新居を計画している方や、今のお住まいの運気が気になっている方の中には、水回りの配置について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。キッチン、浴室、トイレといった水回りは、風水において特に気を配るべき場所とされています。
今回は、水回りの間取りに関する風水の知識と、気をつけるべきポイントについて詳しくお伝えします。この記事を読めば、運気を高める水回りの配置がわかり、日々の暮らしがより豊かになるはずです。
「水回りの間取り」の風水
水回りの間取りを考える上で、風水の観点から押さえておきたいポイントがあります。水回りは気の流れに大きな影響を与える場所なので、その配置によって家全体の運気が変わってきます。風水で重視される水回りの間取りのポイントは次の3つです。
- 家の中心を避けた配置
- 鬼門・裏鬼門の扱い
- 玄関との位置関係
これらのポイントを意識することで、気の流れを整え、住まい全体に良い影響をもたらすことができます。以下で詳しく見ていきましょう。
家の中心を避けた配置
家の中心は風水において太極と呼ばれ、住まい全体の気が集まる場所とされています。この場所に水回りを配置すると、集まった良い気が水と共に流れ出てしまうと考えられています。
特にトイレやバスルームといった排水を伴う場所は、家の中心から離れた位置に配置することが望ましいとされています。間取り図を見て、できるだけ端の方に水回りを集約する工夫が効果的です。
もし既に家の中心付近に水回りがある場合でも、清潔に保ち、観葉植物を置くことで気の流れを整えることができます。日々のお手入れと工夫次第で、運気への影響を和らげられるのです。
鬼門・裏鬼門の扱い
風水では北東の方位を鬼門、南西の方位を裏鬼門と呼び、気が不安定になりやすい方位とされています。この二つの方位に水回りを配置すると、家全体の気のバランスが崩れやすくなります。
鬼門や裏鬼門に水回りがある場合は、特に清潔さを保つことが必要です。こまめな掃除と換気を心がけ、白やラベンダー色のアイテムを取り入れることで、気を鎮めることができます。
新築やリフォームの際には、できる限りこれらの方位を避けて水回りを配置する計画を立てましょう。難しい場合でも、後から対処できる方法があるので、あきらめる必要はありません。
玄関との位置関係
玄関は家に入ってくる気の入口であり、住まいの運気を決める場所です。この玄関の正面や真上に水回りがあると、入ってきた良い気がすぐに流れ出てしまいます。
特にトイレが玄関の正面にあると、訪れる人に不快な印象を与えるだけでなく、運気的にも好ましくありません。キッチンや洗面所も、玄関から直接見えない位置に配置することが理想的です。
間取りの制約で玄関近くに水回りがある場合は、のれんや間仕切りを活用して視線を遮ることが効果的です。また、玄関には明るい照明と生花を飾ることで、良い気を家の中に引き込むことができます。
「水回りの間取り」に関する3つの注意点
水回りの間取りを考える際、風水の観点から特に注意すべきことがあります。これらの注意点を知っておくことで、運気を下げる要因を避けることができます。水回りの間取りで気をつけるべき注意点は次の3つです。
- 寝室の真下や隣への配置
- 複数の水回りの重なり
- 採光と換気の不足
これらに注意することで、住まいの気の流れを良好に保つことができます。以下で詳しく見ていきましょう。
寝室の真下や隣への配置
寝室は一日の疲れを癒し、エネルギーを充電する場所です。この寝室の真下や隣に水回りがあると、水の音や湿気の影響で、質の良い休息が妨げられてしまいます。
特に2階建ての住宅では、2階の寝室の真下に1階の浴室やキッチンがないか確認することが必要です。水の流れる音は想像以上に睡眠の質に影響を与え、長期的には健康運にも関わってきます。
寝室と水回りが隣接している場合は、壁に吸音材を入れたり、寝室側に本棚などの家具を配置したりすることで、影響を軽減できます。また、寝室には落ち着いた色合いのインテリアを選び、安らぎの空間を作ることも効果的です。
複数の水回りの重なり
効率を考えて水回りを一箇所に集約することは合理的ですが、風水では過度な集中は避けるべきとされています。トイレ、浴室、キッチンが全て同じエリアに密集すると、そこに気が滞りやすくなります。
