を心がけましょう。
運気について
南東の方角に適切な絵画を飾ることは、さまざまな運気の向上につながります。この方角は特に成長と発展に関わる運気を司っているため、絵画選びを工夫することで、あなたの人生に良い影響を与えることができます。それぞれの運気との関係を見ていきましょう。
金運
南東の方角は風水において金運とも深い関わりがあります。この方角に成長を象徴する絵画を飾ることで、経済的な豊かさと財の成長を促すことができます。特に新たな収入源を開拓したい方には効果的です。
金運アップを目的とする場合は、緑色を基調としつつ、金色や茶色のアクセントがある絵画がお勧めです。例えば、朝日を浴びて輝く森林や、実りの秋を描いた作品などが適しています。ただし、金運を意識しすぎて金色ばかりの絵画を選ぶのは避けましょう。
南東の金運エネルギーを高めるには、絵画の題材として富と繁栄を連想させるものも効果的です。ただし、直接的に金銭を描いたり、過度に物質主義的な絵柄は避けるべきです。あくまでも自然な豊かさを感じさせる作品を選んでください。
恋愛運
南東の方角に飾る絵画は、恋愛運にも良い影響を与えます。この方角の成長エネルギーは、新たな出会いや関係の発展を促進する力があるからです。パートナーシップの成長を願う方にもお勧めです。
恋愛運を高める絵画としては、2本の木が並んで育っている森や、つる草が絡み合う様子を描いた作品が適しています。しかし、あまりにも直接的に男女の関係を連想させる絵柄は、かえって安っぽい印象を与えるため避けた方が無難です。
カップルでお住まいの場合は、南東に2羽の小鳥や2頭の鹿など、つがいの動物を描いた絵画を飾ることも効果的です。ただし、これらの絵柄もあくまさ自然でさりげないものを選び、過度に甘ったるい印象の作品は避けるようにしましょう。
家庭運
南東の方角は家族の成長と調和を司る方位でもあります。この方角に適切な絵画を飾ることで、家族関係の改善や、家庭内の平和を促進することができます。特に子供の成長を願う家庭には効果的です。
家庭運を高める絵画としては、家族で憩えるような森の風景や、温かい光に包まれた自然の風景が適しています。木漏れ日が差し込む森の中や、家族でピクニックできるような草原の風景などが理想的です。
家族の写真を飾る場合も、南東の方角には家族全員が揃った写真を選びましょう。ただし、写真よりも絵画の方が気の流れを乱しにくいため、可能であれば絵画を優先することをお勧めします。家族の笑顔が溢れるような、明るく温かい雰囲気の作品を選んでください。
仕事運
南東の方角に飾る絵画は、仕事運やキャリアの成長にも影響します。この方角のエネルギーは新しいプロジェクトの成功や、職業上のスキルアップを促進する力があるからです。転職や独立を考えている方にも効果的です。
仕事運を高める絵画としては、力強い大木や、山々を見渡せる高台からの風景など、展望の良い作品が適しています。また、竹林のように真っ直ぐ上に成長する植物を描いた絵画も、キャリアの上昇を象徴します。
仕事場や書斎の南東に絵画を飾る場合は、集中力を高めつつもリラックスできるような、落ち着いた色彩の作品を選びましょう。あまりにも刺激的な色彩や、気が散るような複雑な構図の作品は避けることが賢明です。仕事の効率アップを図りたいなら、緑を基調としたシンプルで深みのある作品が最適です。
健康運
南東の方角は健康運、特に成長期の子供の健康や、家族全体の活力と深い関わりがあります。この方角に生命力にあふれる絵画を飾ることで、家族の健康維持や活力向上に貢献します。
健康運を高める絵画としては、生命力に満ちた森林や、清らかな水流のある風景が適しています。春の芽吹きを描いた作品や、夏の青々とした草原の風景など、生命力を感じさせる絵柄を選びましょう。
病気の回復期にある家族がいる場合は、南東の方角に回復と再生を象徴する絵画を飾ることが効果的です。例えば、雨上がりの清々しい森林や、新緑の美しい風景などがお勧めです。ただし、病人の目につきすぎる場所に飾ることは避け、自然な形で目に入る位置に配置しましょう。

