ラベンダーのドライフラワーを飾りたいけれど、風水的にどうなのか気になっていませんか。美しい紫色と心地よい香りが魅力的なラベンダーですが、ドライフラワーという形状が風水に与える影響について、不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、ラベンダーのドライフラワーが持つ風水的な意味と、運気を下げないための具体的な注意点をお伝えします。正しい知識を持って取り入れることで、あなたの暮らしに癒しと良い気をもたらすことができますので、ぜひ最後までお読みください。
「ラベンダー(ドライフラワー)」の風水
ラベンダーのドライフラワーは、風水において独特の位置づけを持つアイテムです。風水上押さえておくべきポイントは次の3つです。
- 浄化と癒しのエネルギーを持つ
- 陰の気を帯びやすい性質がある
- 置き場所によって作用が大きく変わる
これらのポイントを理解することで、ラベンダーのドライフラワーを効果的に活用できるようになります。以下で詳しく見ていきましょう。
浄化と癒しのエネルギーを持つ
ラベンダーは古くから浄化のハーブとして知られており、その香りは空間の邪気を払う力を持っています。ドライフラワーになっても、ラベンダーの持つ浄化作用は失われず、むしろ香りが凝縮されて穏やかに漂い続けます。
特に紫色は風水において高貴な色とされ、精神性を高めて心を落ち着かせる効果があります。ラベンダーのドライフラワーは、日々のストレスや疲れを癒し、あなたの心に安らぎをもたらしてくれるでしょう。
玄関や寝室に飾ることで、外から持ち帰った悪い気を浄化し、穏やかな眠りを促す環境を整えることができます。香りが心地よく感じられる間は、そのエネルギーが活きている証拠です。
陰の気を帯びやすい性質がある
ドライフラワーは生命力を失った植物であるため、風水では陰の気を帯びやすいとされています。ラベンダーも例外ではなく、時間が経つにつれて陰の気が強まっていく傾向があります。
陰の気が強まると、空間全体のエネルギーバランスが崩れ、気分が沈みがちになったり、物事が停滞したりする可能性があります。特に湿気の多い場所や日当たりの悪い場所では、陰の気がより早く蓄積されてしまいます。
ただし、ラベンダーの浄化作用がある間は、この陰の気の影響を緩和してくれます。定期的に新しいものと交換することで、陰の気の蓄積を防ぎながら、ラベンダーの恩恵を受け続けることができるのです。
置き場所によって作用が大きく変わる
ラベンダーのドライフラワーは、飾る場所によって風水的な作用が大きく異なります。陽の気が強い場所に置くことで、陰陽のバランスが取れて良い効果が生まれます。
寝室に置く場合は、安眠効果が期待できますが、枕元よりも少し離れた場所が適しています。リビングでは、家族が集まる中心よりも、落ち着いて過ごしたいコーナーに飾ると良いでしょう。
逆に、キッチンや浴室など水回りに置くのは避けるべきです。水の気と陰の気が重なり合うと、運気が停滞しやすくなります。風通しが良く、適度に日光が入る場所を選ぶことが、ラベンダーのドライフラワーを最大限に活かす秘訣です。
「ラベンダー(ドライフラワー)」に関する3つの注意点
ラベンダーのドライフラワーを風水的に正しく活用するために気をつけるべきことがあります。注意点は次の3つです。
- 色あせたら速やかに処分する
- 複数箇所に大量に飾らない
- 感謝の気持ちを持って手放す
これらの注意点を守ることで、ラベンダーのドライフラワーが持つ良いエネルギーだけを取り入れることができます。以下で詳しく見ていきましょう。
色あせたら速やかに処分する
ラベンダーの美しい紫色が褪せてきたら、それは陰の気が強まっているサインです。色あせは生命力が完全に失われたことを意味し、浄化作用も弱まっていることを示しています。
色あせたドライフラワーをそのまま飾り続けると、空間に停滞した気が溜まり、運気の流れが悪くなります。特に恋愛運や対人運に悪影響を及ぼし、新しい出会いや良好な関係性を遠ざけてしまう恐れがあります。
美しい状態を保てるのは通常3ヶ月から半年程度ですので、その期間を目安に交換しましょう。色の鮮やかさを定期的にチェックして、輝きが失われる前に新しいものと入れ替えることが理想的です。
複数箇所に大量に飾らない
ラベンダーのドライフラワーを家中のあちこちに飾ると、陰の気が家全体に広がってしまいます。一箇所に適量を飾ることで、浄化作用を活かしながら陰陽のバランスを保つことができます。
