鏡を新しく購入しようとしたとき、フレームの色で迷ってしまうことはありませんか。何気なく選んでしまいがちな鏡のフレームですが、実は風水において色選びはとても意味のあることなのです。
今回は、鏡のフレームの色が持つ風水的な意味と、選ぶ際に気をつけたい注意点について詳しくお伝えします。この記事を読むことで、あなたの暮らしに合った最適なフレームカラーが見つかり、運気を味方につけることができるでしょう。
「鏡のフレームの色」の風水
鏡のフレームの色は、鏡が映し出すエネルギーの質を左右する存在として、風水では非常に重視されています。色そのものが持つ気と鏡の持つ増幅作用が組み合わさることで、空間全体の運気に大きな影響を与えるのです。
フレームの色選びで押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 木製のナチュラルカラーは調和と成長の気を育む
- ゴールドやシルバーは財運と格を高める
- ブラックやホワイトは空間の気を引き締める
以下で詳しく見ていきましょう。
木製のナチュラルカラーは調和と成長の気を育む
木製フレームの温かみのある色合いは、五行でいう「木」の気を持ち、成長や発展を象徴します。ベージュやブラウンといった自然な色味は、家庭内の人間関係を円滑にし、穏やかで安定した空間を作り出してくれるのです。
特にリビングや寝室など、家族が集まる場所や心身を休める場所に配置すると効果的です。木の気は心を落ち着かせ、ストレスを和らげる働きがあるため、現代人の疲れた心を癒してくれるでしょう。
また、木製フレームは他のインテリアとも調和しやすく、どんな空間にも馴染みやすいという利点があります。風水初心者の方がまず取り入れるなら、このナチュラルカラーから始めるのがおすすめです。
ゴールドやシルバーは財運と格を高める
金属的な輝きを持つゴールドやシルバーのフレームは、「金」の気を強く持っています。金運を呼び込み、社会的な地位や信頼を高める効果があるとされ、特に仕事運を上げたい方に適しているのです。
ゴールドは太陽のような陽の気を持ち、積極性や行動力を引き出してくれます。一方、シルバーは月のような陰の気を持ち、冷静な判断力や直感力を高める働きがあるでしょう。
玄関やオフィススペースに配置すると、外からの良い気を取り込み、成功へと導くエネルギーを増幅させてくれます。ただし、派手すぎると感じる場合は、アンティーク調の落ち着いた金属色を選ぶとよいでしょう。
ブラックやホワイトは空間の気を引き締める
モノトーンカラーのフレームは、空間に洗練された印象を与えると同時に、気を整える力を持っています。ブラックは「水」の気を持ち、邪気を吸収して空間を浄化する作用があるのです。
ホワイトは「金」の気を持ち、清潔さや純粋さを象徴し、新しいスタートを切りたいときに力を貸してくれます。どちらもシンプルで現代的な空間によく合い、他の風水アイテムとも組み合わせやすい色です。
ただし、ブラックは使いすぎると陰の気が強くなりすぎるため、明るい場所や他の明るい色と組み合わせることが大切です。ホワイトは汚れが目立ちやすいので、こまめな手入れを心がけましょう。
「鏡のフレームの色」に関する3つの注意点
フレームの色選びは運気アップの鍵となりますが、選び方を誤ると逆効果になることもあります。風水の観点から気をつけるべきポイントを知っておくことで、鏡が持つ力を最大限に活かせるのです。
注意するべきことは次の3つです。
- 部屋の方位とフレームの色の相性を考える
- 複数の鏡で異なる色を混在させすぎない
- 色褪せや傷んだフレームは運気を下げる
以下で詳しく見ていきましょう。
部屋の方位とフレームの色の相性を考える
風水では、各方位にはそれぞれ相性の良い色が存在します。例えば東や南東には木の気と相性の良いグリーンやブラウンが適していますが、西には金の気と相性の良いゴールドやホワイトが適しているのです。
方位に合わない色のフレームを選んでしまうと、せっかくの鏡の力が発揮されず、場合によっては運気を停滞させてしまいます。鏡を設置する前に、その場所がどの方位にあたるのかを確認することが必要です。
もし方位がわからない場合は、コンパスアプリなどを使って調べてみましょう。ほんの少しの手間が、あなたの運気を大きく変える第一歩になります。
複数の鏡で異なる色を混在させすぎない
