「枝もの」の風水と3つの注意点

お部屋に季節感を取り入れたいと思って枝ものを飾ってみたいけれど、風水的にどうなのか気になっているかもしれません。自然の恵みである枝ものは空間に生命力をもたらしてくれますが、風水の観点から見ると注意するべきポイントもいくつか存在します。

今回は「枝もの」の風水について、基本的な考え方から実践的な活用法、そして気をつけるべき注意点まで詳しく解説していきます。この記事を読めば、枝ものを上手に取り入れて運気を高める方法がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。

「枝もの」の風水

枝ものは風水において、自然のエネルギーを室内に取り込む優れたアイテムとして知られています。ただし、どんな枝ものでも良いわけではなく、選び方や飾り方にはいくつかのポイントがあります。枝ものの風水で押さえておきたい基本は次の3つです。

  • 生命力のある新鮮な枝を選ぶこと
  • 飾る場所と方位を意識すること
  • 季節に合った枝ものを取り入れること

これらのポイントを意識することで、枝ものが持つ自然のパワーを最大限に引き出すことができます。以下で詳しく見ていきましょう。

生命力のある新鮮な枝を選ぶこと

風水では、生き生きとした気を放つものが運気を高めると考えられています。枝ものを選ぶ際は、枝ぶりが良く、芽吹きの勢いがあるものを選ぶことが何よりも大切です。

特に春先に出回る桜や桃、梅などの花枝は、新しい季節の到来を告げる縁起の良いアイテムとされています。これらの枝ものは、停滞していた運気を動かし、新たな展開を呼び込む力を持っているのです。

また、枝の切り口が新しく、水を吸い上げる力が強いものを選ぶことで、長く美しい状態を保つことができます。枯れかけた枝や元気のない枝は、むしろ気の流れを悪くしてしまうため避けましょう。

飾る場所と方位を意識すること

枝ものを飾る場所は、風水において非常に重要な意味を持ちます。玄関に飾れば外から良い気を招き入れ、リビングに飾れば家族の絆を深める効果が期待できます。

方位との相性も考えると、さらに効果的です。東や南東は木の気と相性が良く、成長や発展を象徴する方位なので、枝ものを飾るのに最適な場所といえます。

逆に、トイレや浴室などの水回りに飾るのは避けた方が賢明です。水の気が強すぎる場所では、木の気が弱まってしまい、枝ものが持つ本来のパワーを発揮できなくなってしまいます。

季節に合った枝ものを取り入れること

風水では、季節の移り変わりとともに気の流れも変化すると考えられています。その時々の季節に合った枝ものを飾ることで、自然のリズムと調和し、運気の流れもスムーズになります。

春には桜や桃、夏には青々とした葉枝、秋には紅葉した枝や実のついた枝、冬には松や南天など、四季折々の枝ものを楽しみましょう。季節感を大切にすることで、空間に新鮮なエネルギーが満ちていきます。

特に節分や桃の節句、七夕といった節目に合わせて枝ものを変えると、邪気を払い、良い運気を呼び込む効果が高まります。季節の変わり目は気の入れ替わる時期でもあるため、積極的に枝ものを活用したいものです。

「枝もの」に関する3つの注意点

枝ものは風水的に優れたアイテムですが、扱い方を誤ると逆効果になることもあります。運気を下げないためにも、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。枝ものに関する風水上の注意点は次の3つです。

  • 枯れた枝をそのまま放置しないこと
  • トゲのある枝の扱いに気をつけること
  • 水の管理を怠らないこと

これらの注意点を守ることで、枝ものが持つ良い気を保ち続けることができます。以下で詳しく見ていきましょう。

枯れた枝をそのまま放置しないこと

枯れた枝は死んだ気を発するため、風水では非常に良くないものとされています。生命力を失った植物は、空間の気を停滞させ、住む人の運気にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

枝ものが枯れてきたら、感謝の気持ちを込めて速やかに処分しましょう。そして新しい枝に取り替えることで、常に新鮮なエネルギーを保つことができます。

また、花が散った後の枝も長く飾り続けるのは避けた方が良いでしょう。美しい時期を過ぎたら、次の季節の枝ものに入れ替えることで、気の流れが活性化されます。

トゲのある枝の扱いに気をつけること

バラやサンザシなど、トゲのある枝は風水において注意が必要なアイテムです。トゲは鋭い気を発するため、場所によっては人間関係のトラブルや健康面での問題を引き起こす可能性があります。

もしトゲのある枝を飾りたい場合は、玄関やリビングなど人が集まる場所は避け、庭や屋外に飾るのが無難です。室内に飾る際は、目線より高い位置に置くことで、トゲの持つ攻撃的な気を和らげることができます。

