「置物の方角」の風水と3つの注意点

お部屋に飾っている置物の方角について、風水的に正しい配置ができているのか気になっていませんか。せっかく気に入った置物を飾るなら、運気を下げるような場所は避けたいものです。

今回は「置物の方角」にまつわる風水の知識と、配置する際の注意点について詳しくお伝えします。この記事を読めば、あなたのお部屋の置物が最大限に良い気を呼び込む配置になるはずです。

「置物の方角」の風水

置物を配置する際、風水では方角によってもたらされる運気が大きく変わると考えられています。適切な方角に適切な置物を配置することで、空間全体のエネルギーバランスが整うのです。

ここでは置物の方角に関する風水の基本知識として、押さえておくべきポイントは次の3つです。

• 方角ごとに象徴する運気が異なること
• 置物の素材や色が方角との相性を左右すること
• 玄関から見た方角が基準となること

これらのポイントを理解することで、あなたの空間により良い気を招き入れることができます。以下で詳しく見ていきましょう。

方角ごとに象徴する運気が異なること

風水において、東西南北それぞれの方角には固有のエネルギーと象徴する運気があります。北は水の気を持ち、金運や恋愛運に関わる方角とされています。

東は木の気を持ち、仕事運や成長運、健康運を司る方角です。南は火の気を持ち、名誉運や人気運、美容運に影響を与えます。

西は金の気を持ち、金運や恋愛運を高める方角とされ、置物を配置する際には特に意識したい方角のひとつです。これらの特性を理解した上で置物を選び、配置することが開運への第一歩となります。

置物の素材や色が方角との相性を左右すること

方角にはそれぞれ相性の良い素材や色があり、これを五行思想に基づいて選ぶことが風水の基本です。北の方角には水の気を補う青や黒、グレーの置物が適しています。

東や南東には木の気を高める緑色や茶色、木製の置物が調和します。南には火の気を強める赤やオレンジ、紫の置物が効果的です。

西や北西には金の気を活性化させる白や金色、シルバー、陶器や金属製の置物が相性抜群です。素材と色を方角に合わせることで、置物が持つエネルギーが最大限に発揮されます。

玄関から見た方角が基準となること

置物の方角を決める際、風水では玄関を基準点として考えるのが一般的です。玄関から部屋の中を見たときの方角で判断します。

方角を正確に知るためには、コンパスやスマートフォンの方位磁石アプリを使うと便利です。玄関に立って各部屋がどの方角にあるかを確認してから、置物を配置する場所を決めましょう。

この基準を守ることで、家全体の気の流れが整い、置物が本来持つ開運効果を引き出すことができます。最初に正確な方角を把握しておくことが、風水を実践する上での土台となるのです。

「置物の方角」に関する3つの注意点

置物を方角に合わせて配置する際には、いくつか気をつけるべき点があります。間違った配置をしてしまうと、かえって運気を下げてしまう可能性もあるのです。

置物の方角に関する風水上の注意点は次の3つです。

• 方角と相性の悪い置物を配置しないこと
• 置物を置きすぎて気の流れを滞らせないこと
• 破損した置物をそのまま放置しないこと

これらに注意することで、置物が持つ良い気を最大限に活かせます。以下で詳しく見ていきましょう。

方角と相性の悪い置物を配置しないこと

方角には相性の良い置物がある一方で、相性の悪い置物も存在します。相性の悪い組み合わせは、その方角が持つ良い気を弱めてしまうのです。

たとえば、火の気を持つ南の方角に水を連想させる青い置物を配置すると、火と水が相克してエネルギーが打ち消し合ってしまいます。同様に、木の気を持つ東に金属製の置物を置くと、金が木を傷つける関係になり運気が下がります。

五行思想における相生相克の関係を理解し、方角に合った素材や色の置物を選ぶようにしましょう。迷ったときは、その方角と同じ属性か、相生関係にある属性の置物を選ぶと安心です。

置物を置きすぎて気の流れを滞らせないこと

たくさんの置物を飾ることで開運効果が高まると思われがちですが、実は逆効果になることがあります。置物が多すぎると空間に圧迫感が生まれ、良い気の流れを妨げてしまうのです。

