新居の購入や引っ越しを考えているとき、間取りが運気に影響するのではないかと気になっていませんか。風水では、間取りは家族の運勢や健康を大きく左右する要素とされており、知らずに悪い配置を選んでしまうと、思わぬ不運を招く恐れがあります。
今回は、風水の観点から絶対に避けるべき間取りの特徴と、運気を下げないための具体的な注意点をお伝えします。これから住まいを選ぶあなたにとって、きっと役立つ情報となるでしょう。
「絶対にやってはいけない間取り」の風水
風水において避けるべき間取りには、気の流れを乱したり悪い気を溜め込んだりする特徴があります。特に注意すべきポイントは次の3つです。
- 玄関と窓が一直線に並ぶ間取り
- トイレが家の中心にある間取り
- 寝室の上に水回りがある間取り
これらの間取りは、住む人の運気を大きく低下させる原因となります。以下で詳しく見ていきましょう。
玄関と窓が一直線に並ぶ間取り
玄関から入った良い気が、そのまま窓から抜けてしまう配置は、風水では「通り抜けの相」と呼ばれます。せっかく家に入ってきた財運や幸運が、家の中に留まることなく流れ出てしまうのです。
この間取りでは、家族の運気が安定せず、お金が貯まりにくくなります。入ってきた気を家の中で循環させることができないため、家全体のエネルギーが不足しがちです。
もしこの配置になっている場合は、玄関と窓の間にパーテーションや観葉植物を置くことで、気の流れを緩やかにする工夫が必要です。気を留める障害物を設けることで、運気の流出を防ぐことができます。
トイレが家の中心にある間取り
家の中心は風水において「太極」と呼ばれ、家全体の運気を司る最も大切な場所です。この位置にトイレがあると、悪い気が家全体に広がってしまいます。
トイレは本来、汚れや悪い気を流す場所であり、陰の気が強い空間です。それが家の心臓部に位置すると、家族全員の健康運や金運に深刻な悪影響を及ぼします。
中心にトイレがある間取りは、できる限り避けるべきです。既にそのような住まいに住んでいる場合は、トイレを常に清潔に保ち、盛り塩や観葉植物で悪い気を浄化する対策が求められます。
寝室の上に水回りがある間取り
2階建て以上の住宅で、寝室の真上にトイレや浴室などの水回りがあると、寝ている間に悪い気の影響を受けます。水は気を下に流す性質があり、上階の水回りから陰の気が降りてくるのです。
睡眠中は無防備な状態であり、体が気の影響を最も受けやすい時間帯です。この間取りでは、質の良い睡眠が妨げられ、疲れが取れにくくなります。
可能であれば寝室の位置を変えるか、上階の水回りの真下を避けて寝る場所を工夫しましょう。ベッドの配置を調整するだけでも、悪い気の影響を軽減できます。
「絶対にやってはいけない間取り」に関する3つの注意点
間取りを選ぶ際には、風水の基本原則を理解して判断することが欠かせません。特に気をつけるべき注意点は次の3つです。
- 鬼門と裏鬼門に水回りを配置しない
- 階段が玄関正面にある配置を避ける
- 梁の真下に長時間過ごす場所を作らない
これらの配置は、住む人の運気を損なう原因となります。以下で詳しく見ていきましょう。
鬼門と裏鬼門に水回りを配置しない
風水では、北東の方角を「鬼門」、南西の方角を「裏鬼門」と呼び、特に気をつけるべき方位とされています。この方角に水回りがあると、悪い気が家全体に影響を及ぼします。
鬼門や裏鬼門は、もともと陰の気が強い方位です。そこにトイレや浴室などの水回りを配置すると、陰の気が増幅され、家族の健康や人間関係にトラブルが生じやすくなります。
間取りを選ぶ際は、水回りの位置を必ず確認しましょう。既にこの配置になっている場合は、こまめな掃除と換気で悪い気を滞らせないことが必要です。
階段が玄関正面にある配置を避ける
