「家の中心の出し方」の風水と3つの注意点

風水を実践したいと思っても、そもそも家の中心がどこにあるのか分からなくて困っていませんか。家の中心は風水において全ての運気の起点となる場所ですから、正しく把握することが何よりも大切になります。

今回は家の中心の出し方について、風水の観点から詳しく解説していきます。正しい方法を知ることで、あなたの住まいの運気の流れを的確に整えることができるようになるでしょう。

「家の中心の出し方」の風水

家の中心を正しく把握することは、風水を実践する上での第一歩となります。風水における家の中心の出し方で押さえておくべき重要なポイントは次の3つです。

  • 間取り図の対角線を引いて交点を見つける方法
  • 張りと欠けを考慮した中心の補正方法
  • 実際の空間で中心点を確認する手順

これらのポイントを理解することで、あなたの家の真の中心を見極めることができます。以下で詳しく見ていきましょう。

間取り図の対角線を引いて交点を見つける方法

家の中心を出す最も基本的な方法は、間取り図を使って対角線を引くことです。まず家全体の平面図を用意し、建物の四隅を結ぶように2本の対角線を引きます。

この2本の対角線が交わる点が、あなたの家の幾何学的な中心点となります。正方形や長方形の家であれば、この方法で正確な中心を見つけることができるでしょう。

ただし完璧な四角形の家は少ないため、実際には次に説明する補正が必要になることを覚えておいてください。基本となる中心点をまず把握することが、風水実践の確かな土台となります。

張りと欠けを考慮した中心の補正方法

実際の住宅には出っ張りや引っ込みがあり、これらを風水では張りと欠けと呼びます。張りは建物の一部が外側に飛び出している部分、欠けは内側に引っ込んでいる部分のことです。

張りや欠けがある場合、単純な対角線の交点だけでは正確な中心とは言えません。建物全体の形状を補正して考え、張りの部分は少し控えめに、欠けの部分は補うように計算し直す必要があります。

具体的には張りが建物全体の3分の1以下であれば中心の計算に含め、それ以上大きい場合は別の空間として扱います。欠けについても同様の基準で判断し、中心点を微調整していくことが求められます。

実際の空間で中心点を確認する手順

間取り図で中心点を割り出したら、次は実際の空間でその位置を確認する作業に移ります。図面上の寸法を測り、部屋の壁や柱を基準にして実際の床面に印をつけていきましょう。

中心点が廊下や部屋の中央にあることもあれば、壁際や家具の下になることもあります。どこにあっても、その位置を正確に把握することが風水を正しく実践する鍵となるのです。

確認した中心点の周辺は、家全体の気が集まる場所として特に重要な意味を持ちます。この場所を清潔に保ち、良い気が滞りなく流れるように整えることを心がけてください。

「家の中心の出し方」に関する3つの注意点

家の中心を出す際には、風水の観点から気をつけるべきポイントがあります。正しく中心を把握するために注意すべきことは次の3つです。

  • ベランダや玄関ポーチを含めるかの判断基準
  • 二階建て以上の場合の階ごとの中心の扱い
  • リフォームや増築後の中心の見直し

これらの注意点を押さえておかないと、誤った中心点を基準にしてしまう恐れがあります。以下で詳しく見ていきましょう。

ベランダや玄関ポーチを含めるかの判断基準

家の中心を出す際に迷いやすいのが、ベランダや玄関ポーチといった半屋外空間の扱いです。風水ではこれらを建物面積に含めるかどうかで、中心点の位置が大きく変わってきます。

基本的な考え方として、屋根があり壁で三方以上を囲まれた空間は建物の一部として計算に含めます。一方、屋根だけで壁がない開放的なベランダは除外して考えるのが一般的です。

判断に迷ったときは、その空間で日常的に過ごす時間や生活動線を考慮してください。実質的に室内として使っている空間であれば含め、外部として扱っている空間は除外するという実用的な判断が適切でしょう。

二階建て以上の場合の階ごとの中心の扱い

二階建てやマンションの場合、各階ごとに中心点を出すべきか悩むかもしれません。風水では建物全体の中心と各階の中心、両方を把握することが理想とされています。

建物全体の中心は家全体の運気の核となる場所で、各階の中心はその階における気の流れの要となります。特に二階建て住宅では、一階と二階の中心が垂直に重なることは少ないため、両方を認識しておくことが重要です。

