「インテリアコーディネート」の風水と3つの注意点

新居への引っ越しやお部屋の模様替えを検討していて、風水を取り入れたインテリアコーディネートについて関心をお持ちではありませんか。どの色を選べばよいのか、家具の配置はどうすればよいのか、悩むことも多いでしょう。

今回はインテリアコーディネートにおける風水の基本的な考え方から注意点まで、わかりやすく解説していきます。あなたの住まいをより良い気の流れる空間へと変える具体的な方法をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

「インテリアコーディネート」の風水

インテリアコーディネートで風水を活用する際に知っておきたい基本的なポイントは次の3つです。

• 気の流れを良くする配置の原則
• 五行思想に基づいた色彩の選択
• 方角と部屋の用途の調和

これらの要素を適切に組み合わせることで、住まい全体のエネルギーバランスが整い、日々の生活により良い影響をもたらします。以下で詳しく見ていきましょう。

気の流れを良くする配置の原則

風水において最も基本となるのが、良い気（旺気）を住まいに取り入れ、悪い気（殺気）を避ける配置です。玄関から入った気がスムーズに各部屋を巡り、最終的に窓から外へと流れ出る動線を作ることが大切になります。

家具の配置では、入り口から奥へ向かって一直線に並べることは避けましょう。気が一気に流れ出てしまい、部屋に留まらなくなってしまいます。

エル字型やコの字型に家具を配置することで、適度に気の流れを緩やかにし、部屋全体に良いエネルギーが行き渡るようになります。ソファやベッドなどの大型家具は、壁を背にして安定感を演出することも重要なポイントです。

五行思想に基づいた色彩の選択

風水では木・火・土・金・水という五つの要素（五行）が互いに影響し合い、バランスを保つことで良い運気を生み出すとされています。インテリアの色選びでも、この五行の関係性を意識することが効果的です。

木の要素を表すグリーンは成長や発展を促し、リビングや書斎に適しています。火の要素を表すレッドやオレンジは活力を与えるため、ダイニングやキッチンで活用すると良いでしょう。

土の要素を表すベージュやイエローは安定感をもたらし、寝室や子供部屋におすすめです。金の要素を表すホワイトやシルバーは浄化作用があり、水回りに向いています。水の要素を表すブルーやブラックは冷静さと集中力を高めるため、書斎や勉強部屋に最適です。

方角と部屋の用途の調和

住まいの方角によって、それぞれ異なる運気が宿るとされており、各部屋の用途と方角の特性を合わせることで、より効果的な風水環境を作り出せます。東は太陽が昇る方角であり、新しいスタートや健康運に関係が深いため、朝食を摂るダイニングや子供部屋に適しています。

南は火の要素が強く、名声や人気運を司る方角です。リビングや応接間など、人が集まる場所に配置すると良い効果が期待できます。

西は金運に関わる方角とされており、書斎や仕事部屋として活用すると収入アップにつながる可能性があります。北は水の要素を持ち、静寂や休息を表すため、寝室に最適な方角とされています。

「インテリアコーディネート」に関する3つの注意点

インテリアコーディネートで風水を取り入れる際に気をつけたい注意点は次の3つです。

• 鏡の配置による気の乱れ
• 植物の管理と枯れた状態の影響
• 不要な物の蓄積による気の停滞

これらの点を見落とすと、せっかく風水を意識したコーディネートを行っても、逆に運気を下げてしまう結果になりかねません。以下で詳しく見ていきましょう。

鏡の配置による気の乱れ

鏡は風水において非常に強力なアイテムですが、間違った場所に配置すると気の流れを大きく乱してしまいます。特にベッドの正面や玄関の真正面に鏡を置くことは避けなければなりません。

ベッドの正面にある鏡は、眠っている間のエネルギーを反射してしまい、安眠を妨げる原因となります。また、玄関正面の鏡は、せっかく入ってきた良い気を跳ね返してしまう可能性があります。

鏡を設置する際は、斜めの角度に配置したり、良い景色を映すように工夫することが大切です。洗面所やクローゼットの扉裏など、機能的な場所への設置を心がけ、むやみに多くの鏡を配置することは控えましょう。

植物の管理と枯れた状態の影響

観葉植物は生命力に溢れ、空間に活力をもたらす優秀な風水アイテムです。しかし、適切な管理を怠り、枯れた状態のまま放置すると、逆に負のエネルギーを発生させてしまいます。

枯れた植物や枯れかけた植物は、衰退や停滞のエネルギーを部屋に広げてしまうため、早急に処分するか、元気な状態に回復させる必要があります。水やりや日当たりの確認を定期的に行いましょう。

