「納骨しない」の風水と3つの注意点

大切な方を亡くされた後、遺骨の納め方に悩まれていることはありませんか。最近では様々な事情から納骨を行わない選択をする方も増えています。そのような決断をされたあなたの気持ちに、深く寄り添いたいと思います。

今回は、遺骨を手元に置くという選択をした場合の風水的な考え方と、気を付けたいポイントについて詳しくご紹介します。自宅で遺骨と共に過ごす際の環境づくりや、運気との関わりについて理解を深めることで、より心安らかな日々を送るためのヒントが見つかるはずです。最後までぜひご覧ください。

「納骨しない」の風水

遺骨を手元に置く場合、風水的には「気」の循環とバランスが特に重要になります。遺骨は故人の強いエネルギーが宿っているため、適切に扱うことで良い気を引き寄せ、逆に不適切な扱いでは停滞した気を生む可能性があります。特に意識したいポイントは次の3つです

  • 安置場所の選定
  • 清潔さの維持
  • 向きと配置の考慮

これらのポイントを正しく理解し実践することで、遺骨が持つエネルギーを前向きな力に変えていくことができます。以下で詳しく見ていきましょう。

安置場所の選定

遺骨を安置する場所は、家の中心から見て落ち着ける方位を選ぶことが基本です。特に北東の方角は鬼門と呼ばれ、遺骨を安置するには不向きとされています。代わりに、西や北西の方角が精神的安定をもたらすと言われています。

リビングや寝室など、家族が日常的に過ごす空間に安置する場合は、直射日光の当たらない静かなコーナーを選びましょう。遺骨が持つ強い気と日常の気が調和するよう、適度な距離感を保つことが大切です。人が頻繁に通る廊下やドア付近は避けるのが無難です。

また、床から直接安置するのではなく、適度な高さの棚や台の上に置くことをお勧めします。これにより気の流れが淀まず、故人のエネルギーが家中に良い影響を与えやすくなります。安置場所は定期的に変更せず、一度決めたら安定させておくことが肝心です。

清潔さの維持

遺骨とその周辺を清潔に保つことは、風水的に最も重要な要素の一つです。ほこりや汚れが溜まっていると、気の流れが滞り、ネガティブなエネルギーを引き寄せる原因になります。毎日ではなくとも、定期的な清掃を心がけましょう。

骨壺そのものも、柔らかい布で丁寧に拭くことをお勧めします。この時、強い洗剤を使う必要はありません。水で湿らせた布で優しく拭き取るだけで、十分な清潔さを保てます。遺骨を扱う際は、感謝の気持ちを持って接することが何より重要です。

安置スペースの周りには、生花や観葉植物を置くのも良い方法です。植物は空気を浄化し、新鮮な気を循環させる効果があります。ただし枯れた花や葉はすぐに取り除き、常に生き生きとした状態を保つようにしてください。

向きと配置の考慮

骨壺の向きにも気を配ることで、より良い気の流れを作り出せます。基本的には、家の中心に向けて安置するのが良いとされています。これにより、故人のエネルギーが家全体に行き渡り、家族を守ってくれると考えられるからです。

複数の遺骨を安置する場合、それぞれの骨壺が重ならないように配置しましょう。積み重ねると気の流れが阻害され、エネルギーの停滞を招く恐れがあります。横に並べる場合も、適度な間隔を空けることが重要です。

遺骨の傍らには、故人が愛用していた品や写真を飾ることも効果的です。ただし、たくさんの物で囲み過ぎないよう注意が必要です。すっきりと整理された空間こそ、良い気を呼び込む土台となります。最小限のアイテムで最大限の敬意を示すことを心がけてください。

「納骨しない」に関する3つの注意点

遺骨を手元に置くことには、風水的にいくつかの注意点も存在します。これらのポイントを理解しておくことで、思いがけない運気の低下を防ぎ、故人とのより良い関係を築くことができます。特に気を付けたい注意点は次の3つです。

  • 気の停滞を防ぐ
  • 感情的な執着のバランス
  • 家族の気の乱れへの配慮

これらの注意点は、日常生活の中でうっかり見落としがちな部分です。しっかりと理解して、心安らかな環境を維持しましょう。以下で詳しく見ていきましょう。

気の停滞を防ぐ

遺骨を安置した空間の気が停滞すると、家全体の運気にも影響を与える可能性があります。特に空気の流れが少ない場所や、日当たりの悪い部屋に安置している場合は注意が必要です。定期的な換気を心がけ、新鮮な空気を取り入れましょう。

遺骨の周辺に物を置き過ぎないことも、気の停滞を防ぐ重要なポイントです。必要なものだけを置き、すっきりとした空間を保つことで、気の流れがスムーズになります。月に一度は安置スペースを見直し、不要な物がないか確認する習慣をつけると良いでしょう。

もしも部屋の中に湿気やカビが発生している場合は、すぐにでも対処してください。湿気は悪い気を留めやすく、健康運にも影響を及ぼす可能性があります。除湿器を活用するなどして、適切な湿度を保つことが肝要です。

感情的な執着のバランス

遺骨を手元に置くことで、故人への執着が強くなりすぎる場合があります。風水的には、過度な執着は気の流れを停滞させ、新しい運気の流入を妨げると考えられています。故人を偲びつつも、現在の生活を前向きに送るバランスが求められます。

毎日遺骨に向き合う時間を決めておくことで、感情のコントロールがしやすくなります。朝の短い時間にお線香をあげるなど、一定のリズムを作ることが重要です。四六時中遺骨の前で過ごすことは、あなた自身の気のエネルギーを消耗する原因になります。