どうしても室内に飾りたいときは、できるだけトゲを取り除くか、柔らかい布で覆うなどの工夫をすると良いでしょう。トゲの気を中和することで、安心して枝ものを楽しめます。

水の管理を怠らないこと

枝ものを長持ちさせ、良い気を保つためには、こまめな水替えが欠かせません。古い水は澱んだ気を生み出し、せっかくの枝ものが持つ良いエネルギーを台無しにしてしまいます。

理想的には毎日、少なくとも2から3日に一度は水を替えるようにしましょう。その際、花瓶の内側もしっかり洗い、清潔な状態を保つことが運気アップにつながります。

また、水の量にも注意が必要です。少なすぎると枝が水を吸い上げられず枯れてしまい、多すぎると雑菌が繁殖しやすくなります。適切な水位を保つことで、枝ものが持つ生命力を最大限に引き出せるのです。

運気について

枝ものは単なるインテリアではなく、風水における運気アップの強力なツールです。適切に活用することで、金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運といったさまざまな運気を高めることができます。

金運

金運を高めたいなら、西の方位に黄色や金色の実がついた枝ものを飾るのが効果的です。特に柿やみかんなど、豊かな実りを象徴する枝は、財運を呼び込む力が強いとされています。

また、玄関の右側(内側から見て)に枝ものを飾ると、外から金運を招き入れる効果があります。この際、花瓶は陶器や磁器製のものを選ぶと、土の気が金の気を生み出し、さらに金運アップにつながります。

枝ものの水を清潔に保つことも、金運に直結する要素です。澱んだ水は金運を停滞させるため、こまめな水替えを心がけることで、お金の流れもスムーズになります。

恋愛運

恋愛運を上げるには、桃の枝が最も効果的とされています。桃は古来より縁結びの象徴とされ、良縁を引き寄せる力が強いのです。

寝室の東南に桃の枝を飾ると、恋愛運が大きく高まります。この方位は風水で「結婚運」を司る場所であり、パートナーとの関係を深めたい人にも最適です。

ピンクや白の花を咲かせる枝ものも、恋愛運アップに効果があります。特に春先の桜は、新しい出会いを呼び込むパワーが強いため、恋人募集中の人はぜひ取り入れてみましょう。

家庭運

家庭運を高めるなら、リビングの中心に近い場所に枝ものを飾るのがおすすめです。家族が集まる場所に自然のエネルギーを取り込むことで、家族の絆が深まり、和やかな雰囲気が生まれます。

桜や梅など、春の訪れを告げる枝ものは、家族に新しい希望や喜びをもたらします。また、松や南天といった常緑の枝は、家庭の安定と繁栄を象徴するため、一年を通して飾るのに適しています。

家族の写真の近くに枝ものを飾ると、さらに効果が高まります。自然の生命力が家族の絆を強化し、お互いを思いやる気持ちを育ててくれるのです。

仕事運

仕事運をアップさせたいなら、書斎やデスク周りの東側に枝ものを飾りましょう。東は太陽が昇る方位であり、仕事での成長や発展を促す力があります。

竹や松など、まっすぐに伸びる枝は、キャリアの上昇を象徴します。特に竹は節目を乗り越えながら成長することから、困難を克服する力を与えてくれると考えられています。

また、芽吹きの力強い枝ものを飾ると、新しいプロジェクトやアイデアを生み出す創造力が高まります。定期的に新鮮な枝に取り替えることで、仕事面でも常に新しい風を取り込めるでしょう。

健康運

健康運を高めるには、東の方位に生命力あふれる緑の枝を飾るのが効果的です。東は健康を司る方位であり、木の気が強い場所なので、枝ものとの相性が抜群に良いのです。

特に新芽や若葉がついた枝は、若々しさと活力を象徴します。これらを飾ることで、心身ともにフレッシュな状態を保つことができるでしょう。

また、ユーカリやローズマリーなど、香りのある枝ものは、空気を浄化し、心を落ち着かせる効果があります。寝室に飾れば良質な睡眠を促し、リビングに飾れば家族全員の健康運を底上げしてくれます。

「枝もの」の風水アイテム

「枝もの」の風水と親和性の高いアイテムはルビーのスフィアです。

ルビーのスフィアは、情熱を循環させ冷めた関係を修復すると言われています。というのも、球体が放つ全方向への熱い波動が、マンネリ化した空気や冷え切った仲に再び火を灯すからです。

ルビーのスフィアを寝室やリビングに置き、情熱的なエネルギーを取り戻すことを目指してみましょう。きっと失いかけていた熱意や愛情が復活し、再び熱い絆で結ばれるはずです。

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