「間取りの方位の見方」の風水と3つの注意点

新居を探しているとき、または今のお住まいの運気が気になるとき、間取りの方位をどう見ればいいのか迷っていませんか。風水では方位が持つエネルギーが暮らしに大きな影響を与えるとされており、正しく理解することで運気の流れを整えられます

今回は、間取りの方位の見方について風水の観点から詳しく解説していきます。方位を正確に把握する方法から運気を高めるポイントまで、あなたの暮らしをより良くするための知識をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください

「間取りの方位の見方」の風水

間取りの方位を風水で活かすために知っておくべきポイントは次の3つです。

  • 家の中心点から八方位を正確に割り出す方法
  • 各方位が持つ固有のエネルギーと意味
  • 玄関の向きと家全体の気の流れの関係

以下で詳しく見ていきましょう。

家の中心点から八方位を正確に割り出す方法

風水で間取りの方位を見るときは、まず家全体の中心点を見つけることから始めます。間取り図を用意して、建物の外周を長方形または正方形で囲み、対角線を引いて交わる点が中心です。

中心点が定まったら、そこから東西南北の四方位と、北東・南東・南西・北西の四隅方位を合わせた八方位に分けていきます。方位磁石を使う際は、建物内の鉄筋や家電製品の影響を避けるため、できるだけ屋外で測定するとより正確です。

この八方位の割り出しが間取り風水の基礎となるため、丁寧に行うことで以降の判断がすべて正しいものになります。中心点がずれていると方位判断も狂ってしまうので、慎重に確認してください

各方位が持つ固有のエネルギーと意味

風水では、八方位それぞれに固有のエネルギーと象徴する運気があります。北は水のエネルギーを持ち、静寂や知恵、キャリアを司り、南は火のエネルギーで名誉や情熱、社交性を高めます

東は木のエネルギーで健康や成長、家族運に関わり、西は金のエネルギーで金運や子宝、喜びをもたらすとされています。また、北東は変化や転換、南西は安定や家庭、南東は繁栄や人間関係、北西は援助や仕事運を象徴します

それぞれの方位に適した部屋の配置や色使いを意識することで、その方位が持つ良いエネルギーを最大限に引き出せます。あなたが特に高めたい運気に対応する方位を活用することが、風水における間取りの基本的な考え方です。

玄関の向きと家全体の気の流れの関係

玄関は風水において気の入り口とされ、その向きが家全体の運気を大きく左右します。玄関がどの方位を向いているかによって、家に流れ込むエネルギーの質が変わるのです。

たとえば南向きの玄関は陽の気が強く入り、活気や社交運を高めますが、北向きの玄関は落ち着いた気が入り、精神的な安定をもたらします。玄関の向きを変えることは難しいですが、その方位に合った色や素材、インテリアを配置することで気の流れを調整できます。

玄関から入った気は廊下を通って各部屋に流れていくため、玄関の方位を正しく把握し、その特性に合わせて整えることが住まい全体の運気アップにつながります。間取り図で玄関の向きを確認することから、風水の実践は始まるのです。

「間取りの方位の見方」に関する3つの注意点

間取りの方位を風水で活用する際に気をつけるべき注意点は次の3つです。

  • 磁北と真北の違いを理解して測定する
  • マンションでは階数による気の変化を考慮する
  • 欠けや張りが方位のエネルギーに与える影響

以下で詳しく見ていきましょう。

磁北と真北の違いを理解して測定する

方位を測定する際、磁北と真北の違いを知らないと正確な判断ができません。磁北は方位磁石が指す北で、真北は地理上の北極点を指す北であり、日本ではこの2つに数度のずれがあります。

風水では一般的に磁北を基準にしますが、地図上の方位は真北で表示されているため、そのまま使うと誤差が生じます。特に方位の境界線付近に重要な部屋がある場合、このずれが運気判断に影響するので注意が必要です。

正確な方位を知るためには、磁北を基準にした方位測定を行い、その結果を間取り図に反映させてください。小さな違いと思われるかもしれませんが、風水では方位の正確さが効果を大きく左右します

マンションでは階数による気の変化を考慮する

マンションなど集合住宅では、階数によって気のエネルギーの質が変わることを理解しておく必要があります。低層階は大地のエネルギーに近く安定感がありますが、高層階になるほど天のエネルギーが強まり、活動的で変化しやすい気になります。

同じ方位でも階数が違えば受け取るエネルギーの強さや性質が異なるため、一戸建ての風水理論をそのまま当てはめるのは適切ではありません。高層階では特に窓からの気の出入りが強くなるため、カーテンや観葉植物で調整することが求められます。