時には遺骨から離れて外出することも、健全な気の循環には必要です。家にばかりこもらず、外の新鮮な気を取り入れることで、心身ともにリフレッシュできます。故人も、あなたが生き生きと過ごすことを望んでいるはずです。

家族の気の乱れへの配慮

家族の中には、遺骨を身近に置くことに抵抗を感じる方がいるかもしれません。そのような場合、無理強いせず、それぞれの気持ちを尊重することが重要です。風水的には、家族の気のバランスが乱れると、家全体の運気に悪影響を及ぼす可能性があります。

定期的に家族会議を開き、遺骨の安置方法について話し合う機会を持ちましょう。全員が納得できる安置場所や方法を見つけることで、家族全体の気の調和が保たれます。意見の相違がある場合は、妥協点を探る姿勢が不可欠です。

もし特定の家族成員が強い不安を感じているなら、その方の寝室から遠い場所に安置するなどの配慮が必要です。家族全員が心安らかに過ごせる環境づくりこそ、最も重要な風水の実践と言えるでしょう。

運気について

遺骨を手元に安置する方法を正しく実践することで、様々な運気に良い影響を与えることができます。故人の持つエネルギーと適切に向き合うことで、金運や健康運など、生活の質を高める運気を向上させることが可能です。それぞれの運気との関わり方を理解しておきましょう。

金運

遺骨を清潔で整理された状態で安置すると、金運アップに繋がると言われています。特に西の方角に安置することで、財運を呼び込む効果が期待できます。ただし、遺骨のすぐ近くに貴金属や現金を置くことは避けましょう。

骨壺を置く台や敷物は、質素で清潔なものを選ぶことが重要です。派手な装飾や高価な素材である必要はなく、むしろシンプルなものの方が金運には良い影響を与えます。月に一度、安置スペース全体をきれいに掃除することで、気の流れが改善されます。

経済的な不安を感じた時は、遺骨の前で静かに過ごす時間を作ってみてください。故人のエネルギーが、あなたの金運を安定させる手助けをしてくれるでしょう。ただし、直接的な経済的利益を求めるのではなく、あくまでも精神的な安定を優先することがポイントです。

恋愛運

遺骨を西南の方角に安置することで、恋愛運を高める効果が期待できます。西南は八卦では坤を表し、愛情や人間関係を司る方位だからです。ただし、遺骨のすぐ近くに恋愛に関する品を置くことは避けましょう。

遺骨の傍らにピンク色の花を飾ることで、柔らかな気を呼び込むことができます。生花が難しい場合は、ピンク系の小さな置物でも効果的です。この時、花が枯れたらすぐに新しいものと交換することを忘れないでください。

新しい出会いを求める場合、遺骨の前で故人に報告してみるのも良い方法です。心を開いて語りかけることで、前向きな気持ちが生まれ、自然と良い人間関係を引き寄せやすくなります。ただし、過度な期待はせず、あくまでも自然な流れを尊重することが大切です。

家庭運

遺骨を東の方角に安置することで、家族の絆を強める効果が期待できます。東は家族関係を司る方位であり、ここに遺骨を置くことで家庭内の調和が促進されます。家族全員が集まるリビングなどに安置するのが理想的です。

定期的に家族全員で遺骨の前で過ごす時間を作ることで、家庭運がさらに高まります。特に週末の朝など、穏やかな時間帯を選ぶと良いでしょう。この時、故人の思い出を語り合うことで、家族の気の流れがよりスムーズになります。

家族間にわだかまりがある場合、遺骨の前で静かに向き合う時間を持つことをお勧めします。故人のエネルギーが、お互いの理解を深める手助けをしてくれるでしょう。ただし、無理強いせず、自然な流れで行うことが重要です。

仕事運

北東の方角は仕事運を司る方位ですが、遺骨を安置するには適しません。代わりに、書斎や仕事部屋がある場合は、その部屋の北西コーナーに安置することをお勧めします。これにより、仕事上の判断力が高まり、キャリアアップに繋がる可能性があります。

仕事に関する書類やパソコンを遺骨のすぐ近くに置くことは避けましょう。故人の気と仕事の気が混ざり合うことで、かえって集中力が散漫になる恐れがあります。適度な距離を保ちつつ、同じ部屋に安置するのがベストです。

重要な決断を迫られた時は、遺骨の前で静かに考える時間を持ってみてください。故人の知恵が、あなたの直観を研ぎ澄まし、最適な判断を下す手助けをしてくれるでしょう。ただし、最終的な決断は自分自身で行うことが重要です。

健康運

遺骨を清潔で風通しの良い場所に安置することで、健康運を高めることができます。特に部屋の中央から見て東南の方角が理想的です。この方位は健康を司り、新鮮な気を循環させる効果があるからです。

遺骨の傍らに緑の観葉植物を置くことで、空気清浄効果とともに健康運をさらに高められます。植物の生命力が、あなたの健康をサポートしてくれるでしょう。ただし、枯れた葉や花はすぐに取り除き、植物自体も元気な状態を保つことが条件です。

体調が優れない時は、遺骨の前で深呼吸する時間を作ってみてください。故人の落ち着いたエネルギーが、あなたの気の流れを整え、自然治癒力を高める手助けをしてくれるでしょう。ただし、重度の症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

「納骨しない」の風水アイテム

「納骨しない」の風水と親和性の高いアイテムはアベンチュリンのネックレスです。

アベンチュリンのネックレスは、対人ストレスを緩和し調和を促すと言われています。というのも、植物が光合成で空気を清めるように、周囲のトゲトゲした空気を浄化し、平和な雰囲気にするからです。

アベンチュリンのネックレスを職場や集まりで着用し、和やかなムードメーカーになることを目指してみましょう。きっと衝突や対立が減り、協力的な関係を築けるはずです。

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