玄関を開けたときに正面に階段が見える間取りは、入ってきた良い気が階段を駆け上がって2階へ逃げてしまいます。1階に気が留まらないため、家全体のバランスが崩れるのです。
この配置では、家族間のコミュニケーションが減り、1階の部屋で過ごす時間が落ち着かなくなります。玄関から入った財運も、家に定着する前に上へ逃げてしまいます。
玄関と階段の間に目隠しやのれんを設置することで、気の流れを整えることができます。視線を遮ることで、気の急激な移動を防ぐことが可能です。
梁の真下に長時間過ごす場所を作らない
リビングや寝室で、梁の真下にソファやベッドを配置するのは避けるべきです。梁は気を圧迫する作用があり、その下で長時間過ごすと体調不良やストレスの原因となります。
梁から発せられる圧迫感は、無意識のうちに心身に負担をかけます。特に頭の上に梁があると、頭痛や不安感に悩まされることが多くなります。
家具の配置を工夫して、梁の真下を避けることが大切です。どうしても避けられない場合は、梁に布を巻いたり、観葉植物を置いたりして気の圧迫を和らげましょう。
運気について
間取りは、あなたの日々の運気に直接影響を与える要素です。風水に配慮した間取りを選ぶことで、金運や恋愛運をはじめとする様々な運気を高めることができます。
金運
玄関から入った財運が家の中にしっかり留まる間取りは、金運アップの基本です。気の流れが緩やかで、家の中を巡るような配置が理想的とされています。
特に玄関と水回りの位置関係は、金運に大きく影響します。玄関から見て奥まった場所にトイレや浴室があると、財運が流れ出るのを防げます。
リビングを家の中心付近に配置し、家族が集まる空間を充実させることも金運を高めます。明るく居心地の良い空間は、お金を呼び込む力を持っているのです。
恋愛運
寝室の位置と方角は、恋愛運を左右する要素です。南西や東南の方角に寝室があると、良縁に恵まれやすくなります。
寝室が玄関から遠く、落ち着いた位置にあることも大切です。外からの気の影響を受けにくい場所で休むことで、心が安定し、良い出会いを引き寄せます。
また、寝室とトイレが隣接していない間取りを選ぶことで、恋愛運の低下を防げます。陰の気が寝室に流れ込まないよう、配置に気を配りましょう。
家庭運
家族が自然と集まるリビングの配置が、家庭運を高める鍵となります。リビングが家の中心付近にあり、各部屋からアクセスしやすい間取りが理想です。
キッチンとダイニングが近く、家事動線がスムーズな配置も家庭円満につながります。料理を作る人の負担が減ることで、家族全体に余裕が生まれるのです。
子供部屋が親の寝室から適度な距離にある間取りは、家族の絆を保ちながらも個々のプライバシーを守ります。バランスの取れた配置が、調和のとれた家庭を育みます。
仕事運
書斎や仕事スペースが静かで集中できる位置にある間取りは、仕事運を向上させます。玄関から離れた落ち着いた場所に作業スペースを設けることが望ましいです。
仕事部屋の背後に壁があり、窓が前方にある配置は、安定感と視界の広がりを与えます。この配置は、仕事での成功を後押しする力を持っています。
また、仕事スペースが水回りから離れていることも大切です。トイレや浴室の陰の気が作業空間に影響しないよう、適度な距離を保ちましょう。
健康運
日当たりが良く、風通しの良い間取りは、健康運を高める基本です。陽の気が家全体に行き渡ることで、住む人の活力が増します。
寝室が静かで落ち着いた場所にあり、朝日が入る東側や南東側に配置されていると、質の良い睡眠が得られます。十分な休息は、健康の土台となります。
水回りが適切に配置され、湿気がこもりにくい間取りも健康を守ります。カビや悪臭の発生を防ぐことで、呼吸器系のトラブルを避けられるのです。
