引っ越しや結婚式、お店のオープンなど、人生の大切な節目となるイベントを計画する際、どの日にちを選べばいいのか迷ったことはありませんか。良い日にち選びがその後の運気を左右すると聞けば、尚更気になってしまうものです。実は風水には、日にち選びの知恵がたくさん詰まっています。
今回は、風水の観点から吉日を選ぶための具体的な方法と、避けるべき日にちについて詳しくご紹介します。この記事を読めば、自信を持って幸運を呼ぶ日にちを選べるようになります。ぜひ最後までお読みください。
「日にち」の風水
風水における良い日にち選びは、単なるカレンダーの吉凶だけでなく、自然のリズムと個人の気の流れを考慮することが大切です。昔から伝わる暦の知恵と、現代の生活スタイルを融合させた実践的な方法を知っておきましょう。良い日にちを選ぶためのポイントは次の3つです。
- 六曜よりも干支と二十四節気を重視する
- 個人の本命卦に合った日にちを選ぶ
- 大安や友引などの暦注をバランスよく見る
これら三つのポイントを押さえることで、よりパーソナライズされた、あなたにとって最適な吉日を選ぶことが可能になります。以下で詳しく見ていきましょう。
六曜よりも干支と二十四節気を重視する
六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)はよく知られていますが、これは中国発祥の風水では二次的な要素に過ぎません。より根本的なのは、干支が示す年の気と二十四節気が示す季節のエネルギーの質です。例えば、立春や冬至などの節切りは気の変わり目であり、新たなことを始めるのに適しています。
その年の干支と自分の生まれ年の干支の関係も重要です。相生の関係にある年の同じ干支の日は、気の流れが良いとされています。逆に、相克の関係にある日は、重要な決断や新しいスタートには向かない場合があります。カレンダーに記載されている干支と、自分の干支の相性を一度確認してみてください。
二十四節気のうち、特に「立春」「夏至」「秋分」「冬至」といった大きな節目は、自然界のエネルギーが大きく動く日です。これらの日前後に物事を始めると、大きな流れに乗りやすくなると言われています。六曜の吉凶に一喜一憂する前に、まずはこの大きな自然のリズムに注目することが第一歩です。
個人の本命卦に合った日にちを選ぶ
風水では、生まれ年に基づいて算出される「本命卦」という個人のラッキーナンバーのようなものがあります。この本命卦によって、幸運をもたらす方位や物事が上手くいく数字までが決まってくるのです。あなた自身の気の性質に合った日を選ぶことで、効果は格段に上がります。
本命卦は東西の二つのグループに分けられ、それぞれに吉方位と凶方位が定められています。引っ越しや旅行など、方位が関わるイベントは、あなたの本命卦の吉方位に向かう日に計画するのが基本です。また、本命卦にはラッキーナンバーがあり、その数字に因んだ日も良い日とされています。
本命卦がわかると、結婚やパートナーシップにおいて、相手との相性の良い日にちを選ぶこともできます。お互いの本命卦の吉方位が一致する日や、お互いのラッキーナンバーが重なる日は、より調和のとれた関係を築くスタートを切れるでしょう。自分自身の本命卦を知ることは、風水を生活に活かす上での基礎になります。
大安や友引などの暦注をバランスよく見る
六曜を過度に気にしすぎる必要はありませんが、全く無視するのも得策ではありません。一般的に「大安」は万事に吉とされ、結婚式や契約事に人気です。「友引」は勝負事や引き分けを良しとするため、婚礼では避ける傾向がありますが、オープン競争のあるビジネスの開始日にはむしろ適している面もあります。
ただし、これらの暦注はあくまで一般的な指針です。先にご説明したあなたの本命卦や、干支・二十四節気との兼ね合いで判断することが肝心です。例えば、大安であっても、あなたの本命卦の凶方位に向かう引っ越しは避けたほうが無難です。逆に、仏滅であっても、あなたのラッキーナンバーであり、かつ季節の節目に近い日なら、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
最終的には、全ての要素を総合的に判断します。大安という吉日であり、かつあなたの本命卦に合い、さらに季節のエネルギーも良い日が、最も理想的な吉日と言えます。一つ一つの要素に固執せず、バランスよく情報を取入れ、あなた自身が「この日は気分がいい」と直感で感じられる日を信じることもまた、大切な要素なのです。