植物を育てることに自信がない場合は、造花やドライフラワーよりも、手入れが簡単なサボテンや多肉植物から始めることをおすすめします。大切なのは生きている植物の持つ自然なエネルギーを活用することです。

不要な物の蓄積による気の停滞

風水では整理整頓された清潔な空間に良い気が宿るとされており、不要な物が溜まった状態では気の流れが滞ってしまいます。使わない家具や古い雑誌、壊れた電化製品などは、できるだけ早めに処分することが重要です。

クローゼットの中や押し入れ、引き出しの中など、見えない場所の整理も同様に大切になります。隠れた部分に溜まった不要品も、住まい全体の気の流れに影響を与えているためです。

定期的な断捨離を習慣化し、本当に必要な物だけに囲まれた生活を目指しましょう。物が少ない空間は掃除もしやすくなり、清潔さを保ちやすくなるという相乗効果も期待できます。

運気について

インテリアコーディネートにおける風水は、単に美しい空間を作るだけではなく、住む人の様々な運気に直接的な影響を与えます。適切な配置と色使いを心がけることで、金運から健康運まで、生活のあらゆる面でプラスの変化を実感できるでしょう。

金運

金運アップを目指すインテリアコーディネートでは、西の方角と金の要素を活用することが効果的です。西側の部屋には黄色やゴールドのアクセントカラーを取り入れ、丸い形の小物や光る素材のインテリアを配置しましょう。

玄関には明るい照明を設置し、常に清潔に保つことで、金運の入り口を整えることができます。財布や通帳などの金銭に関わる物は、北側の静かな場所に保管すると良いとされています。

水回りの清潔さも金運に大きく影響するため、キッチンやトイレ、洗面所は毎日の掃除を心がけてください。特に排水溝の詰まりや水漏れは金運の流出を意味するため、早急な修理が必要です。

恋愛運

恋愛運を高めるインテリアコーディネートでは、ピンクや暖色系の色合いを効果的に使うことがポイントになります。寝室にはペアになった小物や、丸みのある優しい形状の家具を配置し、愛情豊かな雰囲気を演出しましょう。

生花や香りの良いキャンドルなど、五感に訴えるアイテムを取り入れることで、魅力的なエネルギーを高めることができます。鏡は恋愛運アップにも有効ですが、寝室での使用は避け、化粧台やリビングでの活用がおすすめです。

南西の方角は愛情運や結婚運に関係が深いとされているため、この方角の部屋を寝室や夫婦の憩いの場として活用すると良い効果が期待できます。常に整理整頓を心がけ、居心地の良い空間作りを目指してください。

家庭運

家庭運の向上には、家族が自然に集まりたくなるような温かいリビング空間を作ることが重要です。暖色系の照明や自然素材の家具を選び、家族団らんの時間を大切にできる環境を整えましょう。

ダイニングテーブルは家族の結束を象徴する重要なアイテムです。角のない丸いテーブルを選ぶか、角がある場合はテーブルクロスで覆うなどして、柔らかい印象を演出してください。

家族写真を飾る際は、笑顔で写っている明るい写真を選び、南や南東の方角に配置すると家庭運アップに効果的です。子供部屋には明るい色合いを取り入れ、学習机は東向きに配置することで成長運を促進できます。

仕事運

仕事運を高めるインテリアコーディネートでは、集中力を高める青系の色合いと、安定感のある茶系の色合いを組み合わせることが効果的です。書斎やホームオフィスでは、背後に本棚や壁があるデスク配置を選び、精神的な安定感を確保しましょう。

デスクの上は常に整理整頓を心がけ、必要な物だけを配置することで、思考もクリアになります。観葉植物を1つ置くことで、創造性と集中力の両方を高めることができるでしょう。

北の方角は思考力や集中力に関係するため、この方角に書斎を配置することをおすすめします。また、東の方角は新しいアイデアや発展運に関係するため、クリエイティブな仕事をする場合は東向きのデスク配置が効果的です。

健康運

健康運アップのためのインテリアコーディネートでは、自然光をたっぷり取り入れることと、空気の流れを良くすることが基本となります。朝日の入る東側の部屋を寝室や朝食スペースとして活用し、1日の始まりを爽やかにスタートできる環境を作りましょう。

寝室では、頭を北向きまたは東向きにして眠ることで、質の良い睡眠を得ることができます。ベッドの周りには電子機器を置かず、静寂で落ち着いた環境を整えてください。

緑色の植物やナチュラルな素材の家具を多用することで、心身ともにリラックスできる空間を作り出せます。特にお風呂やトイレなどの水回りは健康運に直結するため、毎日の清掃と換気を欠かさず行い、清潔な状態を維持することが重要です。