「赤いキッチン」の風水と3つの注意点

赤いキッチンに憧れているけれど、風水的に大丈夫なのか気になっていませんか。情熱的で華やかな赤い色は、キッチン空間を一気に印象的にしてくれますが、風水の観点からは慎重に取り入れるべき色でもあります。

今回は、赤いキッチンの風水における重要なポイントと、気をつけるべき注意点について詳しくお伝えします。これを読めば、赤い色を上手に取り入れながら、運気を下げることなく理想のキッチンを実現できるでしょう。

「赤いキッチン」の風水

赤いキッチンを風水の視点から考える際に押さえておくべきポイントは次の3つです。

• 火の気が強まる色であること
• 陽のエネルギーを高める効果があること
• 水の気との相性に配慮が必要なこと

赤い色は風水において特別な意味を持つため、これらの特性を理解した上で取り入れることが運気アップの鍵となります。以下で詳しく見ていきましょう。

火の気が強まる色であること

赤色は風水の五行思想において火の気を象徴する代表的な色です。キッチンはもともと火を扱う場所なので、赤い色を使うことで火の気がさらに強くなります。

火の気が適度に高まると、活力や情熱が生まれ、家族の行動力が高まる効果が期待できます。料理へのモチベーションも上がり、家族のために美味しい食事を作りたいという気持ちが自然と湧いてくるでしょう。

ただし、火の気が強くなりすぎると、感情が高ぶりやすくなったり、イライラしやすくなったりする可能性があります。そのため、赤い色の分量や配置には注意が必要です。

陽のエネルギーを高める効果があること

赤色は陽の性質を持つ色として、空間全体のエネルギーレベルを引き上げる力があります。キッチンに赤を取り入れることで、家族の活気や積極性が増し、前向きな気持ちで日々を過ごせるようになります。

特に朝のキッチンで赤い色を目にすると、一日の始まりに元気をもらえるでしょう。目覚めがすっきりとして、やる気に満ちた状態で一日をスタートできます。

また、赤い色には人を引き寄せる力もあるため、家族が自然とキッチンに集まりやすくなります。コミュニケーションの場としてのキッチンの役割が高まり、家族の絆も深まっていくはずです。

水の気との相性に配慮が必要なこと

キッチンには火の気を持つコンロだけでなく、水の気を持つシンクも存在します。風水の五行では火と水は相克の関係にあり、お互いのエネルギーを打ち消し合う性質があります。

赤いキッチンでは火の気が強まるため、水の気とのバランスを意識的に整える必要があります。シンク周りには青や白などの水の気を持つ色を配置することで、調和を保つことができます。

また、赤い色を全面に使うのではなく、ワンポイントとして取り入れることも有効です。キッチン家電や小物に赤を使い、全体のバランスを取ることで、火と水の気が調和した空間を作れます。

「赤いキッチン」に関する3つの注意点

赤いキッチンを取り入れる際に風水の観点から気をつけるべき注意点は次の3つです。

• 赤の使いすぎによる気の乱れ
• シンク周りへの赤の配置
• 北側キッチンでの赤の使用

これらのポイントに注意することで、赤いキッチンの良い面を引き出しながら、運気を下げるリスクを避けられます。以下で詳しく見ていきましょう。

赤の使いすぎによる気の乱れ

赤い色を使いすぎると、火の気が過剰になり、家庭内の雰囲気が落ち着かなくなってしまいます。家族がイライラしやすくなったり、些細なことで口論になったりする可能性が高まります。

風水では、どんなに良い色でも使いすぎは禁物とされています。赤い色は特にエネルギーが強いため、キッチン全体の30パーセント以下に抑えるのが理想的です。

赤をアクセントカラーとして活用し、白やベージュなどの中性色と組み合わせることをおすすめします。こうすることで、赤の持つ良いエネルギーを取り入れつつ、バランスの取れた空間を実現できます。

シンク周りへの赤の配置

シンクは水の気が集まる場所なので、ここに赤い色を多く使うと火と水が衝突してしまいます。この状態は風水では水火相克と呼ばれ、金運や健康運を損なう原因となります。

シンク周りには、水の気と相性の良い青や白、グレーなどの色を使うようにしましょう。シンクマットやスポンジ、洗剤ボトルなどの小物類も、赤以外の色を選ぶことが望ましいです。