「日にち」に関する3つの注意点
せっかく吉日を選んでも、知らず知らずのうちに運気を下げる行動を取っている可能性があります。風水では日にちそのものだけでなく、その日前後の過ごし方も非常に重要です。特に気を付けたい注意点は次の3つです。
- 節分前日の「節分」に大事なことを始めない
- 自分の誕生日月(干支が同じ月)は注意深く過ごす
- 吉日だからといって油断しない
これらのポイントを理解しておくだけで、選んだ吉日の効果をより確かなものにできるでしょう。以下で詳しく見ていきましょう。
節分前日の「節分」に大事なことを始めない
節分は、季節の変わり目である「立春」の前日にあたり、古来から「鬼は外、福は内」と言って邪気を払う日とされてきました。風水的には、この日は気が乱れ不安定になりやすいと考えられています。新しいことを始めたり、重要な契約を結んだりするには、あまり適した日とは言えません。
特に前日の夜から当日にかけては、環境の気が大きく入れ替わる時間帯です。この時期に引っ越しをすると、新しい家に乱れた気が入り込み落ち着くまでに時間がかかる可能性があります。どうしても日程が合わない場合は、日中の早い時間帯を選んだり、事前によく換気をして清めておくなどの対策が必要です。
節分の日は、どちらかと言えば「整理整頓」や「浄化」の日に当てるのがおすすめです。家の中の不用品を処分したり、塩やお香で空間を清めたりして、新しい季節を迎える準備を整えましょう。そうすることで、その後に訪れる立春から始まる新しい流れを、清らかな気で迎え入れることができます。
自分の誕生日月(干支が同じ月)は注意深く過ごす
風水では、生まれた年と同じ干支の年を「年犯太歳」と呼び、運気が大きく揺らぐ年として注意を促します。これと同様に、生まれた月と同じ干支の月も、個人にとって気の乱れやすい期間と考えられています。この月は、調子が良くても悪くても、大きな決断は少し慎重になることをおすすめします。
例えば、転職や大きな投資、結婚といった人生を左右するような決断は、可能であれば少し時期をずらしてみてください。この月は自分自身の内面と向き合い方向性を静かに考える期間として活用するのが良いでしょう。新しいことを始めるよりも、これまで続けてきたことを見直し、基礎を固めるのに適しています。
ただし、これは決して悪い月という意味ではありません。あくまで「自分自身の気と向き合う特別な月」と捉えてください。普段は気づかない内面の声に耳を傾け、自己研鑽に励むことで、次のステージに向けたしっかりとした土台を築くことができます。この月をどう過ごすかで、その後の一年の流れが決まると言っても過言ではありません。
吉日だからといって油断しない
大安などの吉日を選んだからといって、それですべてが上手くいく保証はありません。吉日は、あなた自身の努力や心構えを後押ししてくれる追い風のようなものだからです。この追い風を最大限に活かすも殺すも、その日のあなたの行動次第です。
吉日に大事な用事を入れても、前日までに準備をしっかりと整え、当日は余裕を持って行動することが何より重要です。せっかくの吉日でも、準備不足で慌てふためいたり、イライラしながら過ごしていては、良い気は集まってきません。心にゆとりを持ち、穏やかな気持ちで一日を過ごすことが、吉日の効果を高めます。
また、吉日に決めたからと言って、それに依存しすぎないことも大切です。もし吉日にどうしても都合が悪くなった場合、無理に執着する必要はありません。あなた自身のコンディションが最も良い日が真の吉日です。風水の知恵はあくまでも道具であり、主体は常にあなた自身であることを忘れないでください。
運気について
日にち選びは、それぞれの運気と深く結びついています。ほんの少し意識するだけで、金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運といった、人生の様々な側面に良い影響を与えることができます。それぞれの運気を高める日にち選びのコツをご紹介します。
金運
金運アップを願うのであれば、まず注目すべきは「土用」の期間を外すことです。土用は季節の変わり目で、氣が停滞しやすい時期。新しい投資や大きな買い物は、この期間を避けるのが無難です。代わりに、財産や資産の見直し、整理整頓を行うのに適しています。