あなたがマンションにお住まいなら、階数を考慮した上で方位のエネルギーを読み解き、その特性に合わせた対策を取ることで、より効果的な風水環境を整えられます

欠けや張りが方位のエネルギーに与える影響

間取りが完全な長方形や正方形でない場合、欠けや張りが生じ、その部分の方位エネルギーに影響を及ぼします。欠けとは建物の一部が凹んでいる部分で、その方位のエネルギーが不足しやすくなり、張りとは建物が突き出ている部分で、その方位のエネルギーが過剰になりがちです。

たとえば北西に欠けがあると仕事運や目上からの引き立てが弱まり、南東に張りがあると人間関係が過度に忙しくなる可能性があります。欠けがある場合は鏡や照明で気を補い、張りがある場合は落ち着いた色調で調和を取ることが効果的です。

間取り図で欠けや張りを確認し、それが重要な方位に当たっていないか、当たっている場合はどう対処するかを考えることが、方位風水を活かす上で欠かせません。形の整った間取りほど気の流れが安定することを覚えておいてください。

運気について

間取りの方位は、金運・恋愛運・家庭運・仕事運・健康運といったさまざまな運気と深く結びついています。方位ごとの特性を理解し、適切な配置や工夫を取り入れることで、あなたの望む運気を効果的に高めることができます。

金運

金運を高めたいなら、西の方位を重点的に整えることが風水の基本です。西は金のエネルギーを持ち、金運や収入、財産の蓄積に直結する方位とされています。

西の方位にリビングや寝室を配置すると金運が安定しやすく、黄色やゴールド、白などの色を取り入れるとさらに効果が高まります。また、西側に窓がある場合は夕日が差し込むため、厚手のカーテンで気を逃がさないようにすることも大切です。

北西も金運に関わる方位で、特に事業運や投資運に影響します。西と北西の両方をバランス良く整えることで、入ってくるお金と貯まるお金の両面から金運を強化できます。

恋愛運

恋愛運を高めたい場合は、南西と南東の方位に注目してください。南西は愛情や結婚、パートナーシップを象徴し、南東は良縁や出会い、コミュニケーションを司ります

南西の方位に寝室を置くと愛情が深まり、ピンクやベージュ、アースカラーのインテリアを配置すると安定した関係を築けます。一方、南東には観葉植物や花を飾ることで新しい出会いを引き寄せ、恋愛のチャンスが広がるでしょう。

また、東の方位も若々しいエネルギーがあり、恋愛運を活性化させる働きがあります。東に窓があるなら朝日をしっかり取り込み、フレッシュな気で一日を始めることが恋愛運アップにつながります。

家庭運

家庭運を安定させるには、南西と東の方位を整えることが効果的です。南西は家庭の絆や母性、安定を表し、東は家族の健康や成長、調和を象徴します

南西の方位にダイニングやリビングを配置すると家族が自然と集まり、温かい雰囲気が生まれます。陶器や石などの土のエレメントを取り入れると、さらに家庭運が安定するでしょう。

東の方位には家族写真や元気な観葉植物を飾ることで、家族全員の活力が高まり、明るい家庭環境が整います。朝日が入る東の窓を清潔に保つことも、家庭運を良好に保つ秘訣です。

仕事運

仕事運を高めたいなら、北西と北の方位を活用してください。北西は出世運や目上からの引き立て、リーダーシップを表し、北はキャリアや専門性、集中力を象徴します

北西の方位に書斎や仕事部屋を設けると、仕事での評価が高まり、責任あるポジションを任される機会が増えます。グレーやシルバー、白などの色を使うと、北西の持つ格式あるエネルギーが強まります

北の方位は静かで集中しやすい環境を作るのに適しており、デスクを北向きに配置すると落ち着いて仕事に取り組めます。青や黒などの落ち着いた色調で整えることで、仕事運がさらに向上するでしょう。

健康運

健康運を維持し高めるためには、東と中央の方位を意識することが大切です。東は太陽が昇る方位で生命力や活力、健康の源を表し、家の中央は全体のバランスや安定を司ります

東の方位に寝室を配置すると朝日のエネルギーを受けて目覚めが良くなり、一日を健やかに過ごせます。グリーンや水色などの自然を感じさせる色を取り入れると、東の木のエネルギーが活性化して健康運が高まります。

家の中央部分は気が集まる場所なので、常に清潔に保ち、風通しを良くすることが全身の健康につながります。中央にトイレや浴室がある場合は、換気と清掃を徹底して気の淀みを防いでください。

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