特に上下階で水回りが重なると、その部分に気が沈み込んでしまい、家全体の気の循環が悪くなります。できれば各階で水回りの位置をずらし、バランスの良い配置を心がけましょう。
既に水回りが集中している間取りの場合は、各スペースをしっかり区切り、それぞれに異なる色や雰囲気を持たせることで対処できます。観葉植物や水晶などの浄化アイテムを置くことも、気の滞りを防ぐのに役立ちます。
採光と換気の不足
水回りは湿気がこもりやすく、陰の気が溜まりやすい場所です。窓がない、または小さすぎる水回りは、気の流れが悪くなり、運気を下げる原因となります。
自然光が入らない水回りでは、カビや雑菌が繁殖しやすくなり、健康面でも問題が生じます。風水では、こうした暗く湿った環境は金運や健康運に悪影響を及ぼすとされています。
窓を増やすリフォームが難しい場合は、明るい照明を設置し、換気扇を定期的に作動させることが必要です。アロマディフューザーや炭を置いて空気を浄化し、鏡を活用して光を反射させることで、明るく爽やかな空間を作ることができます。
運気について
水回りの間取りは、家全体の運気に深く関わっています。適切な配置と日々のケアによって、金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運といった様々な運気を高めることができます。
金運
水回りは金運と密接な関係があり、特にキッチンとトイレの状態が財運に影響します。キッチンは富を生み出す場所とされ、清潔で整理整頓されていることが金運アップの基本です。
水回りが家の西側にあると、金運を呼び込むとされています。西側のキッチンには黄色や金色のアイテムを取り入れ、常にピカピカに磨き上げることで、お金の巡りが良くなります。
トイレは財を流す場所でもあるため、フタを閉め、清潔に保つことが何より重要です。トイレには小さな観葉植物や盛り塩を置き、悪い気を浄化することで、金運の流出を防ぐことができます。
恋愛運
浴室や洗面所は美しさを磨く場所であり、恋愛運に大きく関わっています。これらの場所が清潔で心地よい空間であれば、あなた自身の魅力も高まり、良縁に恵まれやすくなります。
ピンクや白といった柔らかい色合いのタオルやマットを使うことで、恋愛運を高めることができます。また、鏡は常にきれいに磨いておくことが必要です。
水回りに花を飾ることも恋愛運アップに効果的です。生花は気を活性化させ、新しい出会いや関係の発展を後押ししてくれます。
家庭運
キッチンは家族の健康と幸せを育む場所であり、家庭運の要となります。キッチンが明るく清潔で、家族が集まりやすい雰囲気であれば、家庭内の調和が保たれます。
水回りが散らかっていたり、掃除が行き届いていなかったりすると、家族間のコミュニケーションに支障が出やすくなります。特にシンクに食器を溜めないことが、家庭運を守る上で欠かせません。
家族が使う洗面所やトイレには、それぞれのパーソナルスペースを尊重しながらも、統一感のあるインテリアを心がけましょう。温かみのある照明や、家族の笑顔の写真を飾ることで、家庭の絆が深まります。
仕事運
水回りの気の流れは、仕事での成功にも影響を与えます。特に朝使う洗面所やキッチンが整っていると、一日の始まりが爽やかになり、仕事への意欲が高まります。
北側の水回りは、仕事運や学業運と関わりが深いとされています。北側に水回りがある場合は、青や黒といった水のエネルギーを象徴する色を取り入れ、常に清潔を保ちましょう。
トイレに本や書類を持ち込まないことも、仕事運を守るために必要です。仕事の気をトイレで流してしまわないよう、オンとオフの切り替えを意識することが、キャリアアップへの近道となります。
健康運
水回りの衛生状態は、家族の健康に直結します。特に浴室とトイレは、カビや雑菌が繁殖しやすいため、こまめな掃除と換気が健康運を守る鍵となります。
湿気を溜めないよう、使用後は必ず換気扇を回し、可能であれば窓を開けて空気を入れ替えましょう。乾燥させることで、呼吸器系の健康を守ることができます。
東側の水回りは健康運と関係が深いとされています。朝日が入る東側に水回りがある場合は、その恩恵を最大限に活かし、朝のルーティンを大切にすることで、心身ともに健やかな毎日を過ごせます。