特に狭い空間に大量のドライフラワーを置くと、気の流れが滞って息苦しさを感じることがあります。風水では「過ぎたるは猪鹿の如し」という考え方があり、良いものでも多すぎると逆効果になるのです。
一つの部屋につき小さな花束一つ程度が適量です。複数の部屋に飾りたい場合は、生花や観葉植物など陽の気を持つアイテムと組み合わせることで、家全体のエネルギーバランスを整えることができます。
感謝の気持ちを持って手放す
ラベンダーのドライフラワーを処分する際は、必ず感謝の言葉を伝えてから手放しましょう。あなたの空間を浄化し、癒しを与えてくれたラベンダーに対して、敬意を払うことが大切です。
感謝せずに無造作に捨てると、自分自身の運気も一緒に捨ててしまうことになります。風水では、物には気が宿ると考えられており、大切に扱ったものほど良い気を運んでくれると信じられています。
白い紙に包んで「ありがとうございました」と心の中で唱えてから処分すると、気持ちよく手放すことができます。こうした丁寧な所作が、あなた自身の心を整え、次に迎える新しいラベンダーがより良いエネルギーをもたらしてくれるのです。
運気について
ラベンダーのドライフラワーは、適切に取り入れることで様々な運気に良い影響を与えます。それぞれの運気に合わせた工夫を取り入れることで、あなたの望む幸運を引き寄せることができるでしょう。
金運
ラベンダーのドライフラワーは、金運に対して間接的に作用します。紫色は風水において財を蓄える色とされており、落ち着いた判断力を養う効果があります。
書斎や仕事部屋にラベンダーを飾ることで、冷静な金銭感覚を保ち、無駄遣いを防ぐことができます。特に西の方角に置くと、金運を安定させる効果が高まるでしょう。
ただし、財布の近くや金庫の上など、お金を直接保管する場所には置かないようにしましょう。陰の気がお金の流れを停滞させてしまう可能性があるため、少し離れた場所で精神を整える目的で活用するのが賢明です。
恋愛運
ラベンダーは心を穏やかにする作用があり、恋愛運においては自分自身の内面を磨く助けとなります。焦りや不安を和らげて、自然体で相手と向き合える心の余裕を生み出してくれます。
寝室の東南方向にラベンダーのドライフラワーを飾ると、良縁を引き寄せる効果が期待できます。ただし、枕元に直接置くと陰の気の影響で気持ちが内向的になりすぎるため、窓際やドレッサーの近くが適しています。
すでにパートナーがいる方は、リビングの落ち着いたコーナーに飾ることで、二人の関係に穏やかさと安定感をもたらします。ピンク色の小物と組み合わせると、より恋愛運アップの効果が高まるでしょう。
家庭運
ラベンダーの香りは家族の心を和ませ、家庭内の調和を促進します。日々の小さないざこざを鎮めて、穏やかなコミュニケーションを取りやすくしてくれるでしょう。
リビングの中心から少し外れた場所、たとえば読書コーナーやソファの脇に置くことで、家族それぞれが心を落ち着ける空間を作れます。家族全員が集まる食卓からは離して、個人がリラックスできる場所に配置するのがポイントです。
子ども部屋に置く場合は、勉強机の近くよりも、ベッド脇の棚などが適しています。ラベンダーの鎮静作用が、活発すぎる子どもの気持ちを落ち着かせ、質の良い睡眠をサポートしてくれます。
仕事運
ラベンダーは集中力を高め、精神的な疲労を回復させる作用があります。仕事運においては、冷静な判断力と創造性を引き出す手助けをしてくれるでしょう。
デスクの上ではなく、少し離れた棚やキャビネットの上に飾ることで、仕事中に視界に入りながらも邪魔にならない配置が理想的です。北の方角に置くと、キャリアアップや仕事の安定に良い影響があります。
在宅ワークをしている方は、仕事スペースと休憩スペースの境界にラベンダーを置くことで、オンとオフの切り替えがスムーズになります。香りが心をリセットし、次の作業への集中力を高めてくれるのです。
健康運
ラベンダーの香りには、心身のストレスを和らげる効果があり、健康運に直接的に作用します。特に不眠や精神的な疲労を感じている方にとって、自然な癒しをもたらしてくれるでしょう。
寝室に飾る場合は、ベッドから2メートルほど離れた場所が最適です。香りが強すぎず弱すぎず、ちょうど良い距離感で安眠をサポートしてくれます。
ただし、体調が優れない時期が続く場合は、一旦ドライフラワーを片付けることも検討しましょう。陰の気が体調不良と共鳴して、回復を遅らせる可能性があるためです。健康な時にこそ、ラベンダーの予防的な効果を最大限に活用できます。