金運に強い影響を与える干支は「辰・戌・丑・未」です。これらの干支に当たる日、特にあなたの本命卦との相性が良ければ、新しい収入源を得る活動や貯蓄の計画を立て始めるのに最適です。また、満月の日は氣が満ちる時であり、収入面での実りを期待できるため、商談や契約を入れるのも良いでしょう。
金運を上げるには「貯める」だけでなく「流す」ことも必要です。吉日を選んで、社会貢献や人へのご褒美など、意味のあるお金の使い道を計画してみてください。そうすることで、お金の良い流れが生まれ、さらに大きな富が巡ってくるきっかけを作ることができます。
恋愛運
恋愛運を高めたい場合は、結婚や結びつきを象徴する「大安」や、干支の「午」の日がおすすめです。特に「午」の日は陽の気が強い日であり、積極的なアプローチや新しい出会いを求める行動に適しています。まずは交友関係を広げるイベントに参加する日程を、これらの日に設定してみてください。
既にパートナーがいる場合は、二人の生年月日から算出できる「相性の良い日」を選んで、特別なデートを計画しましょう。風水では、お互いの本命卦が調和する日は関係をより深めるチャンスです。また、三日月から満月に向かう期間は、氣が上昇し、恋愛運が高まると言われています。
恋愛における最大の注意点は、気の乱れやすい「節分」や、あなた自身の「誕生日月」に重大な決断を下さないことです。別れ話や深刻な議論は、お互いの氣が安定している日に改めて話し合う方が、良い結果につながりやすいでしょう。恋愛は冷静さと情熱のバランスが大切です。
家庭運
家庭の平和と繁栄を願うのであれば、家族全員の氣が調和する日を選ぶことが第一です。家族の誰かの本命卦と相反する凶日の引っ越しや、リフォームの着工は避けたいものです。可能であれば、家族全員の本命卦の吉方位が一致する日を選びましょう。
家庭運は、特に「土」の氣と深く関係しています。二十四節気の「土用」は家庭内の基盤を整えるのに適した期間です。この時期に家具の配置換えや大掃除、家庭菜園の手入れなどを行うことで、家の中の氣の流れをスムーズにし家族関係を安定させることができます。
家族の絆を深めるイベントは、なるべく満月に近い日に行うのが理想的です。満月は氣が満ち、団らんや収穫を表します。家族での食事会やお祝い事を満月の前後に計画することで、家庭内に温かく充実した氣が満ち、皆の心が一つにまとまりやすくなります。
仕事運
仕事運を上げるには、新しいプロジェクトや重要なプレゼンテーションの日取りを、活動と開始を表す「立春」や、勢いのある「寅」の日、「午」の日に設定するのが効果的です。これらの日は、物事を動かし始めるエネルギーに満ちており、仕事のスタートダッシュを力強く後押ししてくれます。
昇進や転職といったキャリアの転機は、あなたの本命卦の吉方位に向かって行動できる日に計画してください。また、新月は新しいことを始めるのに最適なタイミングです。新月の日に次のキャリア目標を立てたり、新しい職場への応募書類を送付したりするのも、風水的には理にかなった行動です。
仕事上の人間関係を良好に保つためには、「友引」の日を活用してみてください。友引は「引き分け」を意味するため、勝敗を決める取引には不向きですが、チームビルディングや上司・同僚との懇親会にはむしろ適しています。この日に人間関係を円滑にする努力をすることで、仕事環境全体の氣が改善されるでしょう。
健康運
健康運を考える上で特に重要なのは、気の変わり目である「節分」や「土用」の前後の過ごし方です。これらの時期は体調を崩しやすく、無理をすると長引く可能性があります。健康診断や手術など、体に負担のかかることを予定する場合はこれらの期間を避けるのが賢明です。
体のメンテナンスやデトックスには、新月や「水」の氣が強い干支の日(子・亥)がおすすめです。これらの日は、老廃物を排出する力が強まると言われています。プチ断食を始めたり、食生活の見直しを図るのに最適なタイミングです。体の中からきれいにする意識を持ちましょう。
精神的な健康を保つためには、あなた自身の「誕生日月」は特に大切に過ごしてください。この月はストレスを感じやすいため、十分な休息を取り、リラックスできる時間を意識的に作ることが必要です。自然の中で過ごしたり、瞑想をしたりするなど、心を落ち着ける活動を吉日を選んで行うと、より効果的です。

