「象」の風水と3つの注意点

家の中に象の置物を飾ろうか迷っていたり、すでに飾っているけれど風水的に大丈夫なのか気になっていませんか。象は古くから縁起の良い動物として親しまれており、風水でも特別な意味を持つ存在です。

今回は「象」にまつわる風水の知識と、取り入れる際の注意点について詳しく解説していきます。正しく理解して活用すれば、あなたの暮らしに良い気をもたらしてくれるでしょう。

「象」の風水

象は風水において非常に縁起が良いとされ、さまざまな開運効果をもたらすシンボルです。その大きな体と力強さから、家庭に安定と繁栄をもたらす存在として重視されてきました。象の風水で押さえておきたいポイントは次の3つです。

• 象は財運と権力を象徴する動物である
• 鼻を上げた象は幸運を吸い上げる力がある
• 玄関に置くことで良い気を招き入れられる

これらのポイントを理解することで、象の風水パワーを最大限に引き出せます。以下で詳しく見ていきましょう。

象は財運と権力を象徴する動物である

象はその堂々とした姿から、古来より富と権力の象徴とされてきました。風水では、象の持つ安定感と力強さが家庭や事業に繁栄をもたらすと考えられています。

特にアジア圏では、象は王族や富裕層のシンボルとして扱われてきた歴史があります。その影響から、象の置物を飾ることで財を呼び込み、地位を高める効果が期待できるのです。

象の置物を適切な場所に配置すれば、経済的な安定と社会的な成功を引き寄せられるでしょう。あなたの家にも豊かさをもたらす強力な味方になってくれます。

鼻を上げた象は幸運を吸い上げる力がある

象の鼻が上を向いている置物には、特別な意味が込められています。風水では、上向きの鼻が天から降り注ぐ幸運を吸い上げ、家の中に取り込むと信じられているのです。

鼻を高く上げた象の姿勢は、積極的に運気を掴み取る姿勢を表しています。この形状の象を置くことで、チャンスを逃さず、良い流れを引き寄せる環境が整うでしょう。

逆に鼻が下を向いている象は落ち着きや安定を表しますが、開運効果を求めるなら鼻を上げたものを選ぶのがおすすめです。あなたの目的に合わせて、象の形を選んでください。

玄関に置くことで良い気を招き入れられる

玄関は家の顔であり、気の入口となる場所です。ここに象の置物を配置することで、外から入ってくる良い気を増幅させる効果があります。

象を玄関の内側に置く場合は、鼻を家の中心に向けて配置しましょう。こうすることで、外から入ってきた幸運を家全体に循環させられます。

玄関に象を置くときは、清潔な状態を保つことも忘れてはいけません。埃まみれの象では、せっかくの開運効果が半減してしまいます。

「象」に関する3つの注意点

象の風水を取り入れる際には、いくつか気をつけるべきポイントがあります。正しく扱わなければ、逆効果になってしまう可能性もあるのです。象を飾る上で特に注意したい点は次の3つです。

• 象の向きを間違えると運気が逃げる
• 象を複数置く場合は奇数にする
• 寝室への配置は避けたほうが良い

これらの注意点を守ることで、象の持つ良い効果を最大限に活かせます。以下で詳しく見ていきましょう。

象の向きを間違えると運気が逃げる

象の置物を配置するとき、最も気をつけたいのがその向きです。象の鼻や顔が向いている方向によって、気の流れが大きく変わってしまいます。

基本的に、象は玄関から入ってくる気を家の中に導き入れるように配置します。つまり、象の顔を玄関や窓の方向に向けてはいけません。

外に向けて置いてしまうと、せっかく集まった良い気を外に逃がしてしまうことになります。象の顔は必ず家の内側に向けて、幸運を家の中に留めるようにしましょう。

象を複数置く場合は奇数にする

風水では、陰陽のバランスを整えるために奇数を好む傾向があります。象の置物を複数飾る場合も、この原則に従うことが望ましいのです。

1体、3体、5体といった奇数で配置することで、気のバランスが整い、より強力な開運効果が期待できます。特に3体の象は家族の調和を表すとされ、人気があります。

偶数で置くと陰陽のバランスが崩れ、気の流れが停滞しやすくなります。すでに偶数個持っている場合は、1体追加するか、1体を別の場所に移動させるとよいでしょう。

寝室への配置は避けたほうが良い

象は強いエネルギーを持つ動物のシンボルです。そのため、休息と静けさが求められる寝室には適していません。

寝室に象を置くと、そのパワーが強すぎて安眠を妨げる可能性があります。質の良い睡眠が取れなくなると、健康運や全体的な運気にも悪影響が出てしまうでしょう。

象の置物はリビングや玄関、書斎など、活動的な場所に配置するのが最適です。寝室にはもっと穏やかなエネルギーを持つアイテムを選んでください。

運気について

象の風水は、さまざまな運気と深く関わっています。適切に取り入れることで、金運や仕事運だけでなく、恋愛運や健康運にもプラスの影響をもたらすのです。

金運

象は財運を引き寄せる最強のシンボルの一つです。特に金色や銀色の象の置物は、金運アップに直接作用します。

リビングや仕事部屋の財位（部屋の入口から対角線上の奥の角）に象を置くと、お金の流れが良くなります。鼻を上げた象なら、より積極的に財を吸い上げてくれるでしょう。

象の置物の周りを常に整理整頓し、明るく保つことも忘れてはいけません。清潔な環境があってこそ、象は最大限の金運効果を発揮してくれます。

恋愛運

象は忠誠心と家族愛の象徴でもあるため、恋愛運や良縁を呼び込む効果があります。特にペアの象は、パートナーシップの強化に役立つのです。

寝室ではなく、リビングの南西の方角に象を置くと良縁に恵まれやすくなります。この方角は風水で人間関係や愛情を司る場所だからです。

すでにパートナーがいる人は、2体の象を並べて置くことで関係がより安定します。象の持つ穏やかで忠実なエネルギーが、二人の絆を深めてくれるでしょう。

家庭運

象は家族の調和と安定をもたらす力を持っています。家族が集まるリビングに象を置くことで、家庭内の雰囲気が穏やかになるのです。

特に3体の象（親象と子象2体）を飾ると、家族の結束が強まります。親象が子象を守る姿は、家族愛と保護のシンボルとして作用するからです。

家庭内でトラブルが続くときは、象の置物を取り入れてみてください。その安定したエネルギーが、家族間の誤解や対立を和らげてくれるはずです。

仕事運

象の持つ力強さと安定感は、仕事運の向上にも大きく貢献します。特にリーダーシップを発揮したい人や、キャリアアップを目指す人におすすめです。

デスクの左側（青龍の位置）に象を置くと、仕事での成功と昇進のチャンスが巡ってきやすくなります。象の堂々とした姿が、あなたの存在感を高めてくれるのです。

起業家や自営業の方は、オフィスの入口に象を配置するとよいでしょう。事業の安定と繁栄を守護し、着実な成長をサポートしてくれます。

健康運

象は長寿の象徴でもあり、健康運にも良い影響を与えます。その落ち着いたエネルギーが、心身のバランスを整えてくれるのです。

家の東側に象を置くと、家族全員の健康運が上昇します。東は太陽が昇る方角で、生命力や活力を司る場所だからです。

ただし、寝室への配置は避けて、リビングや廊下など共有スペースに置くようにしましょう。そうすることで、家族みんなが象の健康パワーを受け取れます。