どうしても赤を取り入れたい場合は、シンクから離れたコンロ側や吊り戸棚に限定するのが賢明です。空間を区切って色を配置することで、火と水の気の衝突を避けられます。

北側キッチンでの赤の使用

北は風水において水の気が強い方位とされているため、北側にあるキッチンで赤を多用すると運気のバランスが崩れやすくなります。水の気と火の気が対立し、家族の健康や金運に悪影響を及ぼす可能性があります。

北側のキッチンでは、赤の使用をできるだけ控えめにして、温かみのあるベージュやアイボリー、ピンクベージュなどの色を中心に据えましょう。これらの色は土の気を持ち、火と水の橋渡しをしてくれます。

もし赤を取り入れたいなら、小さな花瓶やキャニスターなど、ごく小さな面積に留めることをおすすめします。こうすることで、赤の持つ活力を少しだけ取り入れつつ、北の水の気を損なわずに済みます。

運気について

赤いキッチンは適切に取り入れることで、さまざまな運気を高める効果が期待できます。特に金運、恋愛運、家庭運、仕事運、健康運の5つの運気において、赤の持つパワーを活かした工夫を取り入れることで、より充実した毎日を送れるでしょう。

金運

赤い色には財を引き寄せる力があるとされていますが、キッチンで金運を高めるには配置場所が重要です。赤いキッチン家電や小物を西側や南西側に置くことで、金運アップの効果が高まります。

特に赤いケトルや赤い鍋敷きなどを西側に配置すると、お金の巡りが良くなります。また、キッチンを常に清潔に保ち、不要なものを溜め込まないことも金運を維持する秘訣です。

赤と金色を組み合わせると、さらに金運を強化できます。赤いキッチンタイマーに金色のシールを貼ったり、赤と金のデザインの小物を飾ったりすることで、豊かさのエネルギーが循環しやすくなります。

恋愛運

赤い色は情熱や愛情を象徴するため、キッチンに取り入れることで恋愛運や夫婦関係の運気を高められます。南東の方角に赤いアイテムを置くと、良縁を引き寄せたり、パートナーとの絆を深めたりする効果が期待できます。

キッチンで一緒に料理をする機会が増えると、自然と会話も弾み、関係性が深まっていきます。赤いエプロンやキッチンクロスを使うことで、料理の時間がより楽しく、愛情のこもったものになるでしょう。

また、赤いキッチンでハート型のクッキーを焼いたり、愛情を込めた料理を作ったりすることで、恋愛運がさらに高まります。食事を通じて愛を表現することは、風水においても非常に効果的な方法です。

家庭運

赤いキッチンは家族が集まる場所としての機能を高め、家庭運を向上させます。赤い色が持つ温かみと活気が、家族の絆を強くし、コミュニケーションを活発にしてくれます。

ダイニングテーブルに赤いランチョンマットを敷いたり、赤い花を飾ったりすることで、食事の時間が家族の大切な団らんの場になります。毎日の食卓を囲む時間が、家族の結びつきを深めていくでしょう。

また、キッチンに家族の写真を飾り、その近くに赤い小物を置くことで、家族の絆がより一層強まります。赤いフォトフレームを使うのも良いアイデアです。

仕事運

赤い色が持つ行動力と情熱のエネルギーは、仕事運の向上にも効果的です。特に朝食を作るキッチンに赤を取り入れることで、一日の始まりに活力を得られ、仕事への意欲が高まります。

北東の方角に赤いアイテムを配置すると、新しいチャンスや仕事の機会を引き寄せやすくなります。赤いコーヒーメーカーやマグカップを北東側に置いて、朝のコーヒータイムを習慣にすると良いでしょう。

また、キッチンで栄養バランスの取れた食事を作ることは、集中力や判断力を高め、仕事のパフォーマンス向上につながります。赤いキッチンでエネルギー溢れる料理を作り、仕事運を味方につけましょう。

健康運

赤い色には血行を促進し、体を温める効果があるとされており、健康運を高めるのに役立ちます。キッチンで温かい料理や栄養価の高い食事を作ることで、家族全員の健康を守れます。

ただし、火の気が強すぎると高血圧や炎症などの問題を引き起こす可能性があるため、緑色の観葉植物を置いてバランスを取りましょう。緑は木の気を持ち、火の気を適度に抑えてくれます。

また、赤いキッチンで発酵食品や旬の食材を使った料理を作ることで、免疫力が高まり、病気になりにくい体を作れます。食材選びにも気を配り、健康的な食生活を心がけることが運気アップの基本です。