実践としては、まず建物全体の中心を把握した上で、日常生活で最も長く過ごす階の中心を重視するとよいでしょう。多くの場合、生活の中心となる一階の中心点を基準に風水対策を行うことが効果的です。

リフォームや増築後の中心の見直し

一度家の中心を出したからといって、それが永遠に変わらないわけではありません。リフォームや増築によって建物の形状が変われば、当然ながら中心点も移動します。

特に部屋を増やしたり、サンルームを追加したりした場合は、必ず中心点を計算し直す必要があります。古い中心点のまま風水を実践していても、効果が薄れてしまうでしょう。

住まいに変化があったときは、それを風水を見直す良い機会と捉えてください。新しい中心点を確認し、改めて各方位のエネルギーを整えることで、より快適で運気の良い住空間を作り上げることができます。

運気について

家の中心は風水において全ての運気が集まり、そこから各方位へと流れていく起点です。中心を正しく把握し、その周辺を整えることで、金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運といったあらゆる運気を高めることができます。

金運

家の中心は財運の源泉となる場所であり、ここが乱れていると金運が停滞してしまいます。中心点とその周辺を常に清潔に保ち、不要な物を置かないことが金運アップの基本です。

中心付近に観葉植物や水晶などの浄化アイテムを置くことで、金運を呼び込むエネルギーが強まります。特に丸い葉を持つ植物は金運を象徴し、中心から家全体へと豊かさを循環させてくれるでしょう。

また中心点が収納スペースになっている場合は、整理整頓を徹底してください。雑然とした状態では金運の流れが滞り、思わぬ出費や収入の停滞を招く可能性が高まります。

恋愛運

恋愛運を高めるには、家の中心から良い気が均等に流れることが欠かせません。中心点の周辺にペアのアイテムを置くことで、良縁を引き寄せるエネルギーが高まります。

特に中心点から見て南西の方位は恋愛運と深く関わっているため、中心を基準に方位を正確に測ることが重要です。中心がずれていると方位判断も誤ってしまい、せっかくの風水対策が的外れになってしまいます。

独身の方は中心付近にピンクや赤といった暖色系のアイテムを取り入れてみてください。中心から発せられる温かいエネルギーが、あなたの魅力を引き出し、素敵な出会いを運んでくれるでしょう。

家庭運

家庭運は家の中心の状態に最も影響を受ける運気の一つです。中心が家族の集まるリビングにあれば理想的で、自然と家族の絆が深まり、和やかな雰囲気が生まれます。

中心点が廊下や収納になっている場合でも、その周辺を明るく整えることで家庭運を高めることができます。照明を明るくしたり、家族写真を飾ったりすることで、家全体に温かいエネルギーが行き渡るでしょう。

逆に中心が暗く閉ざされた状態だと、家族間のコミュニケーションが希薄になりがちです。中心を意識して風通しや採光を良くすることで、家族みんなが笑顔で過ごせる住まいへと変わっていきます。

仕事運

仕事運を高めるためには、家の中心から北の方位へと良い気が流れることが重要です。中心点を正確に把握できていないと、方位の判断が狂い、仕事運アップの対策が効果を発揮しません。

中心付近を整理整頓し、動線をスムーズにすることで、仕事での判断力や行動力が高まります。特に中心点の周辺に重い物や古い物を溜め込んでいると、キャリアアップの機会を逃してしまう恐れがあるでしょう。

また中心から見て北西の方位は出世運と関係が深いため、中心を基準に正確な方位を測定してください。中心点が明確であれば、そこから適切な方位に仕事運を高めるアイテムを配置することができます。

健康運

健康運は家の中心の気の流れが淀みなく循環しているかどうかで決まります。中心点とその周辺の空気が滞っていると、家族全体の体調が優れなくなる傾向があるのです。

中心付近の換気を心がけ、新鮮な空気が常に流れるようにしてください。窓がない場所であれば、空気清浄機や扇風機を使って空気を循環させることで、健康運を保つことができます。

さらに中心から見て東の方位は健康運と深く結びついているため、正確な中心点の把握が不可欠です。中心を基準に東の方位を整えることで、家族みんなが活力に満ち、病気知らずの生活を送ることができるでしょう。

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