「NGな絵」の風水と3つの注意点

お部屋に飾っている絵が、実は風水的に良くない影響を与えているかもしれないと気になっていませんか。絵画やアートは住空間の雰囲気を決める重要な要素ですが、風水の観点から見ると避けるべき作品があるのです。

今回は風水で避けるべきNGな絵の特徴と、飾る際の注意点について詳しく解説します。適切な絵を選んで配置することで、あなたの運気を向上させるヒントをお伝えしていきましょう。

「NGな絵」の風水

風水において避けるべき絵には、明確な特徴があります。これらの絵を飾ると、住まいのエネルギーバランスが崩れ、運気の低下を招く恐れがあるのです。

風水でNGとされる絵の特徴は次の3つです。

• 暴力的な内容や争いを描いた絵
• 枯れた植物や朽ちた建物など衰退を表現した絵
• 悲しみや怒りなど負の感情を強く表現した絵

これらの絵は見る人の心理状態に影響を与え、住空間の気の流れを悪化させてしまいます。以下で詳しく見ていきましょう。

暴力的な内容や争いを描いた絵

戦争シーンや武器を持った人物、動物同士の争いなどを描いた絵は、風水では強い殺気を放つとされています。このような絵を住空間に飾ると、家族間の関係が悪化したり、トラブルが起こりやすくなったりする可能性があります。

特に寝室やリビングなど、家族が長時間過ごす場所にこうした絵があると、無意識のうちに攻撃的な気持ちが芽生えやすくなります。平和で調和のとれた家庭環境を望むなら、暴力的な要素を含む絵は避けることが賢明です。

どうしても歴史的価値のある戦争画などを所有している場合は、人目につかない場所に保管するか、専用の部屋で鑑賞するようにしましょう。

枯れた植物や朽ちた建物など衰退を表現した絵

枯れ木や枯れ花、廃墟となった建物などを描いた絵は、衰退や終わりを象徴するため風水では避けるべきとされています。こうした絵からは生命力が感じられず、住む人の活力や成長運を妨げる恐れがあります。

特に玄関や仕事部屋にこのような絵を飾ると、新しいチャンスを逃したり、物事が停滞したりする傾向が現れやすくなります。風水では常に成長と発展を重視するため、衰退を連想させるモチーフは好ましくありません。

もし現在そうした絵を飾っているなら、生命力あふれる花や緑豊かな風景画などに交換することをおすすめします。

悲しみや怒りなど負の感情を強く表現した絵

泣いている人物や怒りに満ちた表情、絶望感を表現した抽象画などは、見る人の感情にも影響を与えてしまいます。風水では住空間に流れる気が住人の運気を左右すると考えるため、負の感情を放つ絵は避けるべきなのです。

このような絵を長期間眺めていると、無意識のうちに暗い気持ちになったり、ストレスを感じやすくなったりします。特に子どもがいる家庭では、情緒の発達に悪影響を与える可能性もあります。

住空間には明るく前向きな気持ちになれる絵を選び、家族全員が心地よく過ごせる環境を作ることが風水の基本原則です。

「NGな絵」に関する3つの注意点

風水でNGとされる絵を避けることはもちろん、絵を飾る際にはいくつかの注意点があります。適切な場所に正しい方法で飾らなければ、良い絵であっても逆効果になってしまう場合があるのです。

NGな絵に関する風水の注意点は次の3つです。

• 絵の配置場所と方角を慎重に選ぶ
• 絵のサイズと部屋のバランスを考える
• 絵の状態を定期的にメンテナンスする

これらのポイントを押さえることで、絵による風水効果を最大限に活用できます。以下で詳しく見ていきましょう。

絵の配置場所と方角を慎重に選ぶ

風水では方角ごとに異なるエネルギーが流れているため、絵を飾る場所と方角は慎重に選ぶ必要があります。例えば、水を描いた絵を火の気が強い南側に飾ると、相克関係によって運気が乱れてしまいます。

また、寝室には刺激的な色彩の絵よりも、穏やかで落ち着いた色調の絵が適しています。玄関には明るく前向きな印象の絵を飾ることで、良い気を招き入れる効果が期待できます。