一つの部屋に複数の鏡を置く場合、フレームの色がバラバラだと気の流れが乱れてしまいます。統一感のない色使いは、視覚的にも落ち着かない印象を与え、住む人の心を不安定にさせてしまうのです。
できれば同系色でまとめるか、同じ素材感のフレームを選ぶようにしましょう。どうしても異なる色を使いたい場合は、メインとなる鏡を一つ決め、他は控えめなデザインにするとバランスが取れます。
特に寝室では、心を休めるために色の統一が望ましいです。調和のとれた空間づくりが、質の高い睡眠と運気アップにつながります。
色褪せや傷んだフレームは運気を下げる
どんなに良い色のフレームを選んでも、時間とともに色褪せたり傷んだりすれば、その効果は失われてしまいます。古くなったフレームは停滞や衰退の気を発するため、むしろ運気を下げる原因になってしまうのです。
定期的にフレームの状態をチェックし、汚れは丁寧に拭き取り、傷みが目立つようになったら新しいものに交換しましょう。特に鏡面だけでなくフレームの手入れも忘れずに行うことが大切です。
美しく保たれた鏡は、良い気を増幅させ続けてくれます。日頃のメンテナンスが、あなたの運気を守る習慣となるでしょう。
運気について
鏡のフレームの色は、単に見た目を整えるだけでなく、さまざまな運気に影響を与えます。色が持つエネルギーと鏡の増幅作用を組み合わせることで、金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運のすべてを高めることができるのです。
金運
金運を高めたいなら、ゴールドやシルバーのフレームを選ぶことが効果的です。これらの色は財を呼び込む「金」の気を強く持ち、特に西の方位に置くとその力が増幅されます。
玄関に金色のフレームの鏡を置くと、外から入ってくる金運を家の中に留める働きがあります。ただし、派手すぎる装飾は逆に気を散らすため、品の良い輝きを持つものを選びましょう。
また、鏡の前を常に整理整頓し、清潔に保つことも金運アップには欠かせません。美しいフレームと清潔な空間が、豊かさを引き寄せる土台となります。
恋愛運
恋愛運を上げるには、ピンクやローズゴールドのフレームがおすすめです。これらの優しい色合いは愛情を育む気を持ち、人間関係に温かみをもたらしてくれます。
寝室の鏡にこうした色のフレームを選ぶと、パートナーとの関係が深まり、新しい出会いを引き寄せる力も高まるでしょう。ただし、寝姿が映る位置には置かないよう注意が必要です。
既にパートナーがいる方は、ペアで使えるデザインのフレームを選ぶのも良い方法です。二人の絆を映し出す鏡が、愛を深める手助けをしてくれます。
家庭運
家庭運を安定させるには、木製のナチュラルカラーが最適です。温かみのあるブラウンやベージュは、家族の絆を強め、穏やかな家庭環境を作り出してくれます。
リビングに木製フレームの鏡を置くと、家族が自然と集まりやすくなり、会話も弾むようになるでしょう。鏡が家族の笑顔を映すことで、その幸せなエネルギーが空間全体に広がります。
子どもがいる家庭では、成長を促す「木」の気が特に効果的です。安心感のある色合いが、子どもの心の安定にもつながります。
仕事運
仕事運を高めたいなら、ブラックやダークブラウンといった落ち着いた色のフレームが適しています。これらの色は集中力を高め、決断力を研ぎ澄ませる効果があるのです。
書斎やワークスペースにこうしたフレームの鏡を置くと、作業効率が上がり、重要な判断を迫られたときにも冷静さを保てるでしょう。シルバーのフレームも、知性と論理性を象徴するため仕事運アップに有効です。
デスク周りに配置する場合は、自分の背後を映す位置に置くと、仕事上の裏切りや妨害から身を守る効果があります。信頼できる環境で、あなたの能力を存分に発揮できるでしょう。
健康運
健康運を整えるには、ホワイトやライトグリーンのフレームがおすすめです。清潔感のあるホワイトは心身を浄化し、グリーンは癒しと回復の力を持っています。
洗面所やバスルームの鏡にこれらの色を選ぶと、毎日の身支度の時間が心身をリフレッシュさせる時間になります。朝、鏡に映る自分の姿を見ることで、一日を健やかに過ごす意欲が湧いてくるでしょう。
特に体調を崩しやすい方は、寝室に優しい色合いのフレームを選び、良質な睡眠を促す環境を整えることが大切です。鏡が映し出す穏やかな空間が、あなたの健康を守ってくれます。

