「玄関の間取り」の風水と3つの注意点

新居を建てるとき、あるいはリフォームを考えているとき、玄関の間取りで悩んでいませんか。玄関は家の顔であり、風水では気の入り口として最も重視される場所です。

今回は玄関の間取りにおける風水の考え方と、運気を下げないための注意点を詳しく解説します。この記事を読めば、あなたの家に良い気を呼び込む玄関づくりのヒントが見つかるでしょう。

「玄関の間取り」の風水

玄関の間取りを考える際、風水では気の流れを最大限に活かすことが求められます。方角や広さ、動線など、さまざまな要素が運気に影響を与えるのです。

風水上重要なポイントは次の3つです。

• 玄関の方角と吉凶の関係
• 玄関ホールの広さと明るさ
• 玄関から見える景色と動線

以下で詳しく見ていきましょう。

玄関の方角と吉凶の関係

風水では玄関の方角によって入ってくる気の質が大きく変わります。東や南東の玄関は朝日のエネルギーを受け取りやすく、活力と成長の気をもたらすため吉とされています。

一方で、北東や南西の方角は鬼門・裏鬼門と呼ばれ、気が乱れやすい方角です。ただし、これらの方角に玄関がある場合でも、清潔に保ち、明るい照明を取り入れることで悪い影響を軽減できます。

どの方角であっても、玄関を常に整えておくことが運気アップの基本です。方角の吉凶に振り回されず、できる工夫を積み重ねていきましょう。

玄関ホールの広さと明るさ

玄関ホールが広々としていると、気がゆったりと家の中に入ってきます。狭くて暗い玄関では気が滞り、家全体の運気が停滞してしまうのです。

理想的なのは、少なくとも3〜4人が同時に立っても圧迫感のない広さです。さらに自然光が差し込む窓があると、陽の気が入りやすくなり、家族全員の活力が高まります。

もし構造上広さが確保できない場合は、鏡を効果的に配置して空間を広く見せたり、明るい照明を選んだりすることで対応しましょう。視覚的な広がりも風水では重要な要素なのです。

玄関から見える景色と動線

玄関ドアを開けたとき、最初に目に入る景色が運気を左右します。正面に壁や階段が見えると、気がぶつかってしまい、家に入る前に跳ね返されてしまうのです。

玄関から奥へと自然に視線が抜けるような間取りが理想的です。廊下が適度に続き、リビングや庭の緑が遠くに見えるような配置は、気の流れをスムーズにします。

また、玄関からトイレや浴室が直接見えないように配慮することも大切です。水回りは陰の気が強いため、玄関から見えると良い気が水に流されてしまいます。

「玄関の間取り」に関する3つの注意点

玄関の間取りを決める際には、避けるべき配置がいくつかあります。これらを知らずに進めてしまうと、せっかくの新居やリフォームが運気ダウンにつながりかねません。

風水上気をつけるべき注意点は次の3つです。

• 玄関とトイレの位置関係
• 玄関正面の壁や階段の配置
• 玄関ドアのサイズと開き方

以下で詳しく見ていきましょう。

玄関とトイレの位置関係

玄関のすぐ隣や真正面にトイレがあると、良い気が入ってきた瞬間に悪い気と混ざってしまいます。トイレは不浄の場所とされ、陰の気が強く滞りやすいのです。

このような配置になっている場合、トイレのドアは常に閉めておき、玄関とトイレの間に観葉植物やのれんを置いて気の流れを遮断しましょう。植物の生気が悪い気を浄化してくれます。

間取りを決める段階であれば、玄関とトイレはできるだけ離して配置してください。最低でもワンクッション、別の部屋や廊下を挟むことで、気の混ざり合いを防げます。

玄関正面の壁や階段の配置

玄関を入ってすぐ目の前に壁があると、気が入ってきた瞬間に跳ね返されてしまいます。これでは家全体に良い気が巡らず、チャンスや幸運が家の中に留まりません。

同様に、玄関正面に階段があるのも避けるべき配置です。入ってきた気が階段を駆け上がり、そのまま2階へ逃げてしまうため、1階の運気が不安定になります。

もしすでにこのような間取りになっている場合は、玄関と壁の間に背の高い観葉植物を置いたり、階段の手前にパーテーションを設けたりしましょう。気の流れを緩やかに変える工夫が効果的です。

玄関ドアのサイズと開き方

玄関ドアが小さすぎると、良い気が十分に入ってこられません。気の入り口が狭いと、家全体のエネルギーが不足し、住む人の活力も低下してしまうのです。

また、ドアの開き方にも注意が必要です。内開きのドアは気を押し返してしまうため、できれば外開きか引き戸を選びましょう。

玄関ドアはできるだけ大きく、開口部が広いものを選んでください。ゆったりとした入り口は、豊かさや繁栄の象徴でもあり、家族に幸運を招き入れる力があります。

運気について

玄関の間取りは、家全体の運気を左右する重要な要素です。ちょっとした工夫を取り入れるだけで、金運や恋愛運、健康運など、さまざまな運気を高めることができます。

金運

玄関が明るく清潔に保たれていると、金運が自然と集まってきます。暗く散らかった玄関では、お金の気が入ってこないばかりか、出ていく一方になってしまうのです。

金運アップには、玄関の左側に背の高い観葉植物を置くことが効果的です。左側は金運を司る方位とされ、植物の生気がお金の流れを活性化させます。

また、玄関マットは黄色やゴールド系の色を選ぶと良いでしょう。これらの色は金運を象徴し、土台を安定させる力があります。

恋愛運

玄関に対になったアイテムを置くと、恋愛運が高まります。ペアの置物や2つの花瓶など、対になったものは良縁を引き寄せる力があるのです。

玄関ホールにほのかな香りを漂わせることも恋愛運アップにつながります。フローラル系のアロマや香りの良い花を飾ると、あなた自身の魅力が増し、出会いのチャンスが広がります。

さらに玄関の右側にピンクや白の花を飾ると、恋愛の気が活性化します。枯れた花は運気を下げるため、常に新鮮なものに替えることが大切です。

家庭運

玄関に家族写真を飾ると、家庭運が安定します。笑顔の写真は家族の絆を強め、和やかな気を玄関から家全体に広げてくれるのです。

玄関の清潔さは家庭運に直結します。靴が散乱していたり、ホコリが溜まっていたりすると、家族間の摩擦が増えてしまいます。

また、玄関マットは定期的に洗濯し、清潔に保ちましょう。玄関マットは外からの悪い気を吸収する役割があるため、汚れたままでは家族全員の運気が下がってしまいます。

仕事運

玄関を入って正面に、あなたの目標や夢を象徴するものを飾ると、仕事運が上昇します。山の絵や上に向かうモチーフは、昇進や成功を後押しする力があるのです。

玄関の照明を明るくすることも仕事運アップに効果的です。明るさは判断力や行動力を高め、仕事でのチャンスを掴む力を与えてくれます。

さらに玄関の右側に青や緑のアイテムを置くと、冷静な判断力と成長のエネルギーが得られます。観葉植物や青い花瓶などが適しています。

健康運

玄関に観葉植物を置くと、健康運が高まります。植物は空気を浄化し、生命力あふれる気を玄関に満たしてくれるのです。

玄関の換気をこまめに行うことも健康運アップに欠かせません。淀んだ空気は病気の気を呼び込むため、毎日窓を開けて新鮮な空気を取り入れましょう。

また、玄関に白やベージュなど落ち着いた色を取り入れると、心身のバランスが整います。派手すぎる色は気を乱し、体調不良の原因になることもあるため注意が必要です。