絵を飾る前には、その部屋の用途と方角を確認し、風水の五行理論に基づいて最適な作品を選ぶようにしましょう。

絵のサイズと部屋のバランスを考える

部屋に対して大きすぎる絵や小さすぎる絵は、空間のエネルギーバランスを崩してしまいます。風水では調和とバランスを重視するため、部屋の広さに見合ったサイズの絵を選ぶことが肝心です。

狭い部屋に巨大な絵を飾ると圧迫感が生まれ、住む人にストレスを与えてしまいます。逆に広い壁に小さな絵をぽつんと飾っても、寂しい印象を与えて気の流れが停滞しがちになります。

理想的なのは、壁面の3分の1から2分の1程度の大きさの絵を選ぶことです。複数の小さな絵をバランスよく配置する方法も効果的です。

絵の状態を定期的にメンテナンスする

汚れた絵や色あせた絵、額縁が傷んだ絵は、どんなに良い内容であっても負のエネルギーを発してしまいます。風水では清潔さと美しさが運気向上の基本条件とされているため、絵の状態管理は欠かせません。

定期的に絵の表面を軽く清拭し、額縁の汚れやほこりも除去するようにしましょう。色あせや損傷が目立つようになったら、修復するか新しい絵に交換することをおすすめします。

また、長期間同じ絵を飾り続けるよりも、季節や気分に合わせて定期的に交換することで、新鮮なエネルギーを取り入れることができます。

運気について

風水における絵の選択と配置は、あなたの様々な運気と密接に関係しています。適切な絵を選んで正しい場所に飾ることで、金運から恋愛運まで幅広い運気の向上が期待できるのです。

金運

金運を向上させたい場合は、豊かさや繁栄を象徴する絵を選ぶことが効果的です。黄金色の稲穂や豊作の田園風景、美しい宝石などを描いた絵は、財運を引き寄せる力があるとされています。

特に西側や北西側に黄色や金色を基調とした絵を飾ると、金運アップの効果が期待できます。ただし、あまりにも露骨に金銭を連想させる絵は品が無いため、上品で美しい作品を選ぶことが大切です。

また、流れる川や滝の絵も金運に良いとされていますが、水が家から流れ出る向きに描かれている場合は逆効果になるので注意が必要です。

恋愛運

恋愛運を高めるには、愛情や調和を表現した絵が適しています。美しい花、特にピンクや赤の花を描いた絵は、恋愛エネルギーを活性化させる効果があります。

ペアで描かれた動物や鳥の絵も、パートナーシップの運気を向上させるとされています。寝室の南西側にこうした絵を飾ることで、より強い効果が期待できるでしょう。

ただし、一人で描かれた人物画や寂しい印象の風景画は、孤独感を強めてしまう可能性があるため避けるべきです。

家庭運

家庭の和合と幸せを願うなら、温かみのある家族的な雰囲気の絵を選びましょう。穏やかな田園風景や、平和な動物の家族を描いた絵は、家庭運の向上に効果的です。

リビングや食堂には、家族が集まって食事を楽しむような温かいシーンの絵や、豊かな実りを表現した絵を飾ると良いでしょう。これらの絵は家族の絆を深め、家庭内の調和を促進します。

逆に、一匹狼のような孤独な動物や、荒れ果てた風景の絵は家庭運を下げる可能性があるため注意が必要です。

仕事運

仕事運を向上させるには、成長や発展を象徴する絵が効果的です。上昇する龍や鷹、高くそびえる山々などを描いた絵は、キャリアアップや事業拡大の運気を高めてくれます。

書斎や仕事部屋には、知性や集中力を高める効果のある青色や緑色を基調とした絵を飾ることをおすすめします。また、東側に朝日や新緑の絵を飾ると、新しいチャンスを引き寄せる力が働きます。

ただし、下向きの矢印や沈む夕日などの絵は、仕事運の低下を招く恐れがあるため避けるべきです。

健康運

健康運を高めるためには、生命力や活力を表現した絵が適しています。青々とした森林や清らかな湖、新鮮な果物などを描いた絵は、心身の健康をサポートする効果があります。

特に東側や南東側に緑豊かな自然の絵を飾ると、健康運の向上が期待できます。また、朝の光を表現した明るい絵も、一日の始まりに良いエネルギーをもたらしてくれるでしょう。

病気や怪我を連想させる絵、暗く重苦しい雰囲気の絵は健康運に悪影響を与える可能性があるため、明るく生命力にあふれた作品を選ぶことが肝心です。