風水では空間のゆとりと清潔さが何よりも大切とされています。置物は厳選したものを適切な場所に配置し、周囲にはある程度の余白を持たせることが理想です。

ひとつの方角に複数の置物を置く場合は、それぞれが持つ意味や効果が重複しないように気をつけましょう。量よりも質を重視し、本当に気に入った置物だけを大切に飾ることが開運への近道です。

破損した置物をそのまま放置しないこと

欠けたり割れたりした置物をそのまま飾り続けることは、風水的に良くありません。破損した置物は負のエネルギーを発し、空間全体の運気を下げてしまいます。

特に開運を目的として配置した置物が破損した場合は、その役目を終えたと考えるべきです。感謝の気持ちを込めて処分し、新しい置物に入れ替えることをおすすめします。

また、ホコリまみれになった置物も同様に良くありません。定期的に掃除をして清潔に保つことで、置物が持つ本来のパワーを維持できます。丁寧に扱うことが、置物からの恩恵を受け取るための基本姿勢なのです。

運気について

置物の方角を適切に整えることは、さまざまな運気に良い影響をもたらします。方角ごとの特性を活かした配置を心がけることで、あなたの望む運気を効果的に高めることができるのです。

金運

金運を高めたいなら、西の方角を意識した置物の配置が効果的です。西は金の気を持つ方角であり、金運アップに直結しています。

西の方角には、金色や黄色の招き猫、ガラス製や陶器製の置物を配置しましょう。特に丸みを帯びた形状の置物は、金運を呼び込むエネルギーを持っています。

また、北の方角も金運に関係が深い場所です。北には水色や白色の貯金箱や財布型の置物を置くことで、お金が流れ出るのを防ぎ、蓄財運を高める効果が期待できます。

恋愛運

恋愛運を上げるには、東南の方角に注目しましょう。東南は縁を呼び込む方角とされ、良い出会いや人間関係の発展を促します。

東南にはピンクやオレンジ色の置物、ペアになった置物を配置すると効果的です。鳥や花をモチーフにした置物も、恋愛運を高めるアイテムとして優れています。

南西の方角も恋愛運に関わる場所です。土の気を持つこの方角には、陶器製の置物や茶色、ベージュ系の色合いの置物を置くことで、安定した人間関係や結婚運を育むことができます。

家庭運

家庭運を高めるには、南西の方角が最も効果的です。南西は家庭や母性を象徴する方角であり、家族の絆を深めるエネルギーを持っています。

南西には陶器製の置物や、家族を象徴するような温かみのある置物を配置しましょう。茶色やベージュ、黄色といったアースカラーの置物が特に相性が良いです。

また、東の方角に木製の置物や緑色の観葉植物を置くことで、家族の健康運や成長運を高めることもできます。家族それぞれが健やかに成長し、調和のとれた家庭を築く助けとなるでしょう。

仕事運

仕事運を向上させたい場合は、東の方角を重視した配置が効果的です。東は成長と発展を象徴する方角であり、キャリアアップに直結しています。

東の方角には、木製や緑色の置物、上向きに伸びるデザインの置物を配置しましょう。龍や馬をモチーフにした置物も、仕事運を高めるアイテムとして人気があります。

北西の方角も仕事運に関わる場所です。北西は出世運や社会的地位を司る方角なので、白や金色の置物、品格を感じさせる陶器や金属製の置物を配置することで、リーダーシップや権威を高める効果が期待できます。

健康運

健康運を高めるには、東の方角が最も適しています。東は朝日が昇る方角であり、生命力と活力を象徴しているからです。

東の方角には、緑色や青色の置物、自然をモチーフにした置物を配置しましょう。特に植物や動物をかたどった置物は、生命エネルギーを高める効果があります。

また、中央のエリアも健康運に関わる場所です。家の中心部分には黄色や茶色の置物を置き、空間全体のバランスを整えることで、家族全員の健康を守ることができます。清潔に保つことも忘れずに心